概要
1971年7月6日放送。ウルトラセブンの幻の12話が欠番になった際、ウルトラファイトもその映像を使用した回が自動的に欠番となり再放送できなくなってしまい、作品本数を合わせるために急遽、撮影された異色の中の異色回。
おなじみの山田二郎氏のナレーター(代わりに、熊谷健監督の手書きテロップ)や、打撃音も一切なし。不気味なBGMの中、真夜中の円谷プロ倉庫を舞台に、ゴモラとウーの対決が展開する!
STORY
「それはある真夜中に起こった・・」(テロップ)
真夜中の円谷プロ倉庫。沢山の怪獣着ぐるみが眠る中、謎の赤い閃光と共にゴモラが!ウーが蘇った!
「そして怪獣は蘇った!」(テロップ)
倉庫内にバルタン星人の不気味な声が響き、怪獣着ぐるみに囲まれる中、ゴモラとウーの戦闘が始まった。
取っ組みあい、投げ飛ばし、殴りあう二大怪獣。そして逆さまに映るバルタンの首。
当初は互角の戦いだったが、ゴモラの猛攻によりウーは徐々に追い詰められていく。
フラフラののウーは床に倒れた。しかし、なぜか勝者のゴモラの姿はなかった。
「ふたたび静かな夜が・・」(テロップ)
そして、円谷プロ倉庫にはいつもの静寂が戻った。
おまけ
- 舞台になった円谷プロ倉庫内、映像では当時放送中の「帰ってきたウルトラマン」で活躍した怪獣達の着ぐるみが確認できる。お腹だけだがブースカも写っている。
- 2017年に行われた『ウルトラファイト』のYouTube円谷プロ公式チャンネルにおけるインターネット配信では最後に公開され、全エピソードをランダムで配信していたこちらでも文字通りの最終回という扱いとなった。