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狼と七匹の子山羊とはグリム童話に主録されている童話である。


あらすじ編集

あるところにお母さんヤギと7匹の子ヤギが家を建てて暮らしていました。

あるときお母さんヤギが街へ出かける際、子供たちへ「私が帰ってくるまで決してドアを開けてはいけませんよ」と忠告した。

留守を狙い悪いオオカミが子ヤギをみんな食べてやろうとヤギの家を尋ねた。オオカミが「お母さんですよ」と言ってもガラガラ声のオオカミでは正体がバレてしまう。そこでオオカミは手に小麦粉を塗りたくり手を白く染め、チョークを頬張り声色を変えた。

この変装にまんまと騙された子ヤギ達は大喜びでドアを開けてしまう。間一髪で柱時計に隠れた末っ子ヤギだけが助かり、後の6匹の子ヤギは丸呑みにされてしまった。後に家へ帰ってきたお母さんヤギ。助かった末っ子から話を聞き、落ち着いて一計を案じる。お母さんヤギは鋏と針、糸を持ち出した。眠りこけているオオカミの腹を鋏で切り裂き、6匹の子ヤギを救出。子ヤギたちに石を持ってこさせ、オオカミの腹の中へ詰めてから腹を縫い合わせそのまま逃げた。

起きたオオカミはお腹が重くなって動きづらいことに気付く。喉が乾いたオオカミは井戸へ向かうが体の重みで井戸へ落っこちてそのまま死んでしまう。


作品解説編集

本作は誘拐を教訓として含んでおり、19世紀当時庶民層を狙った誘拐事件が多発していた。そういう背景で「決してドアを開けてはいけない」という忠告があるのだ。

またチョークを飲んでも声色は変わることは無い。 良い子は真似しないでね

なお、チョーク云々については実は誤訳で実際はオオカミが喉を詰まらせた様な状態で声を変えたらしい。


本作を元にした作品編集

My_Little_GoatPUIPUIモルカー里見朝希監督のデビュー作。狼と七匹の子山羊をアレンジした、ホラーチックかつ童話比喩的な表現が入った作品となっている。

ストーンオーシャン:ウンガロのスタンドボヘミアン・ラプソディーによって実体化し、狼になったナルシソ・アナスイと戦った。

鬼灯の冷徹:天国で暮らしている。柱時計に隠れた一匹はメスの設定で、ベルゼブブの部下のスケープと文通をしている。鬼灯を狼と勘違いした。


別名・表記ゆれ編集

オオカミと7匹の子ヤギ オオカミと七匹の子ヤギ


関連タグ編集

グリム童話 童話 本当は怖いグリム童話

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