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ガンファイターのび太

がんふぁいたーのびた

藤子・F・不二雄の作品の1つで少年ガンマンの雄姿を描く
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概要

「ガンファイターのび太」とは、「ドラえもん」におけるエピソードの一つである。
「小学五年生」1980年4月号、てんとう虫コミックス24巻に収録。アニメは大山版の第910話、水田版の第435話に該当。
「けん銃王コンテスト」(てんとう虫コミックス12巻収録)、「のび太の宇宙開拓史」(大長編)と並ぶ、のび太の射撃能力が大きくクローズアップされたエピソードである。

※予め説明しよう。のび太のガンファイターは飽くまでも趣味・遊びの範疇であって、それを決して生業としていないことを強く留意しておこう。

あらすじ

ガンシューティングゲームのウエスタンゲームで見事パーフェクト30000点を叩きだしたのび太は「西部開拓時代に生まれていれば、一流のガンマンになっていた」と思い込み、ドラえもんが留守の間にタイムマシンを動かして本物の西部開拓時代に行ってしまう。

現地に着いたのび太は近くの町「モルグ・シティ」に足を運ぶが、その町は本物のギャングに襲われており、23人目の保安官が倒されてしまっていた。
町長とその娘に「自分が保安官になる」というのび太だが、町長親子に子供扱いされて(実際子供なのだが)あっけなく断られてしまい、諦めて現代に帰ろうとする…が、タイムマシンのブレーキをかけていなかったためにタイムマシンはなくなっており、元の時代に帰れなくなってしまう。

やむを得ずモルグ・シティに戻ったのび太だったが、町は2人のギャングに再び襲われていた。
のび太は半ばひったくる形で手に入れた町長の銃(本物)を無我夢中で使い、ギャングたちを倒して捕らえることに成功。
のび太を見直した町長親子や町の人々は、のび太を保安官に任命。保安官「ノビータ」としてギャングの本隊と戦うことになる。

決戦の日。緊張のし過ぎで闇雲に発砲してしまい、弾切れを起こして窮地に陥ったのび太だが、彼の危機を謎の覆面ガンマンが救う。その正体はドラミであり、ドラミから撃った相手を眠らせる「ドリームガン」を渡されたのび太は敵の命を奪う心配がなくなったので大暴れ。ギャングを一掃し、町に平和を取り戻す。

その後、姿の見えないノビータを案じる町長親子に対し、のび太は「会えば帰りにくくなる」として何も告げずにドラミと現代に戻ることを決める。
いつの間にかいなくなったノビータは、遠い星から来てくれたのかもしれないと思いを馳せる町長親子。
タイムマシンで帰路に着く最中、ドラミはのび太に「モルグ・シティを救った謎のガンマンの伝説」の正体はのび太であったことを明かす。

アニメ版

大山のぶ代版は1987年4月3日、水田わさび版は2018年1月12日に放送。
いずれのアニメ版でもドラえもんがドラミと一緒に駆けつけている。

大山版においては、ギャングたちのリーダーとサブリーダーは、ジャイアンそっくりのジャイゴとスネ夫そっくりのスネーク、町長の娘もしずかそっくりのシャーロッテとされ、のび太に最初に倒されたギャング2人にもトムとジェリーの名が与えられる。

水田版においては、町長の娘はベスと呼ばれ、ベスが祖父の形見の帽子をのび太に託すシーンも描かれた。
ギャングたちもワイルドパンチという名が与えられる。

尚、水田版では「ガンファイターのび太」を放送する以前に、その宇宙版である「宇宙ガンファイターのび太」を前後編で製作された。

余談

物語の舞台となった「モルグ・シティ」の「モルグ(morgue)」とは、死体安置所のことである。

話題に上がりにくいが、原作漫画版では悪人相手とはいえ、のび太が本物の拳銃で人間を負傷させ、流血描写もあるという衝撃的なシーンが見られる。
…とはいえ、「人を撃って傷つけた」ショックはやはり相当に大きかったらしく、最初の2人のギャングを倒した際はその場で気絶してしまっている(2人とも急所は外れたらしく、生存している)。

アニメ版では「小学生が銃で人を負傷させる」行為をさせるのはさすがにマズかったのか、大山版では「おもちゃのピストルの弾がギャングたちの馬の鼻の穴に入ったことで馬が暴れだし、ギャングたちが転倒・逮捕される」、水田版では「本物の銃を使いながらも銃だけを撃ち落とす」展開に変更され、決戦時においてもドリームガンを手にするまでは人間相手には直接当てずに戦闘不能にする戦い方を行っている。
また、大山版ではのび太が本物の銃を手にするのは決戦時とされたが、本物の銃の重さから使うことが出来なかったとされた。
後に制作された南海大冒険でものび太が本物の銃を撃つシーンがあるが、そちらでは操作盤のほうを撃っている。

余談の余談になるが、敵の銃を撃ち落とすのは相手の胴体を撃ち抜くよりも遥かにマトが小さくて難しいため、よくよく考えると水田版ののび太は原作以上の凄腕である
ギラーミンが「このチビ、ただ者ではないな」と評したのも納得といえる。

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