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アーニャ・フローメル

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あーにゃふろーめる

アーニャ・フローメルは、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の登場キャラクター。

概要

酒場『豊穣の女主人』で働く猫人(キャットピープル)の女性店員。

店員の中でも古株の様で、外伝『ソード・オラトリア』の9巻に開業したばかりの『豊穣の女主人』で働いている様子が書かれている。

都市最大派閥の一角である【フレイヤ・ファミリア】で副団長を務めるアレン・フローメルは実の兄で、自身もかつては【フレイヤ・ファミリア】所属の冒険者だった。現役時代の二つ名は【戦車の片割れ(ヴァナ・アルフィ)】

人物像

容姿

茶色の毛並みと猫人(キャットピープル)の特徴である猫耳と尻尾を持つ。体格は小柄な方だが、胸は結構大きめ。

性格

明るく元気な性格をしているが、口が軽く思慮も浅い作中屈指のおバカでもある。基本的に猫人らしく「ミャー」や「ニャ」といった猫語を交えた口調で話すが、緊迫した状況になると猫語は消えて普通の喋り方となる。

仕事サボりの常習犯で、店でも問題ばかり起こしており、その度にミアから拳骨を食らっているのだが、全く学習せず同じことを繰り返す『豊穣の女主人』随一のトラブルメーカー。その上、とんでもない音痴で同僚達からは「客足が減るから止せ」「災害音痴」と言われているのだが、本人はその自覚がなくノリノリで歌おうとしては周りに止められている。

一方で、精神的に脆く他者に依存的な所もあり、幼い頃は唯一の肉親だったアレンにひたすら縋りついていた。孤独や愛する者からの拒絶を何よりも恐れており、兄から縁を切ると言われた直後は今の姿からは想像もつかないぐらい塞ぎ込んでいたとのこと。また、人の気持ちを読み取るのも苦手で、から指摘されるまで自分を拒絶する兄の真意にも全く気付かなかった。

冒険者を引退した現在でも装備は保管しており、遠征編では装備を取り出して仲間たちと共にダンジョンに赴いてる。かつては上級冒険者だけあって、リュー同様にダンジョンのことについては『豊穣の女主人』の中でも詳しい部類に入るのだが、引退してから結構経っていることや持ち前の頭の悪さもあって、道などの細かい部分は結構忘れている模様。

人間関係

実兄。幼い頃から依存に近い愛情を抱き続けており、【フレイヤ・ファミリア】にいた頃は彼以外のものに眼中がなかった。後述の理由から現在は絶縁状態にあり、彼から睨まれただけで委縮してしまうほど恐れているが、もう一度兄妹としてやり直したいとも思っている。

『豊穣の女主人』の店主。【フレイヤ・ファミリア】時代からの付き合いで、派閥内でも数少ない自分を気にかけてくれる存在だった。現在は彼女のことを母親の様に慕っており、「ミア母ちゃん」と呼んでいる。

『豊穣の女主人』の同僚。同じ猫人の彼女とは気が合うらしく、よく一緒に行動しているが、お互い自分勝手な性分をしているので問題行動を起こす事も多く、その度にミアからまとめて制裁を食らっている。

『豊穣の女主人』の同僚。兄に捨てられて居場所をなくした自分を『豊穣の女主人』へと迎え入れてくれた存在。同僚の中でも特に長い付き合いで、その分彼女の真実を知った時は誰よりも衝撃を隠せなかった。

作中の動向

本編開始前

幼い頃は孤児で家族はアレンしかおらず、寄生虫の様に彼に縋って生きていた。そこをフレイヤにアレンとともに拾われ、【フレイヤ・ファミリア】に入団する。しかし、衣食住を与えられたが、殺し合いさながらの『洗礼』を受ける日々を送る事になる。

そんな苦痛に満ちた日々だったが、すぐに兄のアレンが頭角を現していき、彼に置いていかれることを恐れたアーニャは必死にアレンの背中を追い掛けていき、冒険者として成長していくことになる。アーニャの【戦車の片割れ(ヴァナ・アルフィ)】という二つ名も、【女神の戦車(ヴァナ・フレイア)】の二つ名を持つ兄から決して離れようとしないその姿から付けられたもの。

だが、深層域の『遠征』にアレンに止められたにもかかわらず無理矢理付いていき、自分は死にかけた上にアレンも巻き込まれて重傷を負ってしまう。これが決定的となりアレンから拒絶され、フレイヤからもあっさりとファミリアから追放されてしまう。家族と居場所を失い、絶望にうちひしがれたアーニャだったが、そこをシルに声を掛けられて、彼女の手を取って『豊穣の女主人』に迎えられる。

本編

『女神祭』では、シルが抜けた穴を【ヘスティア・ファミリア】で補い、隙を見てクロエ、ルノア、リューとともにシルとベルのデートを尾行。だが、2日目にシルを【フレイヤ・ファミリア】の第一級冒険者達から守るべく他の三人と立ちはだかり、ガリバー兄弟と交戦するが元団員で連携を何度も見ていたことでかろうじて対応出来たものの、重傷を負う。そこにアレンが現れ、シルを見逃すように懇願するも聞き入られず、兄に逆らえないまま道を空けることとなり、アーニャは泣き崩れてしまう。

シルを守れなかったことに落ち込み、部屋に引き籠っている中、フレイヤがオラリオ中に『魅了』を施してしまうが、元団員だったことでミアとともに『魅了』が解除される。その後、クロエとルノアに無理矢理部屋から出されるが、誰もシルのことを覚えていないことに愕然とし、ミアから「フレイヤが『魅了』を施し、『シル』を消した」と聞かされる。

それを受け入れられずに店を飛び出すが、そこでアレンと再会し彼に連れられて広場に行くと、そこにいたフレイヤと再会。シルのことをフレイヤに問い質すが、彼女から『シル』の正体は自分であることを明かされる。アーニャを助けたのはただの娯楽に過ぎないと明かされたことで精神が崩壊し、錯乱したまま「シルを返せっ!」とフレイヤに襲い掛かるが、アレンに槍で殴られて吹き飛ばされる。

その後、再び部屋に引き籠るが、ヘスティアによって『魅了』が解除され、記憶が戻ったクロエ達が自分の元へ駆け付けると、そのままクロエたちに抱きついて泣き喚き続けた。

『派閥大戦』当日になってもシルに裏切られたショックから自室のベッドに引きこもって、ルノアとクロエの呼びかけにも反応しなかった。しかし、突然自室に現れたベート・ローガに無理矢理拉致されて、『戦いの野』まで連行される。

そして、シルの匂いを辿ったベートによって『戦いの野』西側の大広間まで連れていかれたところで、眠り続けるシル(ヘルン)を発見して驚愕し、ベートがシルの『真意』を聞く為に自分が連れてこられたことに気付き、それでも真実を知ることに躊躇っていたところにシル(ヘルン)が「ごめんね。アーニャ」と寝言で呟いたことに再度驚愕し、続いてルノアたちとミアに寝言で謝罪したのを聞き届けた後、アーニャを追ってきたルノアたちとミアに自分はシルを救いたいと告げて、『派閥大戦』に途中参戦する。

そして、『オルザの都市遺跡』でガリバー兄弟とアレンたちに異常魔法【レミスト・フェリス】をかけて弱体化させた後、人生初の兄妹喧嘩をアレンと行う。弱体化させても手強いアレンに苦戦していたところに、ヘディンに続いてシルの為に寝返ったヘグニ・ラグナールの加勢を得たことで持ち直した。そして、アレンとヘグニの会話の中で、アレンが死と不幸しか撒き散らさない自分の側からアーニャを遠ざける為にアーニャを『憎む』しかなかったことを知って、全てはアーニャの幸せを願っての行動だったことを知って涙して、再びアレンと和解したいと告げる。

しかし、アレンとアーニャの故郷を滅ぼした『隻眼の黒竜』が生きている限りアーニャの幸せは容易く吹き飛ぶとアレンが告げて、『隻眼の黒竜』を討つ為の強さを得るまで女神フレイヤは失わせないとしてアレンが高速魔法【グラリネーゼ・フローメル】を使用すると、ヘグニやアイシャ・ベルカたちと共に吹き飛ばされて、戦闘不能になる。

『派閥大戦』が終結して【フレイヤ・ファミリア】が解体された後、オラリオを去ろうとするフレイヤの前にベル・クラネルリュー・リオンたちと共に現れて、涙ながらにシル(とフレイヤ)にいなくならないでほしいと訴えてシルに抱き着いた。

『派閥大戦』後、色々と吹っ切れたアーニャはアレンと家族に戻ろうと奔走するようになり、幾度も説得しに行っては逃げるアレンを追い掛けるやり取りを繰り広げている。また、ミアによって引き取られた【フレイヤ・ファミリア】の『満たす煤者達(アンドフリームニル)』らに対してクロエとともに先輩面して仕事を押し付けたりしていたが、仕事に慣れ始めた頃に遂に堪忍袋の緒が切れてクロエとともに詰め寄られて口論となり、ミアの拳骨を喰らう羽目になる。

アストレア・レコード

「アストレア・レコード」では、シルと共に行動し、炊き出しに参加していた。『大抗争』二日目に、襲ってきた『闇派閥(イヴィルス)』に槍で対応するなど、シルの護衛を兼ねていた模様。

能力

兄のアレンと同じ槍使いで、金の長槍を武器とする。本人は兄と違って才能がなかったと言っているが、少なくとも【フレイヤ・ファミリア】を追放された9年前の時点でLv.4に至っているので、ランクアップの速度は十分速い方だったといえる。実力も確かで、本編から5年前には当時凄腕の殺し屋だったクロエと互角に渡り合っている。

ステイタス

Lv.4

耐久器用敏捷魔力

スキル

発展アビリティ

魔法

  • レミスト・フェリス

詠唱式:【灰の空、消えた家、降るは黒、廃墟の雨、首なき瞳、尋ねし銅像(コリィ)。なりや、なりや?貴様は仔猫、迷子の車輪、私は涙、嗚咽の僕(しもべ)、家を問う。答えはなく。鴉(とり)に問う。定かでなく。だから私は泣くのです。たった一人、家族(あなた)の背で唄うのです。どうか私を置いていかないで

渾身の叫び声を上げて、周囲に怪音波を撒き散らす魔法。その効果は『異常魔法(アンチ・ステイタス)』で、怪音波を聴いてしまった者を赤い魔力の光で包みこみ、基礎アビリティに『スキル』や『魔法』、更には発展アビリティの効力すら大幅に低下させる。

加えて広範囲に届くだけでなく、そもそも音量自体が凄まじいため、耳を塞ぐだけでは防ぎきれない。この魔法こそ、アーニャが音痴と呼ばれる所以である。詠唱自体は聖女のような歌声だけに、叫び声とのギャップが凄まじい。

効果が強力な分、一度使用すると再使用までに半日ものインターバルを要するため、基本的に一日に一度しか使えない。また敵味方問わず影響を及ぼすため、無計画に使用すると味方も弱体化させて逆効果になってしまう。

余談

メモリア・フレーゼ』にもたびたび登場し、大抵はクロエとセットで登場する。また、一部のストーリーでは探偵を名乗ることもある。まあ、肝心のアーニャがアホなので、大抵はろくでもない結果に終わるのだが。

また、クロエと共にアニメ版の次回予告を担当しているが、クロエの中の人が洲崎綾なのでぶっちゃけただの洲崎西である。

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