概要
単行本12巻~17巻にて展開。
正式名称はワールドアマチュアベースボールクラシック。
草野球世界一を決める国・地域別対抗戦で、ざっくりいうとWBCの草野球版である。
クロえもんたちはキング・サダハル率いる日本代表のメンバーとして世界一を目指す。
ルール・大会形式
- 本家WBCのようなリーグ戦は存在せず、試合はすべて負けたら終わりのトーナメントで行われる。参加国は16ヶ国。
- ひみつ道具は試合前にスコアボードに3つ指定されるのは通常の試合と同じだが、本大会では3つのうちどれか一つしか使えない。ただし、決勝戦では従来通り3つ使える。
参加国
太字は日本代表と対戦したチーム。
- 日本 監督 キング・サダハル
・平井(荒川ホワイターズ)
・小松川(荒川ホワイターズ)
・レツ(江戸川ボローズ)
・マヅイ(石川ヤンキース)
・キヌえもん(鉄人軍団)
※元々、ひろしは選ばれていなかったのだが、シロえもんの頼みでキングがひろしと勝負。テストに合格して晴れて代表選手に選ばれたひろしだったが、事故で辞退。代わりに入ったのがスズえもん。
ヒョロえもんが選ばれたことにドラーズのチームメイトは疑問を抱いていた(そこまで打率は良くなく、守備も普通、すぐ怒る)が、その理由はプレッシャーに負けないムードメーカーであるからで、実際に彼のおかげで他メンバーも奮起する場面もある。
- イギリス
・アリス
・ヘンリー
・リチャード
・ドドラ
・ウイリアム
・チャールズ
・スチュアート
・エドワード
・ドラビ
- フランス
- オーストラリア
・ウルル
・ドアラン
・フレーザー
・ダンク
・ベダラ
・ハミルトン
・ヘイマン
・ロング
・モートン
- 南アフリカ
- イタリア
- カナダ
- キューバ
・プンタ
・カンセコ
・ペレス
・リナレス
・パルメイロ
・オリーバ
・ジョー
・バート
・グリエル
- アルゼンチン
- メキシコ
- インド
- ドミニカ共和国
- プエルトリコ
- 韓国
- オランダ
- アメリカ 監督 ヒル
・ランディ(デビルキングス)
・ロドリゲス
・ハンター
・スパイドル
・ジェイソン
・ライアン(デビルキングス)
・ルー(デビルキングス)
日本の試合結果
- 1回戦 日本7ー5イギリス
- 2回戦 日本6ー5オーストラリア
- 準決勝 キューバ10ー11日本
- 決勝 アメリカ4ー2日本
番外編・WABC(ダブルアメリカンバーガークラッシュ)
連載期間中に別冊コロコロコミックに掲載された特別編。
WAB(ダブルアメリカンバーガー)というビッグマックのようなデラックスサイズのハンバーガーを先に1000個食べきったほうの勝ちという要するに早食い競争。日本VSアメリカで行われた。
両チーム5人制で、プレイボールならぬプレイバーガーの掛け声でスタートし、追いついたり追い越されたりの展開で、4番手クロVSエーモンドが交代というタイミングで日本がリードしていたものの日本の5番手・シロえもんが「ばかばかしい」との一言で棄権し、アメリカの勝ちとなった。
余談
- 大会期間中は安全上の理由からどこでもドアの空間にはカギがかけられているため使用できず、選手や観客の移動には飛行機が使用される。
- イギリスは日本と対戦した国のうち、唯一現実での第1回WBCに参加していない国であった(17年後の第5回大会で予選を勝ち抜き初出場をはたす。)
- 第5回WBCでは、日本のピッチャーがオーストラリア戦でホームランを打つ(ただしこの試合ではDHでの出場だが)、日本が準決勝で劇的な逆転を見せる(本作のような1イニング大量得点でこそなく、相手もキューバではなくメキシコだが)、決勝は日本VSアメリカ(こちらは本作とは違い、日本が優勝)など、本作と似たような展開が見受けられた。それ故か、Twitterでは、本作がトレンド入りしていたことがあった