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ナァーザ・エリスイス

なぁーざえりすいす

ナァーザ・エリスイスとは、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の登場人物。
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概要編集

CV:葉山いくみ(アプリ『メモリア・フレーゼ』では、【ロキ・ファミリア】のアリシア・フォレストライトも兼任)


ミアハ・ファミリア】の団長を務める、犬人(シアンスロープ)の女性。年齢は18歳。

上級冒険者の域たるLv.2に到達済みだが、迷宮(ダンジョン)でモンスターに片腕を食われたことがトラウマになって迷宮に入る事が出来なくなり、現在は薬剤師としてファミリアの家計を支えている。

二つ名は【医神の忠犬(ミーヤル・ハウンド)】

アニメでは、第1期にワンシーンだけ登場するが、台詞はなかった。第2期では、アポロン主催の『神の宴』にミアハと共に参加する形で、第一話から本格的に登場。赤いドレス姿を披露する。


最低でも11歳(暗黒時代)の頃から、冒険者として活動する古参。

本編18巻にて、冒険者をやめたのが6年前とされており、ランクアップに6年かかったことも加味すると6、7歳の頃には恩恵を授かっていた可能性があり、当時が暗黒時代ということもあり、幼少期になにか事件に巻き込まれたのかもしれない。


人物像編集

主神のミアハに、好意を抱いている。普段は低いテンションで淡々としているが、ミアハや【ディアンケヒト・ファミリア】絡みの話題となると感情を露わにすることも。


とある理由でディアンケヒトアミッド・テアサナーレの事を嫌っており、【ディアンケヒト・ファミリア】について【タケミカヅチ・ファミリア】にあることない事吹き込んだり、アミッドと顔を合わせれば悪態をつくこともある。


自分自身がファミリアの凋落の原因になった事を気にしており、それを何とかしなければという思いから金銭絡みではややがめつい所があり、新しく団員となったダフネ・ラウロスによると人使いが荒いらしい。


右腕、およびファミリア凋落の真相編集


……本当は片腕どころか、モンスターの群れによって全身を炎に焼かれ大火傷を負わされた上で、生きたまま体中を食い荒らされたというのが真相である。救助された際、自らのファミリアの主神であるミアハの献身的な看護と投薬により、一命はとりとめ全身の重篤な傷も癒されはしたのだが、骨までなくなってしまった右腕だけは高級ポーションでも治す事ができず、それをいたく悲しんだミアハが、莫大な借金を背負ってまでナァーザ用に特注の義腕『銀の腕(アガートラム)』を購入し、右手を失った彼女に装着。銀の腕は彼女の新たな右腕としてしっかり定着はしたものの、それを購入するためにミアハが商売敵の医療具製造ファミリアから背負った借金があまりに高額すぎたために、それまで中堅どころとしてそれなりに規模も人材も有していた【ミアハ・ファミリア】は、構成員たちが主神ミアハを見限って次々と抜けていき、いまやかつての勢力は見る影もない、主神一柱・子一人の貧乏零細ファミリアと成り果てたのだった。


その後編集

ミアハの高潔さと商品たるポーションを、何かにつけてオマケしてしまう気前のよさもあり、とても繁盛どころか借金返済すら覚束ない状況に困窮していたナァーザは、そこから商品の品質偽装に手を染めてしまう。

クエスト受注の報酬や商品として売り出すポーションを水で薄めて水増しし、甘味料を加えて味をごまかし、材料費をケチった粗悪品をそのまま正規価格の1瓶500ヴァリスで売り始めたのである(見破ったリリの見立てでは、売られていた粗悪品ポーションは実質適正価格で200ヴァリスがいいところとの事)。

【ミアハ・ファミリア】の店の常連であり、超のつくお人よしでおよそ人を疑う事を知らないベルはナァーザ的に長きに渡るいいカモであったのだが、その過酷な生い立ちから人の悪意や謀略に聡いベルのサポーター・リリにそれを見破られ、偽装商売が露見。

それを知り激怒したミアハに連れられ、ベル達の主神であるヘスティアも交えてベル達に詫びを入れる事となるのだが、その動機となった上記の困窮理由を明かす事となり、さらに今月分の借金納付期限も迫っている事もあり、一転してベル達に借金返済のための新薬の素材調達のクエストを発注する事になる。

ヘスティアが、ミアハと懇意にしていたお得意先であった事もあり、【ヘスティア・ファミリア】は『今後インチキ商売をしない事』を【ミアハ・ファミリア】への条件として遺恨を水に流し、依頼を快諾。その全面協力もあって『体力と精神力(マインド)を同時に回復する』という薬効の新ポーション『二属性回復薬(デュアル・ポーション)』の開発・商品化に成功し、当面の借金取立ての危機回避に成功した。

その後、ナァーザは自分たちからの詐欺被害にあってもなお懸命かつ献身的に協力してくれたベルに新作ポーション(今度は手抜きなし)をプレゼントし、改めて謝罪。

今回の窮地回避への感謝も告げ、今後は困ったことを相談してくれたらいつでも力になるとベルに約束し、彼らが【アポロン・ファミリア】に追われていた時や、【ソーマ・ファミリア】に監禁されているリリの救出の際も手助けした。

ちなみに、後に行われた『戦争遊戯(ウォーゲーム)』では、ちゃっかり賭博で【ヘスティア・ファミリア】に賭けており、ベル達が勝ったことで同じく賭けていたモルドとともに大金を手に入れた。


また、彼女の価値観としては迷宮よりも都市外の可能性に魅力を感じているらしく、上記の新薬も迷宮内と外界の『セオロの密林』で入手した素材を組み合わせ作った物である。


異端児(ゼノス)騒動では、詳しい事情は知らないがミアハとともにベルに協力し、ベルの元に訪れて頭をなでて彼を励まし、ベルに頼まれて彼から渡された幻覚を見せる薬を使って、冒険者達を混乱させた。


『遠征』では、迷宮に行けない自分の代わりに、ダフネとカサンドラを参加させた。


フレイヤがオラリオ中に『魅了』を施された後、本拠に訪れたベルに他人行儀で応対した。『魅了』が解けた時は本気で自分に失望し、「ほんとうに、死にたいんだけど……」と零していたが、ダフネに引っ張られてベルの元へ向かった。


『派閥大戦』では、ヘスティア・ファミリア率いる派閥連合としてミアハやダフネたちと共に参加。モンスターのいない地上の為、戦闘に参加できた。『派閥大戦』が開始すると、左翼部隊の一員として参戦するが、ヘディン・セルランドの作戦で派閥連合が保有する『クロッゾの魔剣』の大半が無駄撃ちさせられたが、ナァーザだけは独断で『クロッゾの魔剣』を温存し、それが結果的に『クロッゾの魔剣』を矢として射出してアイシャと命に提供して援護することに繋がり、ガリバー兄弟の攻撃からアイシャ・ベルカヤマト・命を守ることに繋がる。しかし、このままでは『クロッゾの魔剣』が尽きて、いずれジリ貧になることも察して焦っていたところにリュー・リオンが途中参戦してヘグニ・ラグナールを倒し、更に『豊穣の女主人』の店員たちも途中参戦したことで、リリルカ・アーデがガリバー兄弟を倒す為に提案した作戦に、『クロッゾの魔剣』を撃ち尽くしたこともあって作戦を了承し、命に作戦の命運を託した。そして、アーニャ・フローメルの異常魔法【レミスト・フェリス】によって弱体化したガリバー兄弟の三男ベーリングが命の重圧魔法【フツノミタマ】から脱出して自身に攻撃した際に右腕の義腕『アガートラム』で防いだ直後に、自身の異常魔法【ダルヴ・ダオル】でベーリングを更に弱体化させて、直後に命が居合技【絶華】でベーリングを仕留めて勝利する。その後、ミアハが到着してステイタス更新を行うが、アレン・フローメルが使用した高速魔法【グラリネーゼ・フローメル】の衝撃波でアイシャたちと共に吹き飛ばされて、ミアハが胸に着けていた花を散らされたことで脱落するが、ナァーザたちの奮闘が結果的に派閥連合が【フレイヤ・ファミリア】に勝利することに繋がった。


『派閥大戦』後、Lv.3にランクアップしたことが判明する。『アガートラム』はベーリングによって破損してしまったが、戦いで得た報償で新しい『アガートラム』を購入出来るとのこと(ただし、以前の借金分は残ったまま)。


冒険者としての能力編集

第三級冒険者の実力者で、発展アビリティ【調合】によって回復薬などを作る事が出来る。ちなみに、ランクアップには6年かかったという。

負傷する前は弓をメイン武器として扱っており、その狙撃の腕は確かである。作中でもベルが【アポロン・ファミリア】の襲撃を受けると、これを遠距離からの狙撃で妨害し、ベルの脱出を援護した。

モンスターに対してはトラウマを持つため、殆ど戦うことは出来ないが、心の傷を刺激されない(モンスターの息遣いを感じずにすむ)ほどの超遠距離からなら、どうにか弓は引ける。


ステイタス編集

Lv.2(18巻時点)

耐久器用敏捷魔力
G218G204G293F339I187
調合
I

発展アビリティ編集

  • 調合

薬剤の品質の向上、ポーションのような回復効果を持つ、魔法に近いアイテムの開発が可能となるアビリティ。薬に関係した作業に関わる人間が発現しやすく、ナァーザも製薬の手伝いをしていたことで会得したという。


魔法編集

  • ダルヴ・ダオル

詠唱式:【影が行(ゆ)く。闇が降る。腕亡き我が身は凋落の冠。悪しき蟲、巣食われる肉、陵辱(おか)されし心。銀を苛む、蠢動の羽音。

義手から漆黒の粒子を放出し、飲み込んだ敵のステイタスを下げる『異常魔法(アンチ・ステイタス)』。

元ネタは、ケルト神話においてアガートラムの内部に寄生していたカブトコガネムシの意。


作成したアイテム編集

  • 『二属性回復薬(デュアル・ポーション)』

体力と精神力(マインド)を同時に回復する。

材料は『ブルー・パピリオの翅』と、オラリオの外で繁殖していた『ブラッドサウルスの卵』。


  • 『高等二属性回復薬(ハイ・デュアル・ポーション)』

『二属性回復薬』よりも、多くの体力と精神力を同時に回復する。ナァーザが【ヘスティア・ファミリア】たち派閥連合が行く『遠征』のために、徹夜で間に合わせた新薬。

作中では、狡猾な強化種モス・ヒュージによって分断されたベルが、モンスターの大群と強化種モス・ヒュージに囲まれたパーティーに駆けつけて、【英雄願望(アルゴノゥト)】で4分フルチャージしたファイアボルトを放って消費した体力と精神力を、リリから受け取った『高等二属性回復薬』で回復していた。


  • 『強臭袋(モルブル)』

モンスターが近寄らなくなるほど凄まじい悪臭を放つ、臭い袋。ベルたちが中層へ進出する前に、リリがモンスターとの遭遇を防ぐためにナァーザに依頼して作って貰ったアイテム。よく都市外で材料を調達するナァーザが迷宮産の材料と組み合わせることで、偶然開発に漕ぎ着けた。ただし、臭い袋の効果が薄れる遠距離であればモンスターも攻撃してくるので、油断はできない。下層で生まれる水棲モンスターは陸の臭いに大して反応もせず、嗅覚のないモンスターにも効果はない。ちなみに他種族よりも鋭い五感を持つ獣人であるナァーザが試しに臭いを嗅いだところ、あまりの臭さにひっくり返って床をゴロゴロともの凄い勢いでのたうち回り、臭いを必死に拭い落とそうと何度も鼻を床へこすりつけていたらしい。

作中では中層へ進出したベルたちが、安全階層である18階層を目指すため、臭いに顔を歪ませながら使用していた。

異端児編では、喋るモンスターについて情報収集するためにエルフに変身したリリが酒場へ赴くと【ヘルメス・ファミリア】のルルネと遭遇。情報料として金を出すも大した情報も得られず、逆に喋るモンスターについて探っていると怪しまれて尾行されてしまう。にわか仕込みのリリと違い、本職の盗賊(シーフ)相手ではまともなやり方で振り切れないと踏んで、『強臭袋(モルブル)』を使用して追跡を免れた。

【ヘスティア・ファミリア】の遠征時にも持ってきてはいたが、下層の水棲モンスターや嗅覚のない強化種モス・ヒュージには効果がないため、出番はなかった。


アニメ4期6話では、強化種モス・ヒュージとの死闘を終えて18階層へ戻ってきたベルがボールスたちに酒場へ連行されて下層での冒険話を聞かされる。リリはベルの新しい二つ名を知らせるために大金をはたいて情報誌を購入したが、ボールスが酒の席で盛大に発表してしまったため無駄骨となってしまう。ベルと二人きりで話す予定も先延ばしにされ、とっておきの話のネタも取られたリリは怒り、『強臭袋(モルブル)』を床に叩きつけて煙幕に紛れてベルを酒場から連れ出した(酔っぱらって絡んできたアイシャからベルの貞操を守ったファインプレーでもある)。


余談編集

ナァーザは原作の異端児篇にて、異端児達を迷宮に返そうとしたベル達に協力しているが、異端児の存在自体については知らないという設定になっている(主神であるミアハは、異端児の存在をタケミカヅチヘファイストスと共に、ヘスティアから聞かされて知っている)。

ところが『ダンメモ』のストーリーにて、初めて人間と同じ知性や言葉を話せる異端児の存在を知る事になっているのだが、そのストーリーとはまさかのストライク・ザ・ブラッドとのコラボストーリーである『異界の眷獣と呪われし魔剣』である。なお、この時のナァーザはアスフィ・アル・アンドロメダが開発した薬を呑んで、一時的にだがモンスターへの恐怖心がなくなっており、迷宮にも入っている。ただし物語上のご都合アイテムなので、今後使用される事はないとゲーム内でわざわざヘスティアが代弁して公言している。

異端児の事情について何も知らない事で、当然ながらナァーザは困惑するのだが、ストブラ側のゲストキャラクターであるラ・フォリアの機転(というか、悪戯?)によって、ベル達への信頼もあって納得する事にしている。

あくまでアプリ内での出来事なので、原作にこの設定が反映されるかどうかは不明だが、ベル達を信頼している事は変わりないので、仮に異端児の存在を原作で知ることになっても、コラボイベントのように理解を示してくれる可能性は高い。

また、葉山いくみ女史は、ストブラのヒロイン煌坂紗矢華を演じており、上記のコラボでも主要キャラとして登場している。さらに【ロキ・ファミリア】のアリシアもこのコラボにガッツリ絡んでいるため、葉山女史の1人三役の大活躍を楽しむことができる。ストーリー中盤からは3人とも同じチームになったため、同じチームになったレイを混乱させてしまうことに…。


関連タグ編集

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ミアハ・ファミリア

ミアハ(ダンまち):ファミリアの主神であり想い人

ダフネ・ラウロス カサンドラ・イリオン:ファミリアの新団員

アミッド・テアサナーレ:目の敵にしている商売敵

ベル・クラネル:常連客で、今では大事な弟分

アリシア・フォレストライト:同作品内での声優繋がり

ヌアザ:恐らくキャラの元ネタ

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