「応えられなければここで死ね!」
プロフィール
概要
呪術高専東京校の補助監督。
同校の卒業生であり、五条悟・夏油傑・家入硝子は二年先輩、七海建人は一学年先輩に当たる。
細身で頬が痩けているためか、実年齢よりも上に見られやすい。学生時代は今とそこまで変わらない顔立ちだが、髪型はセンター分けではなく短髪だった。
補助監督としては五条がその能力を信頼する存在。
人物
普段は事務的な態度だが、内心は子供を危険な現場に送り届けることに対して葛藤するなど、至って常識的で善良な性格。
本編の前日譚『東京都立呪術高等専門学校』では夏油一派に所属する美々子、菜々子の二人にも改心するよう呼びかけており、人の良さが窺える。
また、先輩である五条には振り回され、彼と上層部の板挟みにされるなど、中間管理職的な苦労人。しかし、同じ補助監督の間では(主に五条関係で)非常に頼りにされている。
新米呪術師である虎杖悠仁を危険な任務に送り出した結果、死なせてしまったことに強い罪悪感を抱いていた。公式ノベライズでは五条にそのことを見透かされ、彼と家入から居酒屋(名前はコトリバコと最悪この上ないが)に誘われる一幕が描かれる。
民間人から呪術師の活動を見えなくする結界・帳(とばり)を張るなど、簡易な結界術や式神の行使が可能。また、日本各地に散る「窓(まど)」の所在を把握しており、任務の事後処理などの事務仕事が得意。
直接的な戦闘力は高くはなく「頑張って3級呪霊は祓える」レベルな模様。(そもそも、補助監督自体直接の戦闘行為は禁止されている。尤も呪力が使えるため一般人を超えた戦闘力はあるだろうが)
ただし、結界術に関しては五条が信頼するほどの能力を持っており、人外魔境新宿決戦では200%の虚式「茈」を発動する際に補助を任せられた。
ちなみに、スマホゲーム「呪術廻戦ファントムパレード」ではまさかのプレイアブルキャラとして実装されており、伊地知を戦わせることができる。なお攻撃スキルは「生存本能」と名付けられた手刀のみで、基本的には味方に攻撃力アップや被ダメージダウン等のバフを付与する支援キャラである。後方支援というのがまさに補助監督らしい。
元々は呪術師志望だったこともあってタフな様子。実際に渋谷事変で呪詛師の重面春太に複数回刺され重傷を負うも、治療を受けて終結後には復帰している。
過去
五条 「オマエ術師辞めろ クソの役にも立たねえから」
伊地知 (なんてデリカシーのない人……)
前述の通り元は術師志望であったのだが、学生時代に当時(明言されていないが恐らく)3年だった五条から術師への適正の低さを指摘される。彼の直球かつ辛辣な物言いに困惑する伊地知だが、それと同時に救われたとも感じていた。
自身の限界には薄々気付いていたようで、当時を振り返った際に 「五条さんがあぁ言ってくれなかったら中途半端な術師になってすぐ死んでいたでしょうね」 と発言しており、自分に新たな道を示してくれた五条には感謝している模様。
余談
名前の由来は作者の好きなバンド「ASIANKUNG-FUGENERATION」のドラマー・伊地知潔。本人にも認知されている。
CVを担当する岩田氏は伊地知のような大人しめのキャラクターが好みだったらしく、自身がこれまで演じてきた騒がしい役とは対照的なキャラクターを演じることができたことは嬉しかったとのこと。
また、二次創作では担当声優の代表作のパロディも見られる。