概要
迷宮都市オラリオに存在する、デメテルが主神を務めるファミリア。エンブレムは麦と女神の側面像(プロフィール)。
生産系及び商業系の派閥で、戦力と呼べるものはほぼ存在しないにもかかわらず派閥の等級は「C」と高めの評価を受けている。実際にオラリオ全体の生命線…特に食糧事情に関わる程の重要な存在であり、このファミリアに万一の事態があれば、「多くの人々が飢え、迷宮都市には『永遠の冬』が訪れる」とさえ言われている。
眷族達の中に「戦闘員」と呼べる者は存在しないが、主神のデメテルが「豊饒」を司る女神である事から、ファミリアもオラリオにおける農業を担当しており、穀物や野菜、果物等、オラリオに出荷されている農産物の殆どが生産されている。
ヘスティアのバイト先で作られている「ジャガ丸くん(オラリオ風のコロッケ)」の材料となるジャガイモや、ディオニュソスが造っていた神酒の葡萄酒の原料となっている葡萄も、【デメテル・ファミリア】の農場で作られた物である。
なお、ヘスティアやミアハなどの貧困ファミリアも、たまに畑仕事の手伝いに来る模様。
派閥の形態故に、眷族の中には『神の恩恵(ファルナ)』の恩恵を受けている者だけでなく、都市外の大農場で普通に農業を営んでいる非戦闘員もおり、それらも含めると、規模に関しては都市最大の派閥とされている【ガネーシャ・ファミリア】をも凌駕する。
眷族
- ペルセフォネ
ファミリアで唯一名前が判明しているファミリア団長。褐色肌で金髪の女性。
外伝『ソード・オラトリア』では、ある事件の人質に取られていたが、最後までデメテルの身を案じていた。
他にも『豊穣の女主人』のルノア・ファウストが、恩恵だけ授かっているが、【デメテル・ファミリア】には所属していない。
本編18巻での『派閥大戦』では、『派閥大戦』開始の数日前にルノアとクロエ・ロロに頭を下げられて、ニョルズと共に『豊饒の女主人』の店員たちを眷族とした。そして、【デメテル・ファミリア】はニョルズやアストレアや新生【アストレア・ファミリア】と共に、派閥連合に途中参加する。