熊谷健
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くまがいけん
熊谷健とは日本人の名前。
1937年生まれ、青森県出身。
映画監督小津安二郎の助手、東宝撮影所で美術助手を経て円谷プロに入社。
ウルトラシリーズでは『ウルトラQ』25話「悪魔ッ子」27話「206便消滅す」の原案、『ウルトラマン』『ウルトラセブン』の制作進行を担当。『帰ってきたウルトラマン』ではプロデューサー補だけではなく、第1クールで降板した池谷仙克に代わり怪獣デザインも担当。米谷佳晃や高橋昭彦が参加するまで数々の名獣をデザインした。『怪奇大作戦』以降はプロデューサーに昇格し、『ウルトラマンタロウ』でも第1話登場のアストロモンスのデザインを担当した。
また『ウルトラセブン』第12話欠番の影響で急遽追撮された『ウルトラファイト』196話「怪獣死体置場(モルグ)」の監督もおこなっている。
2018年1月27日、脳出血のため死去。享年80歳。
怪獣デザイン
熊谷は従来のウルトラシリーズに登場する怪獣を分析し、「子供が真似できる立ち怪獣」「ドラマチックな死を迎える」「武器を持っている」ものが人気があるものだとしてデザインにあたった。
生物モチーフでシンプルなデザインのものが多く、小津安二郎監督作品で画面に赤を入れる作風の影響から、赤い色を怪獣デザインのどこかに使用していたという。
その中でもブラックキングがお気に入りだったようで、後に絵画作品も制作している。
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