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ルノア・ファウスト

るのあふぁうすと

ルノア・ファウストは、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の登場人物。
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あんたみたいな馬鹿がたまにいるから、中々この仕事も辞められなかったんだよ!』

概要編集

CV:芳野由奈


豊穣の女主人』で働くヒューマンの店員。22歳。

アーニャ・フローメルクロエ・ロロと並んで、酒場の問題児組の一人。シル・フローヴァリュー・リオンとも、よくつるんでいる。ベル・クラネルのことは「冒険者君」と呼んでいる。

元は、依頼達成率ほぼ100%と噂された『黒拳』(非公式)という異名で知られる賞金稼ぎだった。


人物像編集

一見華奢な雰囲気の女性だが、店で迷惑になる客を容赦なく追い払うなど、腕っぷしには自信を持っている。曲者ぞろいの店員の中では比較的常識的で、アーニャとクロエの猫人コンビに対するツッコミ役を担当する事も。とはいえ、彼女達がサボってるから自分がサボれないと嘆くなど、やや不真面目なところや、物事を力ずくで解決しようとするなど、荒っぽい性格をしている。


元は戦災孤児で、ストリートチルドレンとして喧嘩に明け暮れる毎日を送っていた。生きていくためには『神の恩恵(ファルナ)』が必要と考え、ある神の眷族となりファミリアに入団。ステイタスを刻まれてからは腕を磨いていき、喧嘩の才能も恵まれていたため早々にランクアップし、ファミリア内でも頭一つ抜けた実力者となる。後に最初のファミリアが消滅したことで生まれ育った帝国領を飛び出し、賞金稼ぎとして生計を立ててゆく。

生来の粗暴な性格や、実力の高さ故に他者からの嫉妬や反感を買ってきたため、周りに馴染めずにいたが、ルノア自身は気にしていなかった。そういった事情もあって、ステイタス更新のみを目的として特定のファミリアには身を置かない様にし、都合3回の改宗(コンバージョン)を繰り返している。

やがてオラリオに辿り着き(episodeリューから3年、本編から8年前)、『暗黒期』と呼ばれる歴史上最も治安が悪かった時期に腕試しのつもりで足を踏み入れるも、外の世界とは文字通りレベルが違いすぎる『世界の中心』とされる都市の中で、時代の荒波に呑まれることとなる。外の世界で無敗を誇っていた彼女だが、ある時【フレイヤ・ファミリア】への依頼を受けるも返り討ちに遭い、ガリバー兄弟からの追撃を受け、死の恐怖を覚えながら逃走することとなり、人生初の敗北と衝撃を受ける結果となった。以降、仕事を選ぶようになり、負けず嫌いな性格からどれだけ傷を負おうとも拳を繰り出し続け、そうしている内にLv.4にランクアップを果たすも、際限のない依頼や強すぎる冒険者達との闘いに次第に心身ともに疲れ始め、孤独に耐えきれなくなってゆく。


そして本編の5年前、賞金稼ぎを辞めようと決めて最後の仕事として【疾風】、即ちリュー討伐の依頼を承諾し、丁度依頼が重なった当時暗殺者だったクロエ、更に騒ぎを聞き割り込んできたアーニャと四つ巴の闘いを繰り広げる事となる。しかし、この闘いによって店をボロボロにしてしまったことでミア・グランドの逆鱗に触れてしまい、彼女に叩きのめされた後、1億ヴァリスという法外な借金を背負わされながら、損壊費を名目として無理矢理『豊穣の女主人』の従業員として働かされることとなった。


現在は、ステイタス更新の目的で【デメテル・ファミリア】に所属している。ちなみに、このファミリアは5度目の改宗先である。非公式の所属ながら主神のデメテルとは友好的な関係で、団長のペルセフォネを始め、団員達とも顔見知りの模様。ルノアが今まで出会ってきた神の中でも神格者であったため、自分の事を気遣ってくれていたデメテルの存在は賞金稼ぎ時代の心の支えになっていたという。デメテルからはルノアが賞金稼ぎという事は知らないながらも、今やっている仕事に疲れていることを見抜かれ、正式にファミリアの団員になって一緒に働かないかと誘われたこともあったが、自分にはその資格はないとして断っている。


ちなみに彼女が引退したことは世間的には知られてないらしくepisodeリューでは名を騙る偽物が登場した。


『女神祭』では、2日目にシルを【フレイヤ・ファミリア】の第一級冒険者達から守るべく戦い(しかし、長くて一分しか持たないとベルに断言している)、なし崩し的にガリバー兄弟と再戦するが、奮闘空しくやられる。


フレイヤがオラリオ中に『魅了』を施した時は、「ベルはフレイヤの眷族」と記憶を改竄された上に、シルの記憶も消されてしまう。ベルのことを「『シル』という知らない人を尋ねに店に来る迷惑な人」と認識し、嫌悪していた。『魅了』が解除されるとベルとシルの記憶が戻り、アーニャの元へ行くと自分の胸に顔をうずめながら泣き喚く彼女を、クロエと共に宥めていた。


本編18巻では、『派閥大戦』の数日前にクロエと共にデメテルとニョルズに頭を下げて、『豊穣の女主人』の店員たちを眷族に改宗してもらった。そして、『派閥大戦』当日にシルの正体がフレイヤだと知った上で『派閥大戦』に参戦しようと自室のベッドに引き籠もるアーニャに呼びかけるが、一向に起き上がらないアーニャに怒って、部屋を出て行った。その後、店員ロシィがアーニャがベート・ローガに拉致されたと聞き、クロエたちと共にアーニャの匂いを辿って『戦いの野』まで追跡し、『戦いの野』西側の大広間で眠り続けるシル(ヘルン)を見て驚愕した直後、寝言で自分たちに謝るシル(ヘルン)の言葉を聞き、ミア・グランドたちと共に『派閥大戦』に途中参戦する。そして、アーニャの異常魔法【レミスト・フェリス】でアレン・フローメルと彼の率いる『強靭な勇士』たちとガリバー兄弟を弱体化させた後、リリルカ・アーデの作戦で分断されたガリバー兄弟の末弟グレールを、長年のリベンジの想いを込めて拳の弾幕で沈めて、勝利した。その後、アレン・フローメルが発動した高速魔法【グラリネーゼ・フローメル】でクロエたちと共に吹き飛ばされて、戦闘不能になった。

『派閥大戦』が終結して【フレイヤ・ファミリア】が解体された後、迷宮都市オラリオを去ろうとするフレイヤの前にクロエたちと共に現れて、クロエと共にシルの姿になったフレイヤをからかった後、シルの「私は女神をやめたい。みんなの側でシルでいたい」という『本当の望み』を聞き、リューたちと共に歓声を挙げた。


戦闘スタイル編集

魔法、武器に一切頼らない純粋な肉弾戦。発展アビリティも拳に特化しており、単純なパワーで言えばその攻撃力、破壊力はLv.4の中でも群を抜いており、実際に対峙したリューをして「地のステイタスが優秀すぎる」と言わしめたほど。特にパンチの威力は凄まじく、クリーンヒットすれば人体に風穴を開けてしまうほど。

異名の『黒拳』は、彼女の拳が砕かれた者の返り血によって赤黒く染まったことから広まった名である。


ステイタス編集

※5年前の最終判明ステイタス

Lv.4

耐久器用敏捷魔力
B780B722D577D599I0
拳打破砕拳士
HII

余談編集

実は彼女、アニメ『ダンまち』シリーズにおいて、第1期の1話でモブとして登場して以降台詞どころか登場すらさせてもらいていないという、かなり不遇な扱いをうけている(劇場版では、ほんの少しだけ台詞ありで登場)。

猫人コンビも出番は削られているが、彼女たちはwebサイトにて次回予告を担当しているため、ルノアよりは存在感を出している。そういった影響からか、アプリ『メモリア・フレーゼ』の交流モード(衣装の着せ替え、専用ボイス、キャラ専用クエストが観覧できる機能)でも、酒場メンバーで唯一省かれてしまっている。


関連タグ編集

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 豊穣の女主人

シル・フローヴァ リュー・リオン アーニャ・フローメル クロエ・ロロ

ミア・グランド

賞金稼ぎ ウエイトレス 喧嘩屋


相楽左之助:徒手空拳で暴れ回る喧嘩屋繋がり。なお、中の人馬鹿猫のお兄様

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