概要
怪獣ハンターレッドマンから怪獣界の平和を守る正義の怪獣。
緑色の体をした烏天狗に似た姿を持ち、強力なキック技を持つ。
怪獣をレッドマンから守るために活動し、レッドマンと対決する。
VOLUME1終盤からその存在が度々示唆されていたが、本格的に登場するのはVOLUME3から。
細身だが筋肉質な体格で、そのパワーはレッドマンとも互角に戦えるほど。
背中に生えた翼は高速で飛行する事はもちろん、レッドマンのレッドファイアー連続攻撃を空中で素早く回避するなど小回りもきく。
また砂埃を巻き上げて煙幕を張ったり、攻撃を防ぐ盾にしたりと用途も多彩。
額の発光器官から青白い破壊光線を発射する。
作中では主に牽制目的で使用していたが、ダークゴーネとアイアロンによって再生・強化されたダークロン、暗黒軍曹ギガクロンの右腕を連続照射で破壊している。
余談
VOLUME3の巻末に掲載されている設定資料によると、ベムドラは元々惑星R-46に住むレプトロスという飛行型爬虫類であった。
しかしR-46付近の惑星に住む知的生命体・アルタロス星人はレプトロスが持つ強大な力を危険視し、彼らを殲滅するべく艦隊を派遣してR-46に大規模な爆撃を敢行。
ベムドラは同胞と地下洞窟に避難したが、爆弾の衝撃で洞窟の深部に滑落し、そこでR-46にしか存在しない謎の物質に接触したことで驚異的なパワーとスピード、そして特殊な放射線を操る能力を手に入れた。
ベムドラはその力でアルタロスの艦隊を撃退することに成功するが、その奮戦も空しく同胞と家族は皆殺しにされ、R-46も爆撃で崩壊寸前となっており、彼は他の生存者を見つけることもできないまま故郷を去るしかなかった。
その後ベムドラは数々の惑星をさまよい、自らと似ていると感じた種族を見つけては、その生命体を脅威と見なす「文明」を称する者達の手から守るために戦った。
そしてある日、彼は同胞の苦しむ声に導かれてとある世界へと侵入する。
その世界こそ、レッドマンが怪獣達と終わりなき闘争を続ける世界であった・・・
モチーフは言わずもがな『科学特捜隊ベムラー』の主人公ベムラー。
レッドマンとベムラーはそれぞれウルトラマンの仮タイトルである。