概要
未来マイとは、アニメ『ドラゴンボール超』「“未来”トランクス編」の未来パートに登場する方のマイ(ピラフ一味の女部下)を指す。
ゴクウブラックに対抗する抵抗軍の中心人物であり、本章におけるヒロイン。
人物像
トランクス同様、未来世界での過酷な戦いを経たためか、残念な美人そのものであった本編の時空でのキャラクター像から大きく変貌している。
服装は軍服のままだが、特徴的だった厚化粧をしておらず、ニット帽を被りショットガンを所持している。
身の危険を顧みず、抵抗軍を率いてトランクスをサポートし、ゴクウブラックにも敢然と立ち向かうなど、戦意と気高さに満ち溢れた軍人らしい性格になっている。
一方で、平穏時には優しげで柔和な笑みを浮かべる時もあり、Vジャンプ連載の漫画版では、母ブルマを殺され泣き崩れるトランクスを、何も言わずそっと抱きしめ続けた。
敵以外には基本的に礼儀正しく敬語で接するトランクスがタメ口で話す唯一の相手。地球を脅かす大敵と共に戦い続ける中で、なくてはならないパートナーとして深い絆を築き上げている。
活躍
人造人間やバビディ一味と退けた後に現れた新たなる脅威、ゴクウブラック。
マイは抵抗軍の中心人物として、トランクスと互いに支え合いながら、ブラックに決死の反抗を繰り広げていた。
しかし、圧倒的な力と窮状に徐々に追い詰められ、孫悟空たちの助力を得るべく、トランクスと共にタイムマシンで過去に行くことを決断。
計画実行の直前にブラックの襲撃を受け、『人類最後の希望』であるトランクスに平和への願いを託しブラックに立ち向かい絶命したかと思われたが……。
実際には気絶だけで済んでおり、その後もトランクスの帰還を信じてゴクウブラックに立ち向かい続けていた。
そして、新たなレジスタンスの拠点で遂に過去から帰還したトランクスと再会を果たす。
大勢が犠牲になる中で救えた者は一握りしかおらず、守り抜けなかったことに悔恨の涙を流すが悟空には「おめえは出来る事を全力でやった。恥じる事ァなんも無ェ」と労われ、子供たちを笑わせたトランクスからも「君の護った笑顔だ」と賛辞を受けた。
なお、敵対経験のあるはずの悟空にも頭を下げて礼儀正しく接しており、過去のことを一体どこまで憶えているのかは不明。
若年期が長いというサイヤ人の性質を知らなければ、悟空の年と見た目がつり合わないため、別人だと思っている可能性もある。
ゲームシリーズでの活躍
未来編の姿はスーパードラゴンボールヒーローズの新シリーズ「ユニバースミッション」のイメージPVで戦っている(?)姿があるのだが、ユニバースミッション2弾で遅れてカード化。
バトルタイプは「スペシャル」で専用アビリティは「マイのかく乱戦」。2回だけアタッカーに出せば、相手チームのチャージインパクトを速くさせる。ゴッドミッションのシャンパとの弱体コンボを組ませるのもいいだろう。「タイムパトロール」持ちのトランクス:ゼノが来たときは知らない。
※43秒辺り
余談
本編時空のマイは、ドラゴンボールによってトランクスと同年代にまで若返っているが、こちらの時空のマイも彼と同じ年恰好になっていた。
外見が若い理由は謎だったが、集英社のイベント「ジャンプビクトリーカーニバル2016」で配布された公式ガイドブック収録の読切漫画(とよたろう画)で経緯が判明。この話は漫画版超の2巻に収録されており、現在でも読むことができる。
ピッコロが人造人間に倒される前にピラフ一味がドラゴンボールを集めきり、ピラフが神龍に「オレたちをうんとうーんと若くしてくれ」と願い事を言った結果、若返り過ぎて赤ん坊になってしまった。 なお若返りの願いに関してはピラフの独断だったらしく、マイは「え?」、シュウは「南の都近くに怪物が出たって聞きましたけど…こんな時にいいんでしょうか こんな願いをして…」と困惑している。(直後にピッコロが殺害されたため、これが未来時空における最後の願いとなってしまった)
その後、ドラゴンレーダーの反応を頼りに駆けつけたブルマと悟飯(未来)に遭遇する。この時赤ん坊のトランクスがブルマに背負われており、これが未来トランクスとマイの最初の出会いになった。
つまり未来マイは現代のマイと同じく原作初期に出てきたマイ本人である。
なぜ現在、ピラフたちと共に行動していないかは不明。未来トランクスはピラフとシュウ(ドラゴンボール)の存在を知らなかったため、物心が付いた時には既にいなくなっていた可能性が高い。
ただし、漫画版でピラフが未来マイに尋ねた際、特に悲しげな様子は見せていなかったため、ぼかしたものの最悪の形で別れた訳ではない模様。
関連タグ
トランクス(ドラゴンボール) マイ(ドラゴンボール) 未来トランクス ゴクウブラック