概要
『呪術廻戦』に登場する呪いの宿った武具。
その効果によって呪術師同様等級が定められている。
当初は単に呪いが込められた武器という情報以外不明だったが、呪術師が使い込む事で呪具化したり、組屋鞣造の様に呪具の製作を得意とする呪詛師が登場した。
特級呪術師の選定基準が、単独で国家転覆が可能な存在だと判明したが、特級呪具の選定基準は明かされていない。
呪具一覧
- 屠坐魔(とざま)
刀身に穴が二つ空いている短刀。元は禪院真希の所持物だったが、五条悟が虎杖悠仁に又貸しした。
尚、少年院の任務中に壊れたため、真希の元には返ってこなかった。
- 竜骨(りゅうこつ)
「葦を啣む」にて真希が使用した呪具。組屋の工房からくすねたもの。
受けた衝撃と呪力を蓄積し、使い手の意図に応じて噴出する効果を持つ。
- 黒縄(こくじょう)
ミゲルが所持していた特級相当の呪具。
一本を編み込むのにミゲルの母国の術師が数十年を掛けるという、非常に希少かつ強力な逸品でまさに神具とも言える。
あらゆる術式効果を乱して相殺する能力を持ち、百鬼夜行では五条の無下限呪術を貫通して傷を負わせた。なお、この戦いで所持していた黒縄は全て消滅しており、母国のアフリカにも残っていない模様。
- 游雲(ゆううん)
三節棍の特級呪具。作中で最も使用者が多い呪具。
登場する特級呪具では珍しく術式効果が付与されていないが、代わりに圧倒的な破壊力を誇る。
売ると5億円は下らない代物。
- 天逆鉾(あまのさかほこ)
十手に似た特徴的な形をした短刀の特級呪具。
刃に触れた発動中の術式を強制解除させる効果を持つ。
懐玉・玉折にて伏黒甚爾が使用し、五条の無下限呪術を貫き、全身を滅多刺しにして致命傷を負わせた。その後、天逆鉾は五条が海外にて破壊か封印したとのこと。
- 万里ノ鎖(ばんりのくさり)
鎖の特級呪具。
一方の末端を観測されなければ際限なく伸び続ける。甚爾は片方を呪庫呪霊に飲ませたままにすることで条件を満たした。もう一方の末端にはフックが付いており、天逆鉾を取り付けて使用していた。
- 釈魂刀(しゃっこんとう)
刀型の呪具。等級不明。あらゆる物の硬度を無視し、魂を切り裂くことが可能。ただしその効果を十二分に発揮するためには無生物の魂すら観測する目が必要となるため、作中では実質的にフィジカルギフテッド専用呪具となっている。
甚爾が愛用しており、後に禪院真依が術式で生成した同性能のレプリカを真希が使用している。
ちなみに作者曰く、価格は5億円。
- 退魔の剣(たいまのつるぎ)
魔虚羅が右腕に装備している呪具。対呪霊用に特化した剣。
反転術式と同じ正のエネルギーを纏っており、呪霊を一撃で消し飛ばす威力を誇る。魔虚羅自身の術式効果でさらに威力の上乗せがされるほか、通常通り負の呪力も付与出来る。
作中で明言こそされていないいもの、公式FBではその性能から特級呪具に匹敵する神具という扱い。
- 爛生刀
黒沐死の刀。
- 神武解(かむとけ)
生前の宿儺が所持していた特級相当の呪具。
宿儺の死後の行方は不明だが、万が「絶命の縛り」を対価にレプリカを構築した。前述の釈魂刀のレプリカ同様にオリジナルと性能に差異はなく、宿儺も「懐かしいな」と溢している。
雷撃を放つ術式効果を持ち、攻撃が雷な為、回避は不可能な上に鹿紫雲一のような呪力特性がない限り、防御することは出来ない。
- 飛天(ひてん)
生前の宿儺が所持していた呪具。形状は槍型。
宿儺の死後の行方は不明(本編では名前と形状のみ登場している)。
前述の『神武解』と『飛天』を駆使して天使を含む宿儺の討伐隊を殲滅・退けている。
名前の判明していない呪具
- 釘崎の釘・金槌
釘崎野薔薇が術式で使用している釘・金槌・藁人形3点セットの内の2つ。
作中では触れられていないが、公式ファンブックにて呪具であることが判明している。
- 真希の眼鏡
呪いが見えるようになる眼鏡。
- 真希の太刀
作中で真希が多く使用している武器。どう見ても薙刀だが、公式で太刀として扱われている。
- 七海の鉈
七海建人の主要武器。布に覆われている。
一見なまくらだが、問題なく呪霊を叩き切ることが可能。
七海の死後、彼の術式である十劃呪法が付与され、猪野琢真がメインウエポンとして引き継いでいる。
- 西宮の箒
西宮桃が術式で飛行するために使用する専用呪具。
- 真依の銃
真依が主要武器にしているリボルバー銃。弾丸はゴム弾から実弾等用途によって使い分けている。
狙撃銃も使用していることからそちらも呪具である可能性が高い。
- 三輪の刀
三輪霞が所持している愛刀。呪具使いである真希曰く「いい刀だ」とのこと。
なお、交流会の最中に真希に奪われており、その後諸事情により折れた状態で返ってきた。
- 楽巌寺のエレキギター
楽巌寺嘉伸の主要武器。術式によって、彼自身をアンプにして奏でた旋律を呪力として撃ち出している。
- 重面の剣
重面春太の剣。柄が人の手になっている。
非力な所有者の握力を補うように柄の方から握り返す他、手元から離れても柄が跳ね回って移動・攻撃の自律行動が可能。刃を付け替えればそれが呪具化するなど多機能。
乙骨憂太が使用している刀。基本的に乙骨の呪力を込める武器として使用される。
百鬼夜行で1度折れており、2本目も死滅回游で折られている。
他にもスペアや様々な呪具を携帯している模様。
- 凰輪(ガルダ)
九十九由基が使用する呪具化した式神。九十九以外で唯一、九十九の術式、星の怒り(ボンバイエ)の対象。
- 虎杖の小手
宿儺との決戦時に装着していた虎杖悠仁の小手。
- 液体金属
明言されてないが、術式の性質から呪具と変わりないので記載。万は特殊な呪具を除き、大抵な物を作り出せる構築術式の使い手だが、真依同様に燃費が最悪だった為、一度作れば呪力を流すだけで自在に操作可能なので、この液体金属は重宝されている。