ダポン
だぽん
CV:肥後誠
「まじめにふまじめかいけつゾロリ」(1年目)のオリジナルキャラクター
魔法の国に住んでいるタヌキ族の薬屋の主人。魔法の薬の目利きと調合に関してはピカイチで、彼の右に出る者はいないと言われるほど。
実はゾロリ達と同じ外の世界の出身。彼の家系は先祖代々薬の配達の為に魔法の国への出入りを許された一族であり、魔法の国には移住する形でやってきた。
魔法の国では薬局を経営していたが、魔法の森が何者かによって封印されたことで発生した薬草の採取困難に便乗して法外な値段で薬草を売りさばいて大儲けをしてからは支店まで増やしている。が一部の魔法使いからは「薬の質が落ちた」、と言われている。
実は魔法の国にある魔法の森封印事件の黒幕で、魔法学校の図書室に禁断の魔法の本を置いていき、ネリーに呪文を唱えさせて魔法の森を封印させた張本人。
子供の頃魔法使いに憧れていたのだが、魔法使いにバカにされたことが原因でエリート魔法使いへ復讐するために、ネリーに魔法の森を封印させたのである。
ロジャーに関しては魔法が使えない者を見下す態度から特に憎んでおり、ロジャーをバカにするためだけに売り物の薬を無銭で食べてしまったドラゴン及び主人であるドラゴン使いを庇ったり、魔法の森封印事件の罪をロジャーに擦り付けようともしていた。
ブルルとコブル、ゴリ丸とサル丸らといった魔法の国の外の者を招いた大招き猫と村人の正体でもある。表向きは紳士な性格を演じていたが、正体を現した際にはあくどい外観になり、口調もキツくなる。
しかし第45話で悪行がバレたことに気づき逃亡。その途中で立ち寄った温泉に入浴したところ、体から紫色の毒素が温泉に溶け出した。
毒素が抜けたせいかあくどい表情が和らぎ、過去を思い出して自分がやってきた悪行を心から反省し、自首しに行くと情報局に向かう(そもそも当人としては普段、偉そうにしているエリート魔法使いへのちょっとした嫌がらせ程度のつもりであった。ところが思った以上の大事になり自身の商売がさらに豊かになっていったことから暴走していった様子)途中、ロジャーとエージェントに発見され逮捕されそうになるとビビって逃亡、一族に伝わる秘薬「ピンチの時に飲む薬」により巨大化して逃げる途中で落ちた底なし沼に沈みそうになった際には自業自得と考え何度かゾロリ達に子供達を救う為の魔法の薬の調合に関する遺言を残そうとするも、彼らの必死の説得とドラゴン使いや魔法の国の医者、医師たちなどの救出作戦によって命は救われた。
裁判の判決では、本来ならばかつてゾロリ達が外の世界でかけられた罪や刑罰より遙かに多い罪を犯し100万年牢屋に入れられる重い刑罰がかけられたが、裁判を傍聴したロジャーのお情けで罪を軽くしてもらい、薬局の経営と魔法学校で10年間魔法の薬の作り方を教えることで罪を償うこととなった。