ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

中央公論新社

ちゅうおうこうろんしんしゃ

「中央公論新社」は読売新聞グループ本社の傘下の出版社。ここでは旧法人の株式会社中央公論社(ちゅうおうこうろんしゃ)についても述べる。
目次 [非表示]

来歴編集

株式会社中央公論社編集

1886年(明治19年)に京都・西本願寺の有志が集まり「反省会」を設立したのが前身。

翌1887年、反省会は『反省会雑誌』を創刊(後に『中央公論』と改題、現在も刊行されている。)

1896年、東京に移転し、1914年に「中央公論社」と改名、1926年に株式会社化。


中央公論新社編集

1990年代に多額の負債と在庫を抱え経営危機に陥る。読売新聞社(現・読売新聞東京本社)が救済に乗り出し、1999年に読売の全額出資によって中央公論新社が設立。

旧中央公論社は1999年2月1日付で株式会社平成出版(へいせいしゅっぱん)に商号変更、同年8月23日に解散。同年12月27日に特別清算開始。2001年9月1日に清算。

2002年の読売グループ再編により、中央公論新社は新設されたグループ持株会社読売新聞グループ本社の事業子会社となり現在に至る。


経営危機の理由編集

コミックス事業に着手しようとして、その足がかりとして『藤子不二雄ランド』の刊行を実施し、鳴り物入りの企画として盛んにCMも打った。だが、蓋を開ければ売れたタイトルは『ドラえもん』『オバケのQ太郎』『忍者ハットリくん』など一部タイトルのみであり結果大赤字、倒産危機に頻してしまうことに。


しばらくコミックス事業は行っていなかったが、作品の復刊、コンビニコミックの発行には積極的で、とりわけリクエストの多かった藤子不二雄Aランドの再販に漕ぎ着けた(再販はブッキング)のは同社の働きかけが強かったりもする。


主な文学賞編集

谷崎潤一郎賞は同社を代表する文学賞であり、過去に大江健三郎の代表作『万延元年のフットボール』などがある。


主な出版物編集

雑誌編集

  • 中央公論
  • 婦人公論(1916年創刊)

※この2誌は戦後も発行、現在に至る。

  • Marie Claire Style

2012年7月26日以降、読売新聞を定期購読する家庭に特典として月1~2回無料提供


レーベル編集

  • 中公新書
  • 中公叢書
  • 中公選書
  • 中公文庫
  • C★NOVELS
  • 中公新書ラクレ
  • 中公クラシックス

漫画編集

1980年代から90年代にかけて名作漫画をまとめた「中公愛蔵版」を多数出版。

また、

等もこの時期出版。


1990年代後半になって、文庫の漫画が流行したことから、愛蔵版シリーズの作品の多くは中公文庫に移行する。

また竹宮惠子安彦良和等を再版、広島原爆をテーマにした中沢啓治の『はだしのゲン』も当社から大判愛蔵版(全3巻)、文庫版(全7巻)を発行。


最近はそにしけんじ作の『猫ピッチャー』(メイン画像)が読売グループ繋がりで単行本を発行。


関連タグ編集

読売新聞

関連記事

親記事

読売新聞 よみうりしんぶん

子記事

兄弟記事

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました