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『やめなさい 愚かな児等よ』

『私はただ この星を守りたいだけだ』


『死して 賢者となりなさい』


プロフィール編集

等級特級呪霊
発生源
嗜好・興味美味しい空気
嫌いなもの人間
生得術式植物の生成と操作(名称不明)
領域展開朶頤光海
CV田中敦子
演(舞台)南誉士広

概要編集

人が森を畏怖する感情から生まれた未登録の特級呪霊

「地球は人間のいない“時間”を欲している」という主張のもと、森・空・海を守るために地球上からの人類の絶滅を目指す。

志を同じくする漏瑚真人陀艮特級呪霊達と共に、偽夏油との協力体制をとっている。


容姿編集

全体的な風貌は筋骨隆々な体格。白い肌に黒い紋様が枝葉のように走っている。

頭部は鉄兜頭蓋骨を合わせたような様相で、本来眼球があるべき穴からは角のように2本の枝が伸びている。

後述するように普段は左腕全体を布で覆っている。左肩には怪しげな花が咲いており、左腕は右腕と色が反転している。


性格編集

性格は温厚で物腰も柔らか。思考や言語も基本的に丁寧語。作者曰く「呪いの中で一番優しい」。

本能的に人間を害する存在である呪霊ながら、「優しい人間がいる事は植物達も知っている」と語るなど、他の特級呪霊と比べてもかなり思慮深い。人間を滅ぼす事を目指すのは、純粋に地球の未来を案じてのこと。


独自の言語を持っており、人間はもちろん同じ呪霊の漏瑚たちも花御の言葉を聞き取ることはできない。しかし言葉の意味は理解することができる。頭に直接思考が流れ込んでくるようなその感覚は、漏瑚や伏黒恵曰く「気持ち悪い」らしい。


戦闘能力編集

特級に分類されるだけあって非常に強力であり、並の呪術師では歯が立たない。

左腕を封じた隻腕の状態でさえ、後述する術式を併用した単純な近接格闘で相手を圧倒する。


そもそも全身がシンプルに硬く、普通の呪術や呪具では傷一つ付けられない。作者曰く「花御は超タフ」で、虎杖悠仁黒閃5発と東堂葵の呪力を乗せた「游雲」の一撃を弱点に喰らっても戦闘を続行できた。漏瑚ならまず死んでいたとのこと。


頭部の2本の枝は他と比べて脆く、連続で畳みかけるか狙って重い一撃を食らわせれば破損させられる。しかしすぐに再生するため、半端な攻撃ではやはり決定打になりえない。


術式編集

植物の操作(名称不明)

無題

樹木を初めとした植物を具現化させ、自在に操作する術式。

その場にある植物に呪力を流して操るものと、自身の呪力で樹木を具現化・顕現させているものを自由に使い分けることができる。勿論、呪力で具現化させたものは出し入れ自由自在。

その気になれば辺り一面を覆い尽くし何十mもの高さのある木を一瞬で出現させられるが、伸ばす距離と本数を増やすのに比例して速度と精度は低下していく。

遠距離攻撃が多いが攻撃は物理主体。気配を消すのも上手く、領域展開も習得している。


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  • 木の鞠

鞠状の木を生成する。鞠からは木の棘が飛び出て攻撃するほか、鞠に乗ることで滞空することもできる。


  • 花畑

自分、もしくは射出した植物の周囲に花畑を展開する。この花畑にあてられると戦意が削がれ気が緩む。

自力での解除も容易で催眠としての効果は薄いが、戦闘中に使えば隙を作ることができる。

領域解除直後で無下限呪術によるオートガードを展開できない状況で、不意打ち且つ一瞬とはいえ、あの五条悟にもしっかり効果を発揮した稀有な呪術


  • 呪いの種子

呪力を餌に成長する種子を敵に撃ち込む。呪力を使えば使うほど肉体(からだ)に強く根を張る。

呪力による防御が逆効果となるため、生身のままで防御する必要がある。


  • 供花

地面に掌を当てることによって、周囲の植物の生命を吸い取り呪力へと変換する。

生成した呪力は左肩の花から放出され、攻撃に利用できるが、花御自身に還元することはできない。

普段は左腕ごと全体を布で覆っており、「出来る事なら使いたくはなかった」と語っている。東堂曰く「とんでもない呪力出力」(植物の命をかけた縛りと考えればその恐ろしさがわかる)



領域展開編集

朶頤光海(だいこうかい)

呪術廻戦  花御

花御の奥の手。虎杖・東堂との戦いで上記の「供花」と共に発動しようとしたが、その瞬間に五条が現れたため発動には至らず、名称自体もファンブックにて判明した。

そして本編で退場してしまったため、領域を拝む機会が消失してしまった…と思いきや、スマホアプリ『呪術廻戦ファントムパレード』にて遂に領域展開が映像化された。


澄み渡った青空の下、一面に色とりどりのお花畑が広がっており、そこに点々と螺旋状に伸びた木がそびえ立っている。


動向編集

偽夏油や他の自然呪霊同様に作中序盤から登場。


漏瑚五条悟に挑むも敗北し、トドメを刺される寸前まで追い込まれた際には彼を救い出すべく乱入。

上記の花畑により五条に一瞬の隙をつくり、漏瑚を間一髪で救出した(現代最強の術師である五条がいる戦場に味方の救出の為とはいえ単身で向かうのは自殺行為に等しいが、仲間を大切に思うが故の行動だろう)。


呪術高専東京校で行われた姉妹校交流戦でも登場。協力者の呪詛師五条のみの侵入を拒むを降ろさせ、高専を襲撃。本来の目的である特級呪物の回収を真人に任せ、自身は表舞台で狗巻棘禪院真希伏黒恵加茂憲紀と言った腕のある術師達を歯牙にもかけず次々と撃破し暴れまわる。

その後参戦した虎杖悠仁東堂葵コンビとの戦闘では、彼らの抜群の連携によって劣勢となるものの、特級呪霊としての持ち前の耐久力と戦闘技術で虎杖の連続黒閃や東堂の単純(シンプル)故に厄介な不義遊戯による変則的な攻撃にも対応してみせ、ケリをつけるべく領域を展開……することはできず、帳が上がり、上空から現れた五条の「虚式『茈』」によって(直撃は避けたが)半身を抉られる重傷を負い、撤退を余儀なくされる。


渋谷事変においては偽夏油の五条封印作戦のため、脹相、漏瑚と共に五条と対峙。領域展延を用いて最初は善戦するも、五条との力の差は大きく、不用意に展延を解いたことで弱点である顔の枝を思い切りぶっこ抜かれて致命的なダメージを負い、そのまま無下限呪術で圧砕されて敗死。自然呪霊の中では最初の脱落者となった。




余談編集

  • 高専の分析によると、呪霊の中でも限りなく精霊に近い存在らしい。これとかだろうか
  • 特徴的な言語は、アニメでは「逆再生するとちゃんと聞こえる」という表現をされている。
  • 五条から雑草呼ばわりされた為、花御のことを「雑草」の愛称?で呼ぶファンもいる。
  • アニメで担当声優が女性であることに多くの視聴者が驚いた。ちなみに花御を演じた田中敦子氏がキャスティングされた理由は原作者から「凛として強い女性の声」と要望があったからとのこと。
  • 呪霊は例外なく男性的な姿になるようで、祈本里香が女性であるにもかかわらず呪霊となった姿は男性的だった為、花御も実は女性なのかもしれないが真相は不明である。
    • アニメでは「あら、一人ですか?」と花御語で言うシーンがあるのでよりその可能性が高まった。

関連イラスト編集

【呪術廻戦】花御さん『真人、私は今、戦いを楽しんでいます』


関連タグ編集

呪術廻戦 特級呪霊 呪霊組

漏瑚 真人 陀艮 脹相 偽夏油

憎めない悪役 木属性

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