概要
CV:小若和郁那
【アポロン・ファミリア】に所属していた、ヒューマンの女性冒険者。18歳。
現在は【ミアハ・ファミリア】の眷族として活動している。
二つ名は【月桂の遁走者(ラウルス・フーガ)】(メモリア・フレーゼにて判明)。
人物像
冷静巾着かつ気の強い性格で、物事をキッパリという女性。一人称は「ウチ」。
カサンドラ・イリオンとは友人関係で常に共に行動しているが、彼女の『予知夢』に関しては懐疑的でほとんど信じていない(彼女の予知夢は、【幸運】のレアアビリティを持つベルくらいしか受け止められないのだが)。
Lv.2ということもあり、【アポロン・ファミリア】所属時は部隊の指揮を行っており、迷宮(ダンジョン)探索時も指揮官の仕事を任されていたなど、かなり上の立場にいた模様。
しかし、ファミリアには強引に入団させられたようで、主神であるアポロンに対する忠誠心はほぼ皆無。何不自由なく尽くしてくれていたアポロンに対して感謝の気持ちもあったが、それ以上に恨んでいたとの事。
劇中の様相
【アポロン・ファミリア】時代、「世界最速兎(レコードホルダー)」として名を馳せる事になったベル・クラネルが、当時の主神であるアポロンに見初められる事態となってしまう。彼を強引に引き抜く為に【ヘスティア・ファミリア】への襲撃を命令されてしまった際は、自身も同じ境遇に立っていた事から多少同情を向けており、不満をこぼしながらも命令を聞いていた。
しかし、『戦争遊戯(ウォーゲーム)』で勝負を決める事になった際は、【アポロン・ファミリア】の敗北となってしまい、カサンドラと共に思わぬ形で自由を得る事になった。
その後は、カサンドラの提案で団員の募集を行っていた【ヘスティア・ファミリア】へ入団するつもりだったが、「2億ヴァリスというとんでもない借金を抱え込んでいる爆弾ファミリア」という事が露見した結果、それでも残ろうとしていたカサンドラを連れて早々とその場を離れていった。
その後は上記の通り、主神のミアハが善神である事と「同じく借金を抱えていたが、あちらよりはマシ」という理由で【ミアハ・ファミリア】に改宗。迷宮に潜れないナァーザ・エリスイスに代わって資金を稼いでいるが、結構アゴでこき使われているとの事。
入団こそしなかったが【ミアハ・ファミリア】と【ヘスティア・ファミリア】が交友関係な事もあり、ベル達とは付き合いを続けており、特にリリルカ・アーデには彼女が自分の力不足に悩んでいた際に指揮官としての道を提案し、彼女に指揮のイロハを教えている。
【ヘスティア・ファミリア】・【ミアハ・ファミリア】・【タケミカヅチ・ファミリア】による派閥連合での遠征にも参加し、遠征中において強化種の苔の巨人(モス・ヒュージ)や次産間隔(インターバル)を無視して出現した階層主のアンフィス・バエナといった様々なイレギュラーに見舞われ危機的状況に陥るが、決して諦めるず絶望に挑もうとする派閥メンバー達に呆れながらも感化され、普段の面倒事を避けようとする姿勢とは打って変わって、冒険者らしい意気込みを見せていった。
一方、危機的状況においてカサンドラが予言について語った際は、これまで全く信じようとはしなかったのに対し、「予言ではなくカサンドラ・イリオンを信じる」という理由から信じる道を選び、結果的に遠征隊は窮地を脱する事に成功した(ちなみに編集は当初、ついに予言を信じると思っていたらしい)。
メンバー全員で地上に無事帰還後、冒険者として何度も奮起した甲斐もあってか、カサンドラと共にLv.3へのランクアップに成功した。
一方、深層へ落ちてしまったベルやリューを救う為に、理知あるモンスターである異端児が協力した件に関しては、ヴェルフ・クロッゾからも「一番面倒臭そう(説得に)」と評されているが、あとは主神のミアハやタケミカヅチに説得を任せる(丸投げ)つもりでいる。
フレイヤがオラリオ中に『魅了』を施された後、本拠に訪れたベルに警戒して敵意を向けていた。『魅了』が解けた時は、本気で自分に失望しているナァーザを引っ張ってベルの元へ向かった。
『派閥大戦』では、派閥連合の右翼部隊の指揮を担当する。しかし、ヘディン・セルランドの作戦で派閥連合の保有する『クロッゾの魔剣』の大半を無駄撃ちさせられて窮地に陥り、カサンドラやカシマ・桜花やヒタチ・千草やボールス・エルダーの援護で戦線を維持する。しかし、中央部隊を指揮していた椿・コルブランドがヘグニ・ラグナールに斬り倒されて敗北し、窮地のボールスたちに指示を求められて、熟慮の末にボールスたちにヘグニに「斬られて」という残酷な指示を下す。そして、ボールスたちがヘグニに斬り倒された後も、自身も自身の嫌うスキル【月桂輪廻】でヘグニの斬撃を二十三回も受けてなお耐え忍んで(カサンドラの回復魔法『ソールライト』で回復を繰り返していたとはいえ)、二十四回目の斬撃で遂に倒れて、なおもカサンドラに回復を求めるが、ヘグニの脅迫に屈したカサンドラが降参したことで脱落となり、気絶する。しかし、ダフネたちがヘグニの呪武具【ヴィクティム・アビス】を多用させてヘグニの体力を損耗させたことで、直後に途中参戦したリュー・リオンがヘグニに勝利することに繋がった。
ステイタス
Lv.3
※以下Lv.2時点での最終ステイタス
力 | 耐久 | 器用 | 敏捷 | 魔力 |
---|---|---|---|---|
D505 | E478 | B707 | C698 | F370 |
耐異常 | ||||
I |
スキル
- 鉛矢受難(エリオス・バスシオン)
俊敏の小補正がかかるスキル。更に追走受動時にのみ、発展アビリティである『逃走』が一時発現する。
- 月桂輪廻(ラウルス・リース)
消費時及び瀕死時において耐久の超高補正のかかるスキル。発動箇所を任意で決める事が出来、効果がかかった部分には体皮が変異する特徴がある。
発展アビリティ
- 耐異常
状態異常の症状を防ぐ事の出来るアビリティ。
魔法
- ラウミュール
詠唱式:【追従せし空の太陽(かがやき)。全ては汝から逃れるためーー咲け、月桂樹(せいじゅ)の鎧(かご)】
耐久の微強化、更に俊敏の高強化がならせる防護魔法。効力は魔力によって比例する。
詠唱が元主神であるアポロンを彷彿させる内容の為、あまり使いたがらないとの事。
装備
- フェンサー・ローリイット
指揮棒に似た、細長い短剣。剣身は六十セルチ。アポロンが取り寄せた特注品であり、実は極東産。本来の銘は『桂冠剣人』。素材は『月聖樹液』と『碧鋼柱』。強固かつ軽量で、装備者の魔法行使を補助する。彼女本人は辟易しているものの無駄に性能が高いので、現在も使用している。
*他にも短剣だけじゃなく、細剣やムチも使える模様。