概要
江戸川ドラーズの一員。アメリカ合衆国出身でカタコトの日本語で話す。雷のようなヒゲが特徴で、いつもサングラスをかけている。サングラスを外した方が打率が良い(可能性がある)のだが、あえてそうしないらしい。
ポジションはレフト。打順は4番。背番号7。左利き。
元々ロブスターズという弱小草野球チームにいたが、チームの主砲であるランディがドランプに引き抜かれたことでチームは瓦解し、新天地を目指して訪日。そこでクロえもんと出会いドラーズに入った。本人はNPBを目指していたが間違えてドラーズに入ってしまったという噂もあるとかないとか。
クールに装っているがその実熱い性格。
クロえもんと共にチームの主砲として活躍する。
変化球やスローボールに弱いが、初期の段階で180㎞のボールを打つなど、速球にはかなり強い。
ロボットの癖に尿が近い(因みに原作『ドラえもん』でも37巻にてドラえもんが立小便をするシーンがある)のか、トイレに行くシーンがやたら多い。
普段は神成さんにそっくりな「稲妻さん」という老人の家に下宿している。普段何の仕事をしているのかは全く不明。
愛国心が非常に強く、ムード盛り上げ楽団でアメリカ国歌を聞いて奮起したこともある。
ちなみに茜フライヤーズ戦で乱闘になりそうになった際に「出番だぜ!!」と率先して向かっているあたり、乱闘も上等なようである。
無人島でオイルを塗りたくった金属バットで石をトスバッティングする(火おこしが下手なので火打石の容量で火をつけようとした)という方法で編み出した「炎ノ打撃(ファイアーインパクト)」や「超炎ノ打撃(バーベキューインパクト)」など燃える必殺打法を持ち、守備でもファイヤー○○とつけたプレイを見せる。挙句の果てには手で投げたボールですら発火させる始末だが、これに必要な速度はマッハ2.1である。
WABC編では代表選手に選ばれる。ただしアメリカの。
事故で代表辞退に追い込まれたひろしを「あいつの豪速球は厄介だったからいなくてラッキーだった」と、ドラーズのメンバーとして心配するのではなくアメリカ代表としての発言をするなどストイックな面をのぞかせた。
この敵として冷徹な態度を取ったと見えるストイックな扱いには流石にヒョロえもんは激怒、クロえもんも「こいつらとは野球で決着を付ける」と怒りを露わにしつつも暴力は振るわないよう諫めている。
さらに、日本代表を終始「ヘボ日本」と軽蔑、日本を敵チーム・格下として見下している側面も垣間見えた。
敵になった途端にこの態度、一体ドラーズのチームメイトと共に戦った日々で日本草野球の何を見てきたのだろうか。(尤も「ヘボでないのは承知だったから」「身内はどうすれば向かってきてくれるかをわかっていたから」このような煽りができたともとれるため、本性はランディやドランプと同類だった等と考えるのは早計である。スポーツマンとしては配慮に欠けていると言わざるを得ないが)
日本代表とは決勝戦で戦いクロえもんらの所属する日本チームを破りアメリカを優勝に導いた。
大会後はアメリカの様々なチームから勧誘を受けるが(ちなみにこの時、ドラーズのメンバーも彼が日本に戻ってくるとは思っていなかった)日本大会でドラーズを優勝させるために帰国。アメリカで果たせなかった優勝の感動を叶えてやると見栄を切るもドラーズには「お前が打ったから日本が負けたんだろーが!!」とボコボコにされた。
敵として日本を軽蔑する態度をとっておいて、日本に帰ってきたら調子良くこんな事を言っている辺り、心の底から軽蔑していたわけではなく、弱すぎなんだけどマジで!みたいな内輪ノリだったのかもしれない。