概要
監督はロッド・ダニエル、脚本はジョン・ヒューズ。
ホームアローンシリーズ第4作目で、1,2の正統な続編として制作されたテレビ映画。
前々作の主人公であるケビン・マカリスターが再登場しているが、キャストも一部変更され、ケビンはマコーレー・カルキンからマイク・ワインバーグに交代、さらにマーブの新たな相棒としてベラが登場している。
なお、1,2ではケビンは5人兄弟だったのだが、次兄ジェフと長姉リニーは本作では存在が語られない。
ストーリー
「これまでで最低なクリスマスだ!」と、ケビンは叫ぶ。
実は2度も引き起こされたケビン置いてけぼり騒動の後、夫婦仲は冷え切り両親は離婚、父ピーターが出て行ってしまったのだ。さらに兄のバズと姉のミーガンにバカにされ、挙句の果てに暖冬で雪が降らないという事だった。家にいたくないとケビンは家を飛び出し、ピーターの元に向かった。そこでピーターと彼の新たな恋人、ナタリーの住む豪邸でクリスマスを過ごすことになるが、そこに宿敵、マーブと新たな相棒で妻のベラがそこにくる予定の王子を誘拐しようと企んでいた。
今回も豪邸にあるものを使って二人を撃退しようとするが、使用人の中には二人が送り込んだスパイがいた…。
登場人物
- ケビン・マカリスター(日本語吹替:常盤祐貴)
主人公。父がおらず、更に兄や姉からはいじめられるという最悪のクリスマスに嫌気がさして父の元に向かい、豪邸で優雅なクリスマスを過ごすが、そこでマーブ達の新たな企みを知り、二人を撃退するために戦いを挑む。
- マーブ・マーチャント(日本語吹替:落合弘治)
ケビンの宿敵の泥棒コンビの一人だが、以前までの相棒・ハリーとは縁を切り、獄中結婚した妻のベラと共にロイヤルファミリーの王子を誘拐するためにナタリーの家に忍び込む。
元相棒のハリーは名前のみの登場で本人は未登場だが、本作のマーブもハリーに近い容姿になっている。
- ベラ
マーブの妻及び新たな相棒として誘拐計画を遂行しようとする。
- ピーター・マカリスター(日本語吹替:原康義)
ケビンの父。現在は別居しており新たな恋人、ナタリーの元で暮らしている。僅か8ヶ月でナタリーとの再婚を決めるが、家族に対する考え方に変わりはない。最後は家族というものに対する考え方が合わないナタリーを捨て、再びケイトの元に戻った。
- ケイト・マカリスター(日本語吹替:日下由美)
ケビンの母。離婚してもなお夫を気にかけるが、ナタリーとの和解には至らなかった。
- バズ・マカリスター
ケビンの兄。留守番を任されケビンと家で二人きりになったが、相変らずケビンをいじめる。
- ミーガン・マカリスター
ケビンの姉。本作では、バズと共にケビンを見下している。
- ナタリー(日本語吹替:引田有美)
ピーターの新たな恋人で豪邸に暮らし、広い人脈を持つ。「子供が好き」と自称するが、ピーターと違い、華やかさを幸せと考えている向きがある。最後は意見が合わないということでピーターに別れを告げられてしまう。
この先ネタバレ注意!
- プレスコット(日本語吹替:小林勝彦)
ナタリーの執事。家の管理を任されているが、何かにつけてうるさくこき使うナタリーに辟易していたせいで執事の仕事をつまらないものと考え、ケビンにも無愛想に接する。途中、ケビンにマーブ達の仲間と疑われ、地下室に閉じ込められてしまうが、実は無関係であったことを知りケビンが謝罪したことで和解、協力して泥棒コンビに立ち向かう。
- モリー(日本語吹替:翠準子)
ナタリーの家政婦。ハイテク機器を使いこなして家の掃除をし、ケビンにも優しく接する。
実はマーブの母で、マーブとベラによる誘拐計画を行うために家政婦ととして潜入したスパイであった。最後は二人に罠で捕えられるも脱出するが、プレスコットに倒され、マーブ&ベラとともに連行された。