狂瀾怒濤・悪霊左府(きょうらんどとう・あくりょうさふ)
- ランク:B
- 種別:対都市宝具
- レンジ:1〜80
- 最大捕捉:400人
「どうなっても知りませぬぞ?」
「光の時、これまで! 疑似神核、並列接続! 暗黒太陽、臨界! 『狂乱怒濤・悪霊左府(きょうらんどとう・あくりょうさふ)』!! ンンンンンン! ごちそうさまぁ~っ!!」
これぞキャスター・リンボの操る陰陽術の奥義がひとつ!
悪辣の極みにして、怖気のする悪逆非道の真骨頂!
問答無用に命を歪める強制変換!
———同意は不要。拒絶は不可能。
———効果範囲の人間を怪物へと書き換える外道の術!
すべての人々が変わってしまう訳ではなく、
ある意味では公平な確率によって変化はもたらされる。
不規則に。突如として隣人が黒き悪霊と化し、
妻が黒き鬼と化し、子が黒き獣へと変わるのだ。
妖術魔術に耐性のない者は否応なしに、
ただ変わり、ただ置き換わり、そして人を喰らい始める。
時の権力者・藤原道長を呪殺せんとして仕掛けた、都市そのものを殺すに等しい驚天動地なる大呪術の再現。
成し遂げられれば都はたちまち荒れ果て、人々を不幸が襲い、餓死者が往来を埋め尽くす事となるだろう。当然、権力者も滅び去る。
宝具としての呪詛行使にあたり、アルターエゴとしての道満と融合した左大臣・藤原顕光の怨霊「悪霊左府」を一時的に召喚。これによって、術の成功確率をきわめて大幅に上昇させている。
実は1.5部『屍山血河舞台下総国』の時点で妖術師が厭離穢土城を顕現させるときに一緒に使用しており、大呪の具体的な効果についてその一部を見ることができる。「どうなっても知りませぬぞ?」とは道満の談。
その際の効果は「効果範囲内の人間を魑魅魍魎に変化させ、効果から逃れた人間や防いだ人間を無差別に襲撃させる」と言うもの。
更にエゲツないのはこの呪詛は敢えて「おおよそ半数程にしか効かない」様に意図的に成功率を下げられており、その理由は「親しき者が目の前で化け物に変じ、「元に戻ってくれ」「気がついてくれ」とと叫びながら化け物に食い殺される」様と「化け物に変じた親しき者によって殺される、或いは化け物になった親しき者を身を守るために殺す」様の両方を見たいが為
即ち、彼の趣味で「不幸にも化け物にならなかった人間」と「不幸にも化け物になった元人間」によって生み出される阿鼻叫喚の地獄絵図である
なお、当然魑魅魍魎に変じた時点で死んでいる為、元に戻す手段はない。
因みに、アークティック・サマーワールド!のとある場面で使いかけたが、中核を担う顕光がサボタージュした結果不発に終わり、道満は巨大魔猪に頭から齧られた。
種別はQuickで、効果は敵全体に強力な攻撃+呪いを付与5T+呪厄を付与5T+確率で即死。
この即死確率が他の即死宝具と比べて異様に高いためかなり重宝される
関連タグ
無為転変:人間の魂を無理矢理変形させる事で実際の肉体もそれに引きずられる形で変形させられる呪術。基本的には魂を弄った瞬間ショック死するが、丁寧に加工すれば一週間ほど生きながらえさせられ、人差し指大の干物にして持ち歩き必要に応じて解き放ち、自由に操れる。加工された直後は本人の意識らしきナニカが、残っている為、タチの悪い遺言を残すこともある。