略歴
(株)ファミリーツリー代表。元妻はシンガーソングライターの榊いずみ(旧名:橘いずみ)。
1990年代より俳優としての活動開始。
映画「VERSUS -ヴァーサス-」にて主人公の宿敵を演じる。
「特命戦隊ゴーバスターズ」で特命部の司令官・黒木タケシ役として広く知られるが、ドラマや映画では悪役・犯人役が多く、特に粗暴なヤクザ者、DV野郎の役が多い。
映画監督としても知られ、「誘拐ラプソディー」で2010年度の日本映画批評家大賞の新人監督賞を受賞。
近作では、遠藤憲一が四肢を失った元ヤクザ役で主演した話題作「木屋町DARUMA」などでメガホンを取っている。
過激ゆえに公開が見送られた「木屋町DARUMA」のほか、男の生き様を描いた「アリーキャット」、そして「捨てがたき人々」などの成人映画と多岐にわたって活動していた。
下劣な性加害
2022年3月、性暴力を扱った映画「蜜月」の公開直前、ワークシート等で知り合った複数の女優に対し、監督作品への出演をチラつかせ、レイプまがいの強引なやり口で肉体関係を結んでいたことを週刊文春に暴露され、同日「蜜月」の公開中止&延期が発表された。
記事の中では「殺すぞ」と直接脅すなど事実であれば刑法上の強姦罪が適用しうる行為の記述があり、LINE上で行われたセクハラ行為のトーク履歴も流出した。卑猥な行動を要求するトーク履歴の中でも、自らの陰部の写真と共に送りつけた「しゃぶれ」という下劣極まりない文句は見た者を激しく嫌悪させ、それを送りつけた際のプロフィール画像が自身の娘だったこともあり大炎上。上記のとおりクズ役が多かったわいせつ太郎だが、まさに正真正銘のクズだったとのコメントが相次いだ。
映画監督としての成功以降、女優に対し常習的に枕営業を要求していたらしく、中には「例の報道以降、20人以上が被害を訴えた」「女癖がひどく業界関係者の一部に距離を置かれていた」といった証言もあった。これにより、「蜜月」の脚本家および撮影監督は彼がしたとされる行動への憤りから、彼に対するメディアの告発に協力的な態度をとっている。
その結果、「蜜月」に続いて「ハザードランプ」の公開も中止が決定され、榊が所属していたファミリーツリーと業務提携していたRuby・sueが業務提携を解消する事態となった。
妻の榊いずみとも離婚が成立した。
同時期に同じ映画監督の園子温や、コイツの「盟友」とされる俳優の木下ほうかの性加害が暴露され、更に非難が殺到した。
一連の騒動の直後姿を消していたが、同年12月よりInstagramの投稿が再開され、翌2023年には"再始動"として自主映画の制作を目論んでおり、ワークショップを開催したと報道された。
曰く、「榊シンイチ」名義で活動を再開するとのこと。
なお、件のワークショップにおいて参加していた女性が打ち上げに来れないと知ると、肩を落としてあからさまに残念がっていたらしい。
そして2024年2月20日に準強姦容疑で警視庁に遂に逮捕された。
自宅から性加害の一部始終を撮影したデータが大量に発見されたものの、取り調べでは一貫して「冤罪です」「黙秘します」と繰り返しており、未だに反省、謝罪は一切していない。