概要
メアリー・ノートンの『床下の小人たち』を原作としたスタジオジブリのアニメ映画。2010年7月17日公開。
企画・脚本は宮崎駿、監督は米林宏昌。主題歌はセシル・コルベルのArriett's Song。主題歌およびBGMにはケルト音楽が使われている。
ストーリー
小人の少女・アリエッティは人間のものを借りながら屋敷の床下で両親と暮らしていたが、病気療養のために引っ越してきた人間の少年・翔に姿を見られてしまう。だが、翔はアリエッティ達のことを誰にも話さず、やがて二人きりのささやかな交流が始まる。
登場人物
両親と床下で暮らす元気な小人の少女で、好奇心旺盛な向う見ず。
心臓を患っている病弱な少年。恐ろしいほど落ち着いている。
少し心配性なアリエッティの母親。
穏やかな性格で翔の祖母の妹に当たる屋敷の主人。
一人で野生的に暮らす小人の少年。
アリエッティの父親。家族のため"借り"をしている。
かなり好奇心旺盛な貞子の家政婦のお婆さん。
「借りぐらし」
アリエッティたちは自分達小人を「借りぐらし」と呼んでいる。彼らは人間に気付かれぬように人間の家に住み着いて、人間の様々なものを拝借して生活している。単に「盗む」のではなく、「狩り」にかけて「借り」と呼んでいる。借りるものは食料から雑貨など様々で、アリエッティの家の場合は電気やガスも借りている。豊かな暮らしではないが、創意工夫によって色々作ったり直したりして彩りある生活を送っている。小さいゆえに他の生物の危険にも晒され、掟では人間に見つかったらすぐに引っ越さねばならない。彼らの数も少なくなっており、滅びの運命にも晒されている。
主題歌
Arrietty's Song