概要
CV:ホリ
かつてドロンボー一味を従えていた存在。時の経過と共に半ば忘れ去られて、辺境の地の墓所に ドクロベエのアイコンでもある“ドクロマーク”が埋もれていた。
レパードが新生ドロンボー一味として決起する時、埋もれた“ドクロマーク”に対し胸の中で「自分たちを見守っていてほしい」と語りかけた。
しかし、後に彼女の思いは意外な形で裏切られる事になる・・・・・・。
関連項目
ネタバレ(終盤あたり)
終盤で明かされる内容なので、読む際は注意してください。
「懐かしきドロンボーの末裔達よ、ようこそだべぇ〜!!」
第10話でレパード達の前に姿を現したヤッターキングダムの支配者であるヤッターマン1号が現れたが、その正体は意外な人物であった。
それは何と、かつてドロンボー一味を従えていたドクロベエその人であった。
片目にモノクルをつけた細身の老人で、まん丸な体型をした初代およびリメイク版の姿とはかけ離れ、より人間らしくなっているが、実際は初代およびリメイク版でのドクロベエと同一人物である。
ドクロ惑星・XYZ星人という宇宙人であったドクロベエは、かつて地球誕生時の爆発に巻き込まれてバラバラになってしまった自分の体であるドクロストーンを集めさせるため、ドロンジョ達ドロンボーに宝のありかがあると嘘を言って集めさせることで体を元に戻して故郷に帰ったものの、自分の邪魔をし続けたヤッターマンへのリベンジのために再び地球に戻って来たがドロンボーが負け続けたため、役立たずのドロンジョたちに見切りをつけて辺境の地へ追放した。そして準備を整えて月を破壊し、その残骸を地球に降り注がせるという大規模戦な攻撃でヤッターマン(2代目のヤッターマンも含まれていたのかは不明)を倒し、人類に壊滅的ダメージを与える事にも成功した。
しかし、それでも怒りが収まらないドクロベエは生き残った人間を苦しめるために自らヤッターマンを名乗ってヤッター・キングダムを創設し、ヤッターマンを神格化しつつ人間を酷使して自分のエネルギーを作らせ続け、最終的に死滅させる事で復讐を遂げようとしていた。
ずっと倒すべき存在だと思っていたヤッターマンの意外な正体に、ドロンジョ達も衝撃を受けた。
本作の黒幕にしてすべての元凶であり、第1話冒頭で過去の地球で突如として起こった災厄的状況の中で、かつてドクロベエがドロンボー一味に“おしおき”を執行する際に言い放った「おしおきだべぇ~」の声が響き渡った事や、ヤッター・キングダムの首都「ヤッター・メトロポリス」を上空から見ると形がドクロ型であることなど伏線となる描写は度々登場している。
本作は口調こそコミカルだが人間に対する復讐に燃える、冷酷非情な黒幕として描かれており、本人は自分は悪人ではないと言っているがそもそも、自分の体を取り戻したいが為にドロンボーを唆して、彼らに悪事を働かせたのがドクロベエであり、今作も含む全てのヤッターマンシリーズの諸悪の根源というべき人物である。(真相を知ったレパードから先祖の忠誠心や頑張りを踏みにじったことを指摘され、ドクロベエのあまりの身勝手さに憤りを見せていた。)
第12話での最終決戦では数百メートルにまで巨大化し、ガリナ・アルエットら新生ヤッターマン&ヤッターワンと交戦し、片腕をケンダマジックで拘束された状態でヤッターメトロポリスの外にまで引きずり出され、激戦の末に心臓部であるドクロストーンがあると思われる赤く光る片目を破壊されて爆発し、断末魔の叫びと共に巨大なドクロ雲となって消滅した。