概要
相手の魂に触れ、魂の形状を操作することで対象の肉体を形状と質量を無視して思うがままに変形・改造する生得術式。使用者は特級呪霊・真人。
自身の手を変形させていない、人型状態の素手で触れなければ効果はないが、「自身の魂の形を知覚した上で魂を呪力で保護する」しか防御手段がなく、魂を守れなければ呪術師であろうと改造され、改造された者は二度と元に戻れず遅かれ早かれ死ぬ。
また、真人が自分自身に対して使うとノーリスクで自身の肉体を自在に変形させられるため、肉体の武器化や身体能力の強化が容易に可能。最終的には分身すら可能としている。分身も独立した思考を持つ「もう1人の真人」であり、無為転変を使用できるが、効果範囲は自身の体を変化させるに留まっている。また自身の形状変化の応用で、領域展開に必要な印を口内で結ぶことが可能。絶え間ない打撃を受けながら,あるいは防御姿勢をとった状態でも領域を展開できる。
攻撃以外の使用法として他者に対し反転術式で治療できない重度の先天的傷病、身体の欠損でも改造することでほぼ完全に治しており、この点でも非常に有用な能力と言えるが、真人の呪霊としての性格上このように使うことは希であると考えられる。
派生技
上記の無為転変で魂を作り変えられ怪物化・奇形化させられた上で真人に操られる人間のこと。呪霊ではなく改造された人間なので、呪霊が見えない一般人にも見える。
サイズは手のひらサイズから10メートルを超えるものまで造ることができ、手のひらサイズのものはいつでも取り出せるように真人の体内でストックされており,使用時は真人が吐き出すことで取り出す。
無理やり形を変えられるため、闘わせると基本的に短時間でショック死する。改造後も僅かばかり人間の頃の自我が残っている。呪霊じみた異形として使役する他、巨大化させ質量攻撃を行う、武器に変形させるなど、応用の幅は広い。高専側には等級は3~2級弱と認識されている。
- 多重魂(たじゅうこん)
二つ以上の魂を融合させる技。
- 撥体(ばったい)
多重魂によって発生した拒絶反応を利用し魂の質量を爆発的に高め、相手に向け放つ技。
- 幾魂異性体(きこんいせいたい)
拒絶反応の微弱な魂同士を合成した改造人間。その魂を燃料に一瞬だけ爆発的な攻撃力を実現する。
- 遍殺即霊体(へんせつそくれいたい)
超硬質な鎧を纏ったような姿に変身する技。
宿敵であり戦闘を行った虎杖悠仁曰く、変身前とは別次元の存在。
主に鎧のように硬い拳や両腕のブレードによる攻撃を行う。
関連タグ
狂瀾怒濤・悪霊左府:Fateシリーズに登場する宝具(必殺技、要するに術式)、効果範囲内の人間の肉体と魂を魑魅魍魎に変じさせる、無為転変に近しい効果を持つ技。