あらすじ
聖アモリア王国、イシルフェン王国、ヴァンロディス王国の三国からなる、剣と魔法が支配するクナアーン大陸。その大陸には人々から恐れられる邪竜ダガンゾートが暴れ回っており、バイロとキスミテーテをはじめとする魔道士たちはこれを封印するための儀式を行おうとしたが、何者かの妨害を受け、封印の儀式は失敗…。
10年後、バイロとキスミテーテの子であるヒイロは両親の敵を討つべく、邪竜退治の旅に出ると言い出して家を飛び出してしまう。
登場人物
ヒイロ一向
ヒイロ
CV:松岡禎丞
本作の主人公である16歳の少年。見習い剣士。首から胸にかけて邪竜・ダガンゾートと同じ痣を持つ。10年前、「バルバゴアの惨劇」で両親を喪った際、両親の従者・ギルーに救われ、以降10年間彼の許で剣の修行を受ける日々を送る。16歳を迎えた時、ダガンゾートを退治し両親の仇を取るため、一人家を飛び出した。
厨二病気質で自信過剰とも云える言動・行動を見せ、最初の1話こそ飛び抜けた身体能力を見せたが、ギルー曰く剣の才能は無いため、10年修行したにもかかわらずは2話において雑魚のスライムすら倒せないほど。また、世間知らずな面もある。ダメなキリト。
サラート
CV:M・A・O
長く青い髪に青い瞳をした謎の美少女。ヒイロの心臓の鼓動に引かれて、砂ドラゴンの口の中から登場という仕方でヒイロ達の前に現れた。最初は無感情な人形のようだったがヒイロ達と関わるにつれ人間味を帯びてくる。実はダガンゾートとも関係が…。
エリン
CV:内田真礼
情報屋を生業とした亜人の女。ヒイロ達に勝手にに付いてくるが、実はナンブーコととも接点を持つ。
ギルー
ヒイロの養父兼執事的存在。オーガと人間の混血。かつてはバイロとキスミテーテの従者であった。バルバゴアの惨劇でヒイロを救って以降、彼を育てた。料理も出来る。ヒイロが一人家を飛び出した際はパルパと共に探し当て同行する。ヒイロが度々口に出すことわざの大半は彼からの受け売りである。
パルパ
CV:上田燿司
バイロおつきの会計士でヒイロのもう一人の育ての親であるトカゲ男。ツッコミ役。会計士と言う職業柄ドケチ。エセ関西弁でしゃべる。
トミッテ
CV:小笠原亜里沙
物語最初の舞台となった街・イインセキセにいた孤児グループのリーダー。一人称は「おいら」。口は達者で、少年とは思えないほど大人びている。
ナンブーコ一味
ナンブーコ
CV:咲野俊介
独自の武器と情報操作でで三国のパワーバランスを裏から支配している死の商人。ヒイロのみならずダガンゾートも手中に収めようとたくらむ。
シャリシャルー
CV:伊瀬茉莉也
ナンブーコの従者である亜人の魔法使い。見た目も中身も子どもだが、こう見えて362歳。外見に似合わず怒った際は、べらんめえ口調になる。ナンブーコの右腕左足を自称し、彼の命には忠実に従うが、実際にはナンブーコに利用されているだけである。(本人も利用されているだけだとわかっている節はある)
何度となくヒイロ達の前に立ちはだかるが、作戦はすべて失敗し彼の不評を買って幽閉された上に、ナンブーコから魔獣と融合することを命ぜられる。融合後は角や尻尾を生やした大人の女性の姿になり、ヒイロ達の前に姿を現す。
ナンブーコとは逆に部下を大事にしており、そのため部下からは慕われている。
バッハロッパ博士
CV:小室正幸
ナンブーコから人間と魔獣の合成などの兵器開発を行うよう命じられているマッドサイエンティスト。サラートと何か関係があり、常に彼女の身を案じている。しかし身を案じるのはサラートのことだけで、他の人間のことは全く考えておらず、ナンブーコについているのも面白いからという理由である。実はヒイロの両親の兄弟子に当たる。
その他
ムムー
CV:沼倉愛美
亜人の商人。時空を曲げてどこにでも現れることが出来る。ヒイロ達とはビジネスパートナーの関係だが、相手が困ってる時は足元を見てぼったくるためパルパからは倦厭されている。
バイロ、キスミテーテ
ヒイロの両親。ダガンゾードを封印しようとして「バルバゴアの惨劇」で命を落とした。バイロは「封殺の宝玉」、キスミテーテは「神の剣」を所持していた。
ダガンゾート
CV:松岡禎丞
クナアーン大陸の各地に現れ破壊の限りを尽くした邪竜。こいつの吐く炎に焼かれたものは二度と蘇ることが出来ないとされている。
ナレーションでは「彼」と言われていたのでおそらくオス。心臓をヒイロのと入れ替えられたため、ヒイロと同じ痣を持ち、ヒイロの窮地に出現する。