アニメ版CV
プロフィール
地球の遥か彼方、二つの太陽に灼け付く熱砂と高重力の植民惑星・ノーマンズランドを流離う伝説のガンマン。
かつて600億$$（ダブドル）の賞金首として指名手配されるも、ついには『人間台風(ヒューマノイド・タイフーン)』の二つ名通り人類初の局地災害指定を受け、惑星最凶の厄ネタ殿堂入りを以て賞金自体は失効した。
超人的な銃技を揮う一方、『ラブ＆ピース』を鋼の信条として不殺を貫く平和主義者。
ただし第一印象が剽軽でお節介焼きな虫も殺せそうにない優男なため、下馬評とのギャップから初対面では誰もが当人と信じられず、立ち寄った街ではヤンチャ盛りのガキ共に必ず舎弟扱いでタメ口を叩かれ、関節技の実験台にされるのが御約束。
人類抹殺を企む双子の兄ミリオンズ・ナイブズの暴挙を止めるべく、ノーマンズランド中を旅しており、彼の信奉者GUNG-HO-GUNS(ガンホーガンズ)と壮絶な戦いを繰り広げることになった。
容姿
（右が原作及び1998年版、左がSTAMPEDE版）
赤いコートに丸眼鏡のサングラス、逆立てた髪(通称”トンガリ”)と左目の泣き黒子が特徴。
『TRIGUN STAMPEDE』ではツーブロック風のデザインに変更されている。
武器
主に銀色の大型リボルバー拳銃を愛用している。ナイブズによって切断されてしまった左手にはマシンガンを内蔵した義手を装着しており、二丁拳銃スタイルで戦うこともしばしばあった。
トレードマークの真っ赤なロングコートは移民船団時代のロストテクノロジーで出来ており、高い防弾性能を誇っている。（とは言っても実際は「鉄球のタコ殴りと変わらない」らしいが。）
また作品世界の銃器、兵器等はプラント技術によるマテリアルによるもので現実のそれらと比較にならない威力のものになっている。(まんがの森、BBS)
彼が隠している秘密
※以下、ネタバレ注意
その正体は物資・エネルギー・現象に至るまで、森羅万象を物理法則に囚われず産み出せる生体装置『プラント』の突然変異体・『自律種(インディペンデンツ)』。
つまり本来は人外に当たる存在。
・一年余りで10歳児程度の知能・背格好にまで育つ成長力
・150年経っても20代そこらにしか見えない肉体年齢を維持する生命力
・移民船で冷凍睡眠中の人々も含め、長い歳月の中出会った者全ての顔と名前を一致させるほどの凄まじい知能と記憶力
・悪名の由来となったプラントとしての『ある能力』
等の種族としてのポテンシャルに加え、それらを膨大な研鑽と死闘の果てに叩き上げたガンマンとしての超絶技巧を身に着けている。
不殺の信条という枷さえなければ、本来はGUNG-HO-GUNS最強のエレンディラや、狂気と妄執の果てに人類の限界さえ超えた究極の刺客レガートをも一蹴し、さらには同胞のナイブズにも知覚不能な神速の早撃ちさえ可能とする(ナイブズ曰く「人間がお前を倒せるわけがない」)。
しかしその神業は、上記の150年余りに渡って幾多の修羅場を潜り抜けた、文字通り血肉を削る彷徨の産物であり、不殺の信条という無茶な生き方の代償として、無数の凄惨な傷痕が全身の至る所に刻まれており、無傷の箇所を探す方が難しい。
能力
先述の様に人型ではあるもの、その正体は「プラント」と呼ばれるありとあらゆるもの生産する装置の自立した存在、自立型プラント。
『門(ゲート)』と呼ばれるプラントの力の原理は、裏設定によれば『因果律操作による万物の生産』というもの。
砂の惑星の人類は非自立のプラントをエネルギーや物の生産やある程度の環境操作､地球（ホーム）側の人類はある程度の次元､時空の操作が可能。※
ヴァッシュとナイブズの能力はこれによる『因果律操作によるあらゆる全ての崩壊､あるいは創造が可能』。※
その威力は凄まじく、七大都市の一つの第三都市ジュライの遥か上空で力が発生しただけでも都市が丸ごと消滅、地球よりも遥かに巨大な月に地上からも視認できる大穴を穿ち、巨岩の都市は余波で殆どが削れる、大気圏外まで知覚不能な触手を伸ばす、瞬間移動によって宇宙艦隊の宇宙空間からの超光速の主砲※をかわす、防衛本能によって自立して動く尖翼、体内の毒のみを取り除く、背に羽を生やす、即死確定の傷を防ぐ等、枚挙に暇がない。
力の使い方が卓越した物語最終局面では宇宙はおろか因果律､時間軸､概念､多元宇宙､高次元あらゆる全てを僅かな消耗で崩壊させてしまうほど。※
しかし原作終了時点でプラントの力を全て使ってしてしまっていて力を振るう事はほぼ不可能になっている。
プラントは力を使うほど消耗し、『黒髪化』と呼ばれる生命機能の劣化が進み、髪が完全に黒く染まれば死に至る。(最終決戦で一度倒れたのは極限までの肉体の負荷､一度もミスを許されない桁外れの緊張などの要因があったため※)
ただし原作終了後も「力を形にした弾」が数発が残っている為、使い宇宙を消去と創造が可能。※
外伝の後日譚において、非自立プラントの体内に存在するプラントの胎児が宇宙を消してしまう程のエネルギーを内包した状態になっており、力の銃弾でこれを多次元へ飛ばし、もう一つの宇宙として誕生し直させている。※
上記の弾や尖翼を含めプラントの力による能力は力の使い方が卓越した終盤やそれ以降は全て光速を遥かに超える速さを持つ。※
(※まんがの森､BBS､旧ブログ,Multiple Bullets)
