概要
1933年に公開されたシリー・シンフォニーの一作。
おおまかなあらすじはこちらと大体同じだが、オオカミが子羊や商人に変装するなどアレンジが加えられている。
シリー・シンフォニーの中では人気が高く、続編が3本ほど作られた。
キャラクター
- ファイファー・ピッグ
長男。藁の家を作った。笛を吹くのが趣味。お調子者でよく弟をからかったり彼の忠告を無視する。
旧吹き替え版の『赤ずきんちゃん』では弟と誤訳されている。
- フィドラー・ピッグ
次男。木(というか枝)で家を作った。バイオリンを引くのが趣味。彼も兄同様お調子者。
服装がドナルド・ダックに似ている。
旧吹き替え版の『赤ずきんちゃん』では弟と誤訳されている。
- プラクティカル・ピッグ
末っ子。レンガで家を作った。ウルフを倒す際に石橋を叩いて渡るかのように熱湯により沸点の高いテレビン油を入れる他続編では様々な武器を家に備えていたり大規模な装置や嘘発見器を作るなどウルフ対策には余念がない。嘘をついて嘘発見器にお仕置きされる兄達に「お仕置きをする方はされるよりも辛い」と説教した際にその説教が嘘だと判定されて自分もお仕置きされる意味深なシーンがある。
- ビッグ・バッド・ウルフ
本シリーズのヴィランズ。三匹の子ぶたを狙うオオカミ。
子ぶた達を食べようとしているが毎回失敗してしっぺ返しを受ける。
家を吹き飛ばすほどの暴風を起こす桁外れの肺活量の持ち主だが、レンガの家は彼の肺活量をもってしても吹き飛ばせない。
変装も得意であり毎回何らかの変装をして子ぶた達を捕まえようとする。
旧吹き替え版の『赤ずきんちゃん』では7匹の子ヤギを襲い6匹まで丸飲みにしたオオカミの又従兄弟という設定(というかナレーターのアドリブ)があり、妖精のカツラも又従兄弟からの遺産(死因はリンク先を参照に)らしい。なお、肝心の7匹の子ヤギのシリー・シンフォニー作品はない。
『赤ずきんちゃん』のみ登場。こちらでは食べられたりせず祖母手助けによりタンスの中に逃げ込む
- おばあちゃん
『赤ずきんちゃん』のみ登場。赤ずきんの祖母。ウルフが襲撃した際にタンスの中に立てこもりさらに赤ずきんを助ける。
- 三匹のオオカミ
『オオカミは笑う』以降に登場。ビッグ・バッド・ウルフの子供達。父親から豚を食べるよう英才教育を受けている。父親をからかったり、『三男を捕まえるまでは他の二匹はお預け』という言いつけを破って二匹の兄豚を料理しようとするなどやんちゃ盛り。
- シリーズ
三匹の子ぶた
赤ずきんちゃん
オオカミは笑う(オオカミ少年を意識したシーンがある)
働き子ぶた(オープニングの画面は今までとは異なり三匹の子ぶたの顔が表示される)
余談
一作目のプラクティカルの家の肖像画をよく見ると三匹以外の兄弟もいた模様(父親の肖像画は何故かソーセージになっている)。また、かしこいメンドリに登場したピーター・ピッグは彼らのいとこにあたる。