概要
『ドラベース』の主人公クロえもんの相棒で、江戸川ドラーズのメンバー。
ポジションはピッチャー(投手)で打順は9番。背番号1のエースである。
年齢は明かされなかったが外伝編での言及から中学生以下である。
いつも眼鏡をかけており外すとキャッチャーもよく見えないくらいの近眼。
一人称はオレ又は僕。
実家は東京都江戸川区に居を構える宅配業者で、容姿が野比玉子に似ている母親と従業員のクロえもんと暮らしている。自身も勉強と草野球の合間を縫ってエアカーでの配達を手伝っている。
幼くして父を亡くしふさぎ込んでいたが、ロボット養成学校卒業後に住み込みで就職したクロえもんとの交流で明るい心を取り戻した。
宅急便で鍛えた強肩で投げる剛速球と、手マメが元で生まれたフォークボールが武器。
当初はコントロールが悪かったが、無人島での特訓で克服。
また2度目の房総タートルズ戦では強い浜風を利用して打者の手元で動く変化球を繰り出している。
作中でシロえもんやドラ一郎など草野球界最強レベルのエースや強打者との投げ合いや勝負を制していき、著しい成長を遂げていく。
幼い頃よりあこがれていたキング・サダハルとのテスト勝負の末、草野球の国別世界大会WABC日本代表に追加で選抜される。
しかし、空港に向かう途中交通事故に巻き込まれて怪我で入院。代表選手から入れ替えられて代わりにスズえもんが入ることになる。
背番号11の代表ユニフォームを脱ぐ事になって自暴自棄になるが、タイムマシンで未来からやってきた大人の自分に励まされる。
打撃は特に得意というわけではなかったが、日本縦断トーナメントの秋田オリオンズ戦において一本足打法での決勝ホームランを披露した。
第一部最終話でフルネームが「藤本ひろし」である事が明かされる。これは作者むぎわらしんたろうの師匠でドラえもんの生みの親である藤子・F・不二雄の本名(藤本弘)と同じである。
原作完結後を描いたプロ野球編では千葉県の高校に進学し、甲子園出場を果たす。