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ねずの木

ねずのきまたはびゃくしんのき

ねずの木とは、グリム童話の一つである。
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曖昧さ回避

  1. ヒノキ科ビャクシン属の植物
  2. 1を題材にしたグリム童話本稿で記述。


概要

ねずの木(原題:Von dem Machandelboom)とは、グリム童話に収録されている童話の一つ。「ねずの木の話」「柏槇(びゃくしん)の話」と訳されている事もある。

冒頭部分が白雪姫とよく似ている他、作中にマザーグースに収録されている童謡とよく似た歌が登場している。

あらすじ

 昔、あるところに一組の夫婦がいた。ある寒い冬の日に庭でリンゴの皮をむいていた妻は誤って指を切ってしまい、血が雪の上に滴り落ちた。それを見た彼女は「血のように赤く、雪のように白い子供が欲しい」と願う。
 翌年、庭に生えているねずの木の実を食べた妻は数か月後に願った通りの男の子を産むが、程なくして亡くなり、ねずの木の下に埋葬された。

 しばらくして夫は再婚し、新しい妻との間にマルレーンという女の子が生まれる。後妻は前妻の息子である少年を疎ましがるようになり、終いには暴力に訴えるようになる。ところが、そんな母親の態度とは裏腹にマルレーンは母違いの兄と仲良くしていた。
 ある時、後妻は義理の息子を殺害してしまい、彼女は咄嗟にマルレーンがその遺体に触れた時に首が落ちるよう細工することで自分が兄を殺してしまったと思い込ませ、娘を共犯者に仕立て上げた。後妻は義理の息子の遺体を隠滅するためスープに入れて煮込み、それを夫に食べさせる。マルレーンは泣きながら兄の骨をかき集め、兄の母親と同じようにねずの木の下に埋めた。
 すると、兄は鳥に生まれ変わり、街に出て今までの顛末を歌にして歌い始めた。それを聞いた人は皆手を止めて聞きほれるが、物騒な歌詞の内容には誰も指摘しない。街の人達は皆鳥の歌を再び聞きたいとせがみ、鳥はその対価として金の鎖と赤い靴、そして大きな石臼を譲り受けた。
 鳥はそれらを持って元の家へと飛んでいくと、再び歌い始めた。すると、父とマルレーンは楽しそうな反応をするが、後妻だけは酷く怯え始める
 父親とマルレーンが外に出てみると、鳥は金の鎖や赤い靴をプレゼントし、後妻が出てくると鳥は頭上に大きな石臼を落として殺害した
 鳥になっていた兄は人間に戻り、それに気づいた父親とマルレーンは喜び、三人は何事も無かったかのように夕食のテーブルについた。

……このようによく見ると(あるいはよく見なくても)ホラーチックな描写の多い話となっている。

関連項目

グリム童話
ホラー カニバリズム

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