「ボチボチ俺も 一級術師になっちゃうぞ」
プロフィール
概要
ニット帽を被った若い男性。術式の関係で、戦闘時には深く被りマスクのようにする。
先輩である七海建人のことを非常に慕っており、腕時計をおさがりで貰えないかと狙っている。
1級呪術師になることを目標としているが、そのための推薦は七海から受けると決めている。
一年前の前日譚である『東京都立呪術高等専門学校』にも、夏油傑の「百鬼夜行」に対抗すべく夜蛾正道が召集した呪術師の中の一人として、一コマだけ登場している。劇場版『呪術廻戦0』では新宿にて夏油の放った呪霊と交戦したが、七海が京都に回った為にいいところを見せられず露骨にやる気が無い様子で面倒臭がっていた。
戦闘力は七海に「君の術式なら準1級くらいすぐなれます」と言われる程だが、本人はあくまで七海の推薦にこだわっているため、2級に留まっている。
渋谷事変にてオガミ婆が降ろした伏黒甚爾と戦闘した際には流石に歯が立たず(それでも動きを目で追えている辺り流石準1級相当だが)瞬殺されてしまうも、その後家入硝子の治療により一命をとりとめている。
術式
来訪瑞獣(らいほうずいじゅう)
顔を隠し自らが霊媒となることで4種の架空の瑞獣(霊獣)を能力を使用する降霊術。猪野の場合はニット帽をマスクのように被ることで顔を隠している(視界を確保するために、丁度両目の位置に穴を空けている)。そのため、被っているニット帽を奪われると術式が強制的に解除されてしまう。
- 獬豸(カイチ)
追尾する中距離ホーミング弾。ドリルのような形状をしており、対象の腕くらいなら抉り飛ばせる。『呪術廻戦0』では体長10m以上はある大型の呪霊を一撃で粉砕していた。
- 霊亀(レイキ)
呪力の水を体に纏う。防御に使えるほか、足に纏えば滑るような高速移動が可能。
- 麒麟(キリン)
脳内麻薬で痛覚をオフにする。使った後はしばらく動けない。
- 竜(リュウ)
目にして生きのびた者はいない…らしい(本人談)。
そして257話にて初登場。
恐らく竜型の式神らしきものを相手にぶつけるシンプルな高火力技だと思われる。
ネタバレ注意!
単行本未掲載の内容を含みます!
渋谷事変の後はしばらく登場しなかったが、222話にて再び登場。五条悟に「七海のことで話がある」と言い、右目を失った状態で現れた(右目はオガミ婆が降した甚爾によって潰されたと思われる)。その話の内容は不明。
その後、245話にて日車寛見によって死刑を宣告され、呪具「神解」を没収された両面宿儺の前に日下部篤也、脹相と共に打って出る。
この時、1級術師の日下部や特級に相当する呪物の受肉体である脹相と並んで出陣していたことから、彼も1級に匹敵する実力者として数えられていることがわかる。なお参戦時に右目が開いていたため、渋谷事変での損傷は無事回復していた……と思われたがミスだったのか、その後の戦いでは再び右目を閉じている。
ちなみにその時、七海の形見である十劃呪法を宿した鉈型の呪具を用いて戦っていた。
また、宿儺の不完全な伏魔御廚子を簡易領域で耐え凌ぎ、虎杖悠仁が黒閃を放つチャンスを作り出すなど、極端な活躍こそないもののかなり善戦している。