概要
この言葉は臭素(bromine、ハロゲン元素の一つ)の化合物の意味である。しかし、なぜ「写真の印画紙」や、「それを使用した写真」の意味になったのかといえば、印画紙は光と反応させる感光剤が必要となるが、感光剤として当時使用されていたものは銀の臭化物である臭化銀であったためである。
なお、この言葉で写真の印画紙等を表す表現は日本でのみ用いられる和製英語である。
コレクション用の写真
最初にこの種のものが作られたのは1920年のことであった。なお、当時の銀幕のスターであった尾上松之助である。そののち、複数の写真店よりこの種のものが売りに出されることとなった。
マルベル堂
しかしもっともこの種の写真を販売したのは、1921年設立、浅草に存在するマルベル堂という写真店(当時)であった。
この店に関しては「この写真はファンのためのもの」ということより、スタジオでスターの正面写真を撮影し、販売していた。
この店においては印画紙はブロマイド、撮影した写真はプロマイドという呼び分けを行っていた。しかし、商標に触れたくない広辞苑やNHKでは、慣例通りブロマイドと呼び換えた、プロマイドと双方の意味が存在することになる。
また、この店においては「売れた数のランキング」を公開していたため、ファン動詞の熱い争いもあったものと推測される。
作品
pixivのタグとしては「プロマイド」風のイラストなどに使用されている。