「ここじゃあアタシが『法』なのさ。アタシが白と言ったなら、黒かろうが白になる」
「今日から、アタシのことは『母親』と呼びな!」
「惨めだろうが笑われようが、生きて帰ってきた奴が勝ち組なのさ」
プロフィール
年齢 | 55歳 |
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身長 | 180C |
種族 | ドワーフ |
職業 | 冒険者→酒場の店主 |
所属 | フレイヤ・ファミリア→豊穣の女主人 |
Lv. | 6 |
二つ名 | 小巨人(デミ・ユミル) |
CV | 慶長佑香 |
概要
酒場『豊穣の女主人』の女主人。店員達にとっては母親代わりとも言える存在で、神々や馴染みの客たちからも「ミア母ちゃん」と呼ばれている。実はLv.6の実力者にして、都市最大派閥の一角である【フレイヤ・ファミリア】の元団長。半脱退の状態ながらも現在もファミリアに籍を置いている。現役時代は【小巨人(デミ・ユミル)】の二つ名で知られていた。
冒険者を辞めて酒場を開いた理由は、当時『暗黒期』とまで言われたオラリオで「どんなクソッタレな時代であろうと、笑って飯を食べてもらう場所」を作る為で、その心意気を聞いたフィンも素晴らしい心意気と感想を述べていた。外伝『ソード・オラトリア』の9巻にて、本編から9年ほど前に店を始めた様子が書かれている。
元々は貧しい炭鉱街出身で、酒場とは名ばかりの炊事場に務めていた。そんなある時、偶然フレイヤが花畑で泣いている所を目撃し、慌てた彼女に『魅了』で記憶を改竄されそうになるが、すんでの所でアッパーを食らわせてこれを防ぐ。『美の神』である自分に対して全く物怖じしない事が逆に気に入られてしまい、彼女に眷族にならないかと誘われる。当初は断ったミアだったが、フレイヤによって貧しかった故郷を救われたので、この借りもあって仕方なく彼女の眷族になる。
人物像
容姿
土色の髪を結わえた中年の女性。ドワーフにしては珍しくかなりの巨体で、ベルを遥かに上回る身長と横幅の持ち主。『豊穣の女主人』の制服を愛用しており、戦場に赴く際でもこれを着ている。
性格
男勝りかつ物怖じしない性格で、まさに肝っ玉母さんともいうべき貫禄の持ち主。『豊穣の女主人』の中では自分こそが法と言い切り、店で無礼を働く輩は、たとえ神であっても容赦なく締め出す。また、ドワーフらしくかなりの酒好きで、もし店の酒を台無しにしてしまった場合、彼女の逆鱗に触れることになる。
このように怒らすと怖い人物だが、懐の深さや面倒見の良さも持ち合わせており、訳ありで何処にも居場所がない『豊穣の女主人』の店員達のことを娘と呼び、決して見捨てず面倒を見てくれることから、彼女達からは本物の母親の様に慕われている。
料理の腕前は絶品で、冒険者として現役だった頃は団長でありながら自ら料理を振る舞っていた。現在ファミリアの調理を担当しているヘイズからは『かつて厨房を一人で切り盛りしていた伝説のドワーフ』として語り継がれている。彼女の料理を食べて育ったオッタルも、「ミアの手料理を毎日食べれない現団員達は不幸なのではないか?」と心の中で思っている。
人間関係
主神だが、出会った頃に借りを作ってしまい渋々入団したにすぎないので、ファミリアの中で唯一彼女を敬っておらず、彼女からもそれを許されていた。もっとも、口では彼女に対してうんざりしていると言いつつも、フレイヤの本質を理解していた事もあって、内心では彼女の事も娘の様に想っている。
少年時代の彼の面倒を任されていた事もあって、今でも彼の事を「猪坊主」と呼んでいる。
当時は歳の差もあってその関係は、見たまんま子供と年長者という感じのものだったらしい。オッタルに「強くなるにはどうしたらいい」という質問をされた時は「考え続けろ」と自分の経験談を答えており、また強さを求める彼から目標のように掲げられていた際には、「自分に執着せず広く周りを見ろ」と語っていた。
古くからの顔なじみで、気軽に会話する間柄。特にガレスとは喧嘩仲間だったらしく、彼からは「腕っぷしですべて解決しようとする暴力女」と評されていた。
『豊穣の女主人』の店員達。自分の娘として大事に想っている。反面、かなりの問題児揃いでもあるので、彼女たちが問題を起こした際は容赦なく鉄拳を叩き込んでいる。
一方で、彼女たちが新たな居場所を見つけたら出て行っても良いと思っているらしく、【ヘスティア・ファミリア】に入団するため退職を希望したリューの申し出をあっさり認めている。
作中の活躍
本編
フレイヤがベルを奪うべくオラリオに『魅了』を施した際、彼女の眷族だった事でアーニャとともに『魅了』が解除される。フレイヤが『魅了』を施し、人々の認識を改竄したことには気付いていたが、アレンに監視されて身動きが取れずにいた。
その後、心身ともに極限状態だったベルが店に訪れ、クロエとルノアを追い出して外に監視の目が無いことを確かめると、ベルに自分が【フレイヤ・ファミリア】であることを明かし、半年前にベルに言ったセリフを再び口にし、ベルに発破をかける。最終的にヘスティアの活躍によって『魅了』が解除されると、フレイヤがいる本拠に向かって「馬鹿な女神(おんな)さ」と呟いた。
【ヘスティア・ファミリア】率いる派閥連合と【フレイヤ・ファミリア】の『派閥大戦』が決まった際は、フレイヤと出会った頃に「『伴侶(オーズ)』が見つかった時には、決して邪魔しない」という契約をフレイヤと交わしていた事や、自分が敵に回ればフレイヤはショックで壊れてしまうのではないかという迷いもあり、当初は不参加だったが、【フレイヤ・ファミリア】の本拠で眠り続けるシル(ヘルン)が謝罪と本音を呟くのを聞き、彼女を救う為に参戦を決意。オッタル戦に参加し、派閥連合の勝利に貢献した。
『派閥大戦』後、解体となった元【フレイヤ・ファミリア】のヘイズら『満たす煤者達(アンドフリームニル)』を欲して、彼女達を『豊穣の女主人』に強引に引っ張り込んで働かせている(男性団員もウェイターとして働かせている)。
アストレア・レコード
本編から7年前のオラリオ『暗黒期』の戦いでは、もうすでに引退した身ではあったものの『豊穣の女主人』を拠点に、闇派閥(イヴィルス)から避難民を店員たちと共に守っていた。そして正邪決戦時には自分も前線に立ち、精霊兵や深層種のモンスター相手に、得物のスコップで奮戦した。
能力
冒険者を辞めた今でも実力は健在で、未だにオラリオでも最強クラスの実力者。ステイタスはドワーフらしく『力』と『耐久』に特化している模様。拳骨だけでも大抵の敵を一撃で沈めることが出来るが、本気で戦うと決めた際は『鋼鉄のスコップ』を武器にして戦う。
作中ではLv.4やLv.5の実力者たちを圧倒し、『メモリア・フレーゼ』の6周年イベント『オルギアス・サガ』では同じLv.6のアルガナすら一撃で叩きのめしている(しかも手加減をした状態で)。都市最強の冒険者であるオッタルとも真っ向から打ち合うことが可能。
また、『メモリア・フレーゼ』の3周年イベント『アストレア・レコード』にて、【ロキ・ファミリア】の首脳陣や【フレイヤ・ファミリア】の幹部陣より先にLv.6に到達していたことが判明する。オッタルもミアが現役時代は一度も勝てなかったと発言していることから、【ゼウス・ファミリア】と【ヘラ・ファミリア】が壊滅直後は、彼女がオラリオ最強だった可能性もある。
ステイタス
Lv.6
力 | 耐久 | 器用 | 敏捷 | 魔力 |
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スキル
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発展アビリティ
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魔法
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余談
- 二つ名の元ネタ
ミアの二つ名である【小巨人(デミ・ユミル)】の元ネタだが、北欧神話『スノッリのエッダ』に登場する原初の巨人・ユミルだと思われる。ちなみにミアが激昂しながら歩くと地面を陥没させるほどの踏み付けをするので、巨人の足音と思わせるような地響きが鳴り響く。
- 若い頃について
現在はドワーフらしく恰幅の良い体型をしているミアだが、若い頃は小柄な体格に可憐で美しい容姿をしていた(但し、性格は今と変わっていない)。その為、リューも始めてミアと出会った際は、噂で耳にする人物像と外見がかけ離れていたので、彼女が【フレイヤ・ファミリア】の元団長と同一人物だとは思わなかった。
ちなみに桃山ひなせ氏がコミカライズを担当する『ファミリアクロニクルepisodeリュー』の単行本第6巻の表紙裏にて、リューがかつてのミアの姿を想像するおまけ漫画が掲載されているので、気になった方は確認をおススメします。
関連タグ
シル・フローヴァ リュー・リオン アーニャ・フローメル ルノア・ファウスト クロエ・ロロ
鬼丸真紀子…主人公よりも強い母親で飲食店の経営者繫がり。