概要
CV:渡辺哲
原型はスタジオジブリ版耳をすませばに登場した野良猫のムーンである。原作ではスタイリッシュな黒猫だったが、アニメ版は大きな太った三毛猫。
原作者に逆輸入され、続編『耳をすませば 幸せな時間』で初登場。
幸せな時間
『猫の図書館』の館長。月島雫が迷い込んだ際、最初は入館を断ったが、バロンことジッキンゲン男爵の知り合いだと知ると優しく雫を迎え入れるが・・・
バロン 猫の男爵(猫の恩返し)
口が悪くて気難しい性格であるが、面倒見は良くいざという時には頼りになる猫である。
普段は商店街をウロウロしており、下記のトラブルの起こすほどの大食漢であるためか、たまに大食いする。もっとも下記の少々シャレにならないほどの規模ではなく、ある程度抑えてはいる。「ブタ」と言われるとキレる。
実は昔、猫の国で国中の魚を喰い尽くして逃げた伝説の大犯罪猫「ルナルド・ムーン」として知られている。作風のせいか、いまいちその危険度などが伝わりにくいが、国の住人や政治家などを食糧難・盗難などで困窮させたということらしい。とはいえそれまで三人を追い詰めていた屈強な王国兵士達が名前を聞くだけで震え上がり、威嚇されただけで逃げ惑うなど伝説として残されてる他にもいろいろやってたのかもしれない。
以下の描写から考慮すると、ムタはアンデッドの様な存在らしい。
- 通常の猫の寿命をはるかに超える年月を生きている。
- 通常のネコが発音できない「ゆ」を、バロンやユキ同様に発音できる。ムタの場合は長生きしたことで達成したらしい。
- いわゆるあの世である猫の国とこの世を往き来できる。
- 猫の国を「俺みたいに自分の時間を生きられない奴の行く場所」と表現している。
- ユキ (生きていた頃は通常のネコだったが、猫の国に渡ってから国民と同じ能力を手に入れた)やルーン王子などと同様に人間の様に行動できる、
- いわゆる付喪神にあたるバロンやトトと知り合いである。
ユメノ街 猫の男爵
晶(アキ)の家の周辺をうろうろしている野良猫。大きな身体に三白眼が特徴の三毛猫。
晶達が手に入れた猫の男爵の人形を気にしている。
余談
- モデルはスタジオジブリで飼われていた牛子という猫であり、「耳をすませば」のムーン、『借りぐらしのアリエッティ』のニーヤも牛子がモデルになっている。
- 名前のモデルはグレート・ムタ。
- ムタとムーンは、『猫の男爵』を含めれば合計で5作品に登場しており、ジブリキャラでも再登場の回数が多い。次点で多いのは、4作品に登場したミノノハシ。
- 『ねこもーそー』にもバロンとムタのパロディキャラクターたちが登場する。