パトリック・スター
ぱとりっくすたー
CV
米国原語版
:ビル・ファッガーバッケ
日本語版
長嶝高士(劇場版1作目・2作目予告編のみ)
主人公スポンジボブ・スクエアパンツの無二の親友である恰幅の良いヒトデの青年。
普段は上半身裸で、黄緑色の短パン、裸足というスタイルである。
食いしん坊なのんびり屋で善良な人物ではあるが、ナンセンスギャグ作品である本作でも最高レベルのギャグメーカーであり、地頭の弱さや、有り余った体力、空腹時の凶暴化なども相まって親友のスポンジボブも含めた周囲(特に隣人のイカルド・テンタクルズ)をよく巻き込んでいる。
ただしやり過ぎて自爆したり仲間から制裁を受ける事も同じくらい多い。
またスポンジボブらと同様に、ギャグ補正で体が切断、破損、分身ができるなどしてもすぐに元通りになる。
スポンジボブのパイナップルハウスの2件左隣(イカルドのモアイ像風ハウスの左隣)に住んでいるが、ヒトデの設定を反映したからなのかその自宅はテレビアンテナの付いた石の中………ではなくその下の部分である。
放送初期では石とその地面に挟まれて生活している描写が多く石を掛け布団代りにもしていたが、次第にソファを中心とした竪穴式のワンルームや横穴で繋がったその他の部屋も描かれるようになった。
基本的には無職であるが、スポンジボブとイカルドの職場であるハンバーガー店「カニカーニ」の店員、CMタレント、フードファイターなどとして短期で雇われる事も多い。
定職のない自分を嘆いた事もあり勤労意欲は全く無いわけでは無い模様。
またこの世界の自動車に当たるボートの運転免許をはじめ、ミステリーサークルの製作免許など多種多様な資格持ちという一面もある。
社会人としての経験の浅いスポンジボブによくアドバイスするが、基本的に的外れだったり役に立たないものばかりである。
まれに真っ当な事も言うが、その場合すぐに自分の言葉を忘れるなど大体覚えていない。
両親とは離れて暮らしているが持ち前の記憶力の弱さからなのか、久々に自宅を訪れる両親を待っていた際に迷って訪ねて来た他所のヒトデの夫婦とお互いに親子と勘違いしていた(その夫婦も実の息子の顔を忘れており、パトリックの本当の両親は終盤でようやく現れた)。
姉についてはこちらも離れて暮らしているサマンサ(サム)がいるが、お世辞にも可憐な女性とは思えない風貌や喋り方をしており、悪意はないがパトリック以上に力が有り余っておりスポンジボブやイカルドらに迷惑をかけてしまっていた。
日本語版に関しては当時のイカルドの担当であった納谷六朗氏が兼役で担当していたので、より凄みが増していた。
あるエピソードで「天才になるサンゴ」を被って知恵を得た事があり、その際に彼の脳内がほこりや蜘蛛の巣だらけで普段使われていない事が描写された。
またスポンジボブの自宅にある図書室に籠った事で一時期インテリ気質にもなっていた。
エピソード「パトリックの歌」では、ラジオ番組のプロのバンドに作曲・演奏してもらえる歌詞の応募企画に参加し、『おいらがこれを書いた』(原語版:『I Wrote This』)を作詞する。
ところが何の因果関係なのかは不明であるが、番組のスタジオに届いた歌詞の原稿が酷い臭いを放っており司会が悶絶。
さらにそれを目の当たりにしたバンドメンバーも異常な体調不良反応を示し、レコーディング終了後になんとバンドメンバー全員が亡くなっていた(墓地への埋葬後の光景で描写)。
ちなみに直後にかけられたその歌の日本語版は、おそらくユージーン・ハロールド・カーニ役の奥田啓人氏が歌っていると思われる。
原語版ではファッガーバッケ氏が演じる野太い声ではあるが、日本でのテレビシリーズ版では女性である谷氏が長年担当してきた事から少年のような声が印象的だった。
シーズン8を最後に谷氏がパトリックやその他兼役からも完全に降板。
パトリックやその他兼役は次のシーズン9と劇場版2作目から男性のかぬか氏に交代し、日本語のパトリックも野太い声となった。
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