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桐原静矢

きりはらしずや

桐原静矢とは、ライトノベル『落第騎士の英雄譚』のキャラクターである。
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ステータス編集

所属破軍学園2年3組
伐刀者(ブレイザー)ランクC
固有霊装(デバイス)朧月(おぼろづき)
伐刀絶技(ノウブルアーツ)狩人の森(エリアインビジブル)
二つ名狩人
人物概要昨年度破軍学園七星剣武祭代表生
CV松岡禎丞

パラメーター編集

攻撃力E
防御力D
魔力量D
魔力制御B
身体能力D
B

概要編集

破軍学園において、前年度の首席入学者にして、昨年度の七星剣武祭代表生。

勝てる相手はいたぶりながらじわじわと攻めたてて倒す反面、勝てない相手や苦手なタイプ(広範囲攻撃を得意とする伐刀者など)には絶対に勝負を仕掛けないという騎士らしからぬ戦いぶりから狩人の二つ名を持つ人物。

弓の形をした固有霊装『朧月』と姿形だけでなく匂いや気配さえ消してしまうステルス能力を使い、見えないところから相手を攻撃する戦法を得意とする。

また、その戦い方がなまじカッコいいので女性たちにはそれなりに人気があり、本格的初登場の際にも4人くらいに囲まれていた。

しかしながら、本当は小心者で、予測外の事態にはかなり弱い残念なイケメンである。


本編での動向(最新刊までのネタバレ注意)編集

昨年度、理事長たちがなんとかして一輝を退学させようとしていたことに目を付け、傷害事件を起こした(攻撃と挑発で一輝に固有霊装を発動させようとしたが一輝が最後まで固有霊装を発動しなかったため計画は失敗している)。そのため、一輝にとっては因縁の敵と言ってもよい存在である。また、前年度も一輝と対戦するはずだったのだが、一輝が棄権したため不戦勝している。

本編では3話から本格的に登場。ショッピングモールにおいて発生したテロ事件で客に紛れていた女性テロリストを矢で打ち抜き、事件を解決(その際、自分を取り巻く女子たちにどう吹き込んだのか、手柄は全て彼のものであるかのように認識されている)。その後、礼を言いに来た一輝に選抜戦の第一試合の相手が自分であることを告げ、「今度は逃げるなよ。」と吐き捨てた。

迎えた選抜戦第一試合(アニメ4話)にて、最初から伐刀絶技で(アニメでは)森を出現させ、自身もステルス能力を行使して一輝を攻撃。しかし、彼の対戦映像である程度攻撃パターンを予習していた一輝には当たらなかった。そこであえて次にどこを射るかを伝えてから見えない矢で攻撃するという新技を披露し、なす術のなくなった一輝を痛めつけた(その最中に「ぼくはカスみたいな君と違って天才なんだぞ?」などと挑発したり、七星剣武祭で優勝しなければ卒業できないことをことを暴露し、周囲からの陰口を誘発させることによりさらに一輝の集中力を削っている)。そして最後に内臓を打ち抜き、倒れた一輝をさらし者にしようとするも、ステラの激励によって一輝が復活したため失敗。それに加えて一輝が相手の心理を読み取る新技「完全掌握(パーフェクトビジョン)」を編み出したことにより形勢は一気に不利になり、今度は逆に自分が醜態をさらして敗北してしまった。この際一輝は寸止めで静矢に勝つ予定だったが、予測がわずかに外れ、静矢は気絶とともに鼻に軽傷を負った。

その際「死んじゃう!!死んじゃう!!」と叫んでいたことから、文字通りの命がけの戦いは、ステルス能力の過信とヘタレな性格から苦手なようである。


その後は直接登場していないが、一連の醜態を晒した事で自身の評判はガタ落ちしたばかりか、自分を囲んでいた女子達からも軽蔑され、見放されたらしい。


アニメではステルス化が余りにもアニメ映えしない能力だからか、植物を操る様な自然干渉系の能力者みたいに変更されていて、ステルス以外に植物の爆弾や樹木の様な巨大な矢を繰り広げるといった、迫力のある伐刀絶技を披露しながら原作通りの展開と顛末を迎えて敗北した。この変更によって一輝の勝利のカタルシスが数段増した結果となった。


1巻で出番を終えて以降、全くと言っていいほど登場する事は無くなり、このまま再登場を果てせないまま最終回を迎えるのではないのか? と読者からは思われていたら、17巻の日米戦争(厳密に言うと連盟派閥の国と同盟派閥の国の戦争)で日下部加々美と共に再登場を果たしアニメ勢を歓喜させた(それも、扉絵付きで)。

一輝との敗北で人気は地に落ちてしまったが腐ることも無く能力を鍛えていた様で、《狩人の森》のステルス化能力を自分以外の物質や人物に化す事ができる能力に昇華させていた。

その能力でヘリコプターをステルス化させて敵艦隊に接近して、自身の放った矢を日下部の伐刀絶技である《レイズアップ》で増やしてもらい敵艦隊を無力化したり、日本の最高戦力である新宮寺黒乃を敵軍の中心に送る大活躍を見せた。


しかし、性格の方は相変わらずで、自身を負かした上に《七星剣王》になっては《剣神》と呼ばれるまで上り詰めた一輝を1mmも認めていないばかりか、自分の人気や評価が墜ちた元凶として根に持っていたり、少しでも旗色が悪くなれば「痛いのは嫌だから」という理由だけで、あっさり撤退しようとして日下部を呆れさせた。

続巻である18巻では再び出番が無くなり、日下部の口からステラに活躍を語られた程度だったのだが、ステラは桐原の存在を完全に忘れていて珠雫から言われるまで思い出せないでいた。……哀れ。


関連タグ編集

落第騎士の英雄譚 黒鉄一輝

黒鉄厳:一輝の父親だが静矢を唆して、一輝への苛めをけしかけたとされている。

残念なイケメン 顔芸 弓使い ゲス ヘタレ ステルス 奇声 かませ犬 卑怯者(卑劣漢)

じゃんけんアニメ版で形勢不利になった桐原が命乞いのように一輝に提案した。そのため桐原を語る上で外せない要素のようになっている。

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