概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』のエピソードの一つ。TC6巻収録。
水田わさび版アニメでは原作版と同じサブタイトルでアニメ化されているが、大山のぶ代版アニメでは「赤いクツの思い出」というサブタイトルに変更されている。
あらすじ
ガラクタを溜め込んだことをママに怒られ、のび太とドラえもんが部屋を掃除していると、のび太が赤い靴を見つけた。その靴の本来の持ち主は、のび太が幼稚園児の頃、野比家の近所に住んでいたノン子(通称・ノンちゃん)という女の子でのび太の初恋の相手でもある。
のび太は当時、ノンちゃんと非常に仲が良く、毎日のように遊んでいた。しかしある日、ジャイアンとスネ夫にノンちゃんと遊んでいることをからかわれ、のび太は彼らに煽られたことでノンちゃんと喧嘩してしまい、その際に彼女の靴を持って帰ってしまったのだ。その後、仲直りしようと思ったのび太だが、中々謝る機会が無く、ノンちゃんはそのままアメリカに引っ越してしまった。
事情を聞いたドラえもんは「それならすぐに謝りに行こう」と言いながらのび太を連れ、「タイムマシン」でノンちゃんが引っ越した日に向かう。しかしのび太は既に小学生になってしまっている為、ドラえもんは「タイムふろしき」を使用し、のび太を幼稚園児の姿に戻す。
のび太は無事にノンちゃんと再会すると、持っていた靴を返し、船で食べるおやつをあげて仲直りすることが出来た。その様子を、ドラえもんは優しく見守っているのだった。
さらにノンちゃんからままごとの道具をもらったのび太は「これをノンちゃんだと思って大事にしよう」と言って現代に持って帰るも、ママに「またガラクタが増えたじゃないの!」と怒られ、「ガラクタとは何ですか!」と逆ギレするのであった。