概要
特撮「ウルトラマンブレーザー」にて初めてその存在について言及された、ウルトラシリーズ作中に登場する天体。「ウルトラマンブレーザー」に登場する主役ウルトラ戦士・ブレーザーの出身とされている。
宇宙船Vol,181(2023.7.3刊行)によると、地球から4億4100万光年離れているらしく、後述のモチーフに近い距離となっている。
それ以外の情報については現時点で非公表であるが、メイン監督を務める田口清隆氏のコンセプトによると「M421はウルトラマンのような生命体は存在しているが文明レベルはM78星雲光の国より低い」とのこと。ブレーザーの言動を考慮すると、あのような感じの知的生命体が他にもいるのではないかと思われる。
ただし、文明レベルが低いとはいうものの、それはあくまで光の国と比較した場合の話であり、ブレーザーストーンやブレーザーブレスなどの変身(および他星の知的生命体との一体化)に必要なアイテムを用意していることから、少なくとも地球の科学技術では再現できないようなものを作り出せる程度の技術力は持っていることは間違いない。
マイナビニュースではブレーザーを世界を闊歩している怪獣達を「狩る」ウルトラの種族として構想していたと監督が語っており、宇宙警備隊やデラシオンなどの組織とはまた大きく異なる文化を持つことが示唆されている。
第19話の公式サイトでは新たに炎竜怪獣「ファードラン」がブレーザーと同じ出身の共生関係と明かされたため、逆説的にM421には怪獣もごく普通に生息していることが判明した。両者の関係は良好らしく、会うなりすぐにブレーザーへ新たな力を授けている。
なお、ブレーザーもファードランも、地球防衛軍の宇宙装備研究所第66実験施設で発生したワームホールを通って地球に来訪しているが、このワームホールは防衛軍でV99と呼称される地球外生命体が残したオーバーテクノロジーであったことが第19話で判明している。同じ星から2体の生物が同じ経路で立て続けに地球を訪れているのは単なる偶然とは考えにくく、さらに、最終話でV99が「光の星」という意味深なフレーズを述べていたことから、ファンの間ではM421とV99との間に何らかの関わりがある可能性が指摘されている。
余談
地球から4.3億光年の位置に活動銀河「マルカリアン421」という銀河が実在し、これをモチーフ元にした可能性がある。
また、421という数字の並びについては、加算で7になり(4+2+1=7)、乗算で8になる(4×2×1=8)数字の組み合わせであることが指摘されており、78の捩りとして設定された数値である可能性も考えられる。