概要
日本の映画監督。黒澤明・溝口健二らと並び、日本映画黄金期を代表する映画監督の一人。昭和初期から中期に活躍し、松竹を拠点に原節子や笠智衆等、「小津組」と呼ばれる固定されたスタッフやキャストで映画を作り続けた。
戦前は、アメリカ映画の影響を受け都会的なセンスにあふれた作品、戦後は古き良き日本の生活を美しく捉えた傑作を多く残した。特に「小津調」と言われる独特の美の世界を確立した後者の評価が高い。
原節子主演の『晩春』(1949年)、『麦秋』(1951年)、『東京物語』(1953年)など54本の作品を監督した。