「あの方の寵愛に、応えろ。」
「冒険しない者が殻を破れぬのも、また真理でしょう」
「女神よ、お許し下さい。初めて貴方の為でなく誰かの為に戦う愚かな自分を」
プロフィール
年齢 | 32歳 |
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身長 | 210C |
種族 | 猪人(ボアズ) |
職業 | 冒険者 |
所属 | フレイヤ・ファミリア |
Lv. | 7 |
二つ名 | 猛者(おうじゃ) |
所持金 | 238850000ヴァリス(18巻時点) |
CV | 小柳良寛 |
概要
都市最大派閥の一角である【フレイヤ・ファミリア】の団長を務める猪人(ボアズ)の男性。二つ名は【猛者(おうじゃ)】。
都市最強の冒険者で、その圧倒的実力から『頂点』とも謳われる。本編開始時はオラリオで唯一のLv.7で、他に存在するLv.7の眷族は『学区』の教師筆頭のレオン・ヴァーデンベルクだけだったが、後に【ロキ・ファミリア】の『三首領』もLv.7に昇格する。
元々は捨て子で名前もなく、路地裏で死にそうになっていた所を偶然フレイヤに見出され、名前と居場所を与えられる。自分を救ってくれたフレイヤへの恩に報いる為に邁進し続け、持ち前の才能もあって17歳の頃にはLv.5に辿り着いていた。
人物像
容姿
錆色の髪と瞳をしており、頭部からは猪人(ボアズ)の特徴である猪の耳が生えている。
身長は2Mを超える大男で、筋骨隆々の肉体をしている。
性格
普段は口数少なく冷静な性格だが、主神のフレイヤに絶対的な忠誠を誓っており、彼女を侮辱する者には激しく憤怒し、誰であろうと容赦なく叩きのめす。
武骨な風貌に違わず、ただひたすらに強さを求め続ける『武人』。後述の理由から自分の実力に全く満足しておらず、都市最強と呼ばれる様になった現在でも暇さえあれば愚直に鍛練を行っている。かつては深層49階層まで一人で遠征を行い、階層主バロールを半殺しにして帰還するなど、耳を疑うような冒険をしたこともある。(もっとも、本人はバロールを討伐できなかった事を悔いており、いつか雪辱を果たしたいと思っている)
覚悟を持って冒険に挑む者には手を差し伸べる一面もあり、作中では仲間のために死力を尽くして戦った命を助けたり、敵対派閥の幹部であるアイズの鍛錬に付き合ったこともある。ベルに対しても、同じファミリアのメンバーがフレイヤの寵愛を独占している彼に敵意や嫉妬を向けているのに対し、オッタルは一人の冒険者としてベルの成長を好ましく思っている。
『メモリア・フレーゼ』でのイベントでは、フレイヤが喉が渇いて水をお願いすると最高の水を求めて迷宮に潜ったり、バレンタインの事を知らずにアイズと一悶着を起こしたり、迷宮でたまたま見かけたベルを下手に関わるのは下策と考えやり過ごそうとした所を秒でばれるなど、真面目過ぎるが故にどこか天然な一面を出している。
団長として
冒険者としては圧倒的実力を有しているオッタルだが、寡黙で不器用な性格をしているので人を統べる団長としての能力はイマイチ。本人もこの事は自覚している。
その上、気まぐれで自由奔放な主神にはよく振り回され、我の強い幹部達からは罵詈雑言がよく飛び、ファミリアの後方支援を担当する『満たす煤者達(アンドフリームニル)』からはファミリアの待遇改善を求めて日常的に苦情を受けるなど、このように上にも下にも振り回される苦労人としての一面がある。
また、【フレイヤ・ファミリア】は派閥内競争が活発で、オッタルも幹部達からよく勝負を挑まれているが、酷い時は『深層』への『遠征』中に挑まれた事もある(当然『遠征』は失敗し、放任主義のフレイヤもこの時は流石に呆れたとの事)。このように団長として日々苦労しているオッタルだが、作中では団員達をまとめたり鼓舞したりする描写があり、団長として全く何もしていないわけではない。
ゼウスとヘラの壁を超えし者
今でこそ最強の座についているオッタルだが、かつては神時代最強と謳われたゼウスとヘラの眷族の前に悉く敗北を喫し、その度に見逃されるという屈辱の泥を浴びてきた。その為、当時は彼らを超える事に心血を注ぎ、Lv.4の時点で深層37階層に単独で挑んだり、Lv.5の時点でLv.8とLv.9だった【ゼウス・ファミリア】と【ヘラ・ファミリア】の団長に戦いを挑んだりと、相当な無茶を繰り返していた。
ゼウスとヘラが失脚し、都市最強の冒険者と呼ばれるようになった現在でも『真の最強』だった【ゼウス・ファミリア】と【ヘラ・ファミリア】の領域には届いていないオッタルは、彼らを超える為に過酷ともいえる鍛錬を続けている。今なおゼウスとヘラという『過去の情景』を超える事しかオッタルの眼中にない。
また、本編から7年前の戦いが書かれた『アストレア・レコード』にて、【ゼウス・ファミリア】の元幹部にして、『三大冒険者依頼』の一角である『陸の王者ベヒーモス』討伐の立役者でもある【暴食】のザルドとの戦いに勝利して、Lv.7にランクアップした事が判明。このためオッタルは、現冒険者の中で唯一ゼウスとヘラの壁を超えた者でもある。もっとも、この時のザルドはベヒーモスの毒に蝕まれて弱体化していたので、オッタルはこの戦いを真っ当な勝負ではなかったと思っている。
ベルへの評価
上述にある通り、若い頃は自分より強い相手に無謀にも戦いを挑み、その度に挫折と敗北を繰り返したが、それでも心が折れる事はなく、強くなるために足掻くのをやめなかった。その為、かつての自分と同じように幾度敗北を繰り返しながらも足掻くのをやめないベルを自分と似ていると評しており、作中でベルの事をよく理解している人物の一人でもある。
『メモリア・フレーゼ』の冒険譚「舞い散る奇跡と降誕祭(ホーリィデイズ)」では、戦いで負傷して意識を失ったベルに「敗北と屈辱は行く手を阻む沼では無く、超克の為の礎」「『英雄』は必ずしも『勝者』ではない。成し遂げた者を、世界は『英雄』と呼ぶ」と、敗北を糧に勝利を掴み取った真の勝者、そしてベルと同じ道を歩んだ者だからこその言葉で発破をかけている。
またオッタルは、『ベルのルーツであるゼウスとヘラの壁をただ一人超えた冒険者』『ベルの義祖父ゼウスの教えである「勝者は常に敗者の中にいる」を体現した人物』『ベルの好敵手であるアステリオス(片角のミノタウロス)の師匠』というベルの冒険者としてのルーツに大きく関わった人物で、ベルもオッタルとの戦いの中で無意識にこの事を感じ取ったのか、オッタルに対して『雷霆の代行者』『敗者にして勝者』『自分の冒険者としての起源はオッタルにある』と称している。
『派閥大戦』でベルと激突した際は、圧倒的力でベルに洗礼を与えると同時に、力の差を自覚しながらも諦めることなく自分に挑み続ける彼の姿に、ゼウスとヘラの眷族に挑み続けた昔の自分の姿を重ねていた。かつてゼウスとヘラの眷族に『真の最強』の力を教わったオッタルだが、奇しくも今度は自分が【ゼウス・ファミリア】と【ヘラ・ファミリア】の最後の子供であるベルに『真の最強』の力を教える役割を担う事となったとも言える。
人間関係
敬愛する主神。オッタルの全てはフレイヤの為にあると言っても過言ではない。もっとも我儘で自由奔放な彼女にはかなり振り回されており、暇つぶしの為にからかわれる事もよくある。
同じ派閥の幹部。一応仲間なのだが、フレイヤの隣を独占しているという理由で目の敵にされており、自分に対して口も態度も非常に悪い。その為、我慢の限界に達した時は拳で黙らせるべきかと時々考えている。
『満たす煤者達(アンドフリームニル)』の筆頭格。常日頃から派閥内抗争後の治療で酷使されているので、団長のオッタルに待遇改善を求めて苦情を入れているのだが、まったく改善する気がない彼に腹を立てている。オッタルも彼女には負い目を感じており、苦手に思っている。ちなみにオッタルへの意趣返しとして猪の肉の料理を出す事もある。
自分が若かりし頃の団長。ミアがファミリアに在籍していた頃は、彼女を超える事がオッタルの目標だった。
腐れ縁の宿敵。所属派閥こそ敵対関係にあるが、付き合いの長さもあって個人的に出会った際は特にいがみ合う事もなく普通に会話する。また、オッタルと同じくゼウスとヘラの時代を生きた冒険者でもあるので、彼が現状の強さに全く満足していない事にも理解している。
ある意味、弟子の様な存在。ベルに試練を与える為に鍛えた片角のミノタウロスが、『異端児(ゼノス)』として転生した姿。師弟だけあってオッタルとよく似ており、武人肌な性格と圧倒的実力を有している。
本編では全く接点がないのだが、『メモリア・フレーゼ』では不思議と彼女と関わるイベントが多い。千草も自分の相談に乗ってくれたオッタルに感謝しており、バレンタインのイベントではお礼にチョコを渡している。
神時代最強と謳われた【ゼウス・ファミリア】の元幹部。ゼウスの眷族の中でも一際自分に強い影響を与えた人物で、ザルドの背中はオッタルにとって武人そのものだった。本編から7年前の暗黒期の戦い『正邪の決戦』にて一騎打ちを行い、死闘の果てに彼を超える。
作中での活躍
フレイヤの命を受けてベルに試練を与える為、彼の試練の相手として片角のミノタウロスを鍛え上げる。ベルと片角のミノタウロスの死闘が始まった際は、遠征中であったアイズに邪魔されそうになったので足止めのために交戦する。結局他の【ロキ・ファミリア】のメンバーが合流した事によりその場は仕方なく撤退したが、この時心の中でベルに激励を送っている。
「とどめられなかったこの不覚、呪うぞ」
「自分の無力を棚に上げ、言おう」
「殻を破れ、他者の手など撥ね除けろ、『冒険』に臨め。お前の見るべきものは前だけだ」
「あの方の寵愛に、応えろ。」
敵対派閥である【イシュタル・ファミリア】の主神イシュタルが、フレイヤへの当てつけの為にベルを狙った際は、フレイヤの命を受けてファミリア総出で【イシュタル・ファミリア】を潰すために歓楽街に攻め込み、自身も【イシュタル・ファミリア】の団員達を次々と倒していき、最後は団長のフリュネを幹部達と共に再起不能に追い込んだ。
『異端児』を巡る騒動では、ダイダロス通りに突如現れた『異端児』と【ロキ・ファミリア】の交戦をバベルから目撃するが、アステリオスが出現した際は、彼からかつて自分が鍛えた片角のミノタウロスの面影を感じていたようで、珍しく驚きの感情を見せていた。騒動の終盤では、ベルと片角のミノタウロスの生まれ変わりであるアステリオスの決闘をもう一度見たいというフレイヤの願いをかなえる為に、単身でアステリオスの前に現れ、彼が望む『憧憬』がいる場所を示す。フレイヤの望み通りベルとアステリオスの再戦が始まった際は、誰の介入も許さぬよう他の団員達と共に【ロキ・ファミリア】を足止めし、少年の冒険と勇姿を見届けた。
『異端児』騒動の後は、外伝『ソード・オラトリア』にてある条件の元、エニュオとの決戦に備えて力を求めるアイズの特訓に付き合うことになり、彼女に怒りや憎しみに身を任せるのではなく、怒りと憎しみを制御して刃を振るうようにと助言を述べている。エニュオとの最終決戦『狂乱の戦譚(オルギアス・サガ)』では、【フレイヤ・ファミリア】も参戦することになるが、自身は戦力不足だった第五部隊に合流し、『精霊の分身(デミ・スピリット)』をほぼ単身で討伐するという活躍を見せた。
女神祭でフレイヤがベルを手に入れる為に動き始めた時は、シルを探していたベルとリューの前に現れると彼らを一蹴し、気絶したベルの身柄を確保する。その後、ヘルンとの会話でフレイヤとシルが同一人物であることに気づき、フレイヤと話をするために彼女の元へ向かうベルと遭遇した際は、彼が抱えていた重傷のヘルンを預かると、フレイヤが待っていると道を開けた。
【ヘスティア・ファミリア】と【フレイヤ・ファミリア】の『派閥大戦』では、ベル、リュー、ミア、そして造反したヘディンと交戦。一時はヘディンの策もあって追い込まれるが、『獣化』したことで事実上LV.8相当の力を発揮してベル達を圧倒するも、戦場に駆け付けた春姫がベル達に階位昇華魔法【ウチデノコヅチ】を付与したことで強化された彼らと最後の戦いを行う事になる。
このLv.6が1人とLv.7が3人という『反則編成』を相手にしてなおもベル達と互角以上に渡り合うが、重傷を負ったヘディンが意識を失う直前にベルに付与魔法【ラウルス・ヒルド】を発動させたことで、ベルの傷が全回復した上に戦闘能力が大幅に向上。自分と渡り合える領域に達したベルと全身全霊で斬り結ぶが、ベルが仕掛けた駆け引きに掛かって体勢が崩れた所に、ミアの拳撃とリューの魔法、そしてベルに渾身の一撃を食らうと、膝をついて動けなくなってしまう。自分の敗北とベル達の力を認めると、ベルがフレイヤの元へと向かうことを許可した。
【フレイヤ・ファミリア】の敗北で『派閥大戦』が終結した後は、【フレイヤ・ファミリア】に解散命令が出されたので、団員全員『豊穣の女主人』で働くことになり、自身も真面目にウェイターとして働いている。ちなみにベルはオッタルの洗礼や強さが完全にトラウマになってしまい、オッタルの顔を見ただけで意識を失ってしまった。
ヘスティア「その巨躯(ナリ)でウェイターとか馬鹿を言うなよ猛者くんキミィ!?」
能力
第一級冒険者の中でも別格の実力者で、戦闘では大剣を使用する。ステイタスは『魔力』を除くアビリティが全てS級のほぼ最大値に達しており、本編では「Lv.8に限りなく近いLv.7」と評されている。更に後述の『獣化』を発動した場合、事実上Lv.8相当の能力を発揮可能。
圧倒的な膂力による攻撃に焦点を当てられがちだが、彼の真骨頂は、過酷な鍛練によって鍛えられた肉体と長年の戦闘経験で培った圧倒的な技と駆け引きによる『絶対防御』と称される防御にあり、『耐久』のアビリティの高さも相まって、第一級冒険者の数人がかりの攻撃でも崩せない鉄壁の守りと化している。
作中では「【エアリエル】を使用したアイズ相手に魔法もスキルも使わず圧倒する」「深層の階層主ウダイオスを一人で討伐する」「深層の階層主に匹敵する『精霊の分身』をほぼ単独で討ち取る」「第一級冒険者であるベル、リュー、ミア、ヘディンの四人を同時に相手した際も互角以上に渡り合う」など、規格外の強さを見せている。
現在は単純なステイタスの数値だけならゼウスとヘラの眷族だったザルドやアルフィアをも上回っている。もっとも、二人とも強力なスキルや魔法を持っていた事や規格外の場数と経験値を誇っていたので、実際に戦って勝てるかはまた別の問題。作者も解説で、現在のオッタルよりも全盛期のザルドとアルフィアの方が実力はまだ上とも取れる発言をしている。
ステイタス
Lv.7
力 | 耐久 | 器用 | 敏捷 | 魔力 |
---|---|---|---|---|
S999 | S999 | S991 | S989 | D566 |
狩人 | 耐異常 | 魔防 | 破砕 | 剛身 |
E | E | F | G | G |
スキル
- 戦猪招来(ヴァナ・アルガンチュール)
猪人に発現する『獣化』のスキル。身に宿る獣性と力を解放することで身体能力が上昇し、全アビリティ能力に超高補正がかかる。獣人が獣化状態に移行するにはそれぞれ発動条件があるが、猪人の獣化は場所や時間を選ばず任意で発動が可能。さらにオッタルの獣化にかかる補正の大きさはランクアップと見紛うばかりに強大。ただし、発動中は常に体力・精神力(マインド)が大幅に減少するため、長時間の発動はできない。
- 我戦我在(ストルトス・オッタル)
戦闘続行時、発展アビリティ『治力』の一時発現。
戦闘続行時、発展アビリティ『精癒』の一時発現。
戦闘続行時、修得発展アビリティの全強化。
戦闘続行条件は能力に比例。
発展アビリティ
- 狩人
Lv2ランクアップ時のみ習得可能。一度交戦し、経験値を獲得した事のあるモンスターとの戦闘時に能力値が強化される。
- 耐異常
状態異常の症状を防ぐ事の出来るアビリティ。
- 魔防
作中で詳しい効果は説明されていないが、名前からして魔法攻撃に対する耐性が強化されるものと思われる。
- 破砕
詳細不明。
- 剛身
詳細不明。
魔法
- ヒルディス・ヴィーニ
詠唱式:【銀月(ぎん)の慈悲、黄金の原野、この身は戦の猛猪(おう)を拝命せし。駆け抜けよ、女神の神意を乗せて】
強化魔法。魔力で攻撃力を強化するというシンプルな魔法だが、オッタルの膂力と組み合わさる事で凄まじい威力となり、斬撃を飛ばす事すら可能となっている。『派閥大戦』で使用した際は、進路上の全てのものを消失させた。また、魔法の効果は「放出」ではなくあくまで「強化」であるため、一度の発動で複数発撃つことも可能。
ヒルディスヴィーニとはフレイヤが所持していた猪の名前。または愛人のオッタルが変身した姿と言う説もある。
装備
- 覇黒の剣(はこうのつるぎ)
階層主ウダイオスのドロップアイテム『ウダイオスの黒剣』を素材に作り出された第一等級武装。金属属性(アダマス)を利用して『ウダイオスの黒剣』を、疑似精製金属化(インゴット)させて鍛錬を施し、再び大剣に加工し直した。素材の鍛錬が困難な為に【ゴブニュ・ファミリア】の上級鍛冶師が総出で取り掛かった。
ちなみに価格は4億1千万ヴァリスと、現在確認されている武器で一番高価な代物となっている。
- 二振りの大剣
名称不明。作中で主に装備しているのはこの二刀。ベルと死闘を演じた片角のミノタウロスに渡されたり、後のベルとアステリオスの戦いでは当時の再現をするかの如く、再び彼の手から投げられるなど、何かとベルに縁のある武器となっている。ミスリル製。
余談
- 本作のラスボスの一角
作者はインタビューで、本作のラスボス御三家に『黒竜』と『ダンジョン』、そして【フレイヤ・ファミリア】を上げているが、その団長を務めるオッタルは事実上本作のラスボスの一角だったと言える。ちなみにオッタル戦では、本作では珍しく四対一で勝負を挑んだり、瀕死まで追い詰めたら強くなって復活したりと、RPGのラスボス戦みたいなイベントが起きている。
本編17巻の発売から18巻の発売までに1年以上の時間がかかり、多くの読者をヤキモキさせたが、その理由について作者は「オッタルが強すぎて倒せなかった」とコメントをしている。実際オッタル戦では、ベル、リュー、ミア、ヘディンの第一級冒険者の四人がかりに、春姫の『階位昇華(レベル・ブースト)』を加えてようやく互角という規格外の強さを見せつけた。
また、上述にある通りオッタルはアステリオス(片角のミノタウロス)の師匠であり、ゼウスの眷族だったザルドに勝利した冒険者だが、その事を意識してか、ベルとオッタルの最終決戦では「ベルvsアステリオス(片角のミノタウロス)」と「オッタルvsザルド」の時と酷似した文章表現が使われている。
- 予告
アニメ一期12話のWeb予告にて出演。旅に出たリューの代わりに店員を募集した所、何を思ったのか応募し、一発合格している…しかし仕事があるので、すぐに帰ってしまった。
関連タグ
フレイヤ・ファミリア フレイヤ(ダンまち) アレン・フローメル ガリバー兄弟 ヘディン・セルランド ヘグニ・ラグナール
オッタル…十中八九元ネタ。そのままの通りフレイヤの愛人として北欧神話に登場する。
ゲルド(転スラ)…主君に仕える猪繋がり。ただしこちらは魔物のオークから進化しているため、ダンまちに準えるならオークの異端児(ゼノス)と言ったところ。ちなみに中の人はリヴィラのボス。
エム(SAO)…フレイヤと声が同じヒロインの護衛を務める大男繋がり。さらにそのヒロインが驚くべき正体(リンク先重大なネタバレ注意!!)を隠していることも同じ。なお、彼の中身は鈍感な武神男児。