概説
東京都板橋区上板橋に本店を構えるラーメンチェーン店。2022年2月現在新宿、渋谷、横浜などの繁華街を中心に26店舗展開している。
他の店には無い「辛旨さ」が持ち味のメニューが人気を博し、その味を追い求め連日通う者も少なくない。二代目店主(社長)を務める白根誠氏は非常にフランクな見た目と人柄であり、メディアにも多数出演している。
メディアとのタイアップにも積極的なことで知られ、大手バラエティー番組からニッチな深夜アニメ、映画作品まで幅広く協賛し、場合によってはその番組に因んだ期間限定メニューを開発・販売も手掛けている。
独特な字体であることから、蒙古タンメン中卒と読み間違える人が多い模様。
主なメニュー
初代店主の中本正(故人)が「中国料理中本」として上板橋で営業していた時代(本店が東京郊外である上板橋に位置するのはこのため)から受け継がれた、変わった名前のメニューが特徴的。看板メニューであり店名にもなっている「蒙古」とはモンゴルのことだが、特にモンゴルに縁があるわけでもモンゴル料理を元にしたわけでもなく「寒い土地では辛いものをよく食べる」というイメージから蒙古の名をつけたと言われる。「北極」なども同じ理由で名付けられている。
- 蒙古タンメン…味噌ベースのタンメンに蒙古麻婆と呼ばれる特性の激辛麻婆豆腐をかけた、この店の看板メニュー。煮込んだ肉やゆで玉子をプラスした豪華版「五目蒙古タンメン」も人気。
- 味噌タンメン…蒙古タンメンの麻婆抜き。ほんの少し辛い味わいは初めて中本に訪れる者にオススメ。
- 北極ラーメン…この店のもう1つの看板メニュー。唐辛子と辣油を大量に入れた赤々としたスープが特徴の激辛味噌ラーメン。具材も少量のモヤシと煮込んだ豚肉のみというストイックさ。
- 冷し味噌ラーメン…冷やしてコシを上げた麺に北極ラーメンを越える辛さの熱いスープを浸して食べる激辛つけ麺。
- 塩タンメン…いわゆる辛くない普通のタンメン。激辛のイメージが強い中本だが辛くないメニューもいくつか存在し、常連客や子供を中心に愛されている。
- 蒙古丼…北極スープの肉、味噌タンメンの野菜、麻婆をご飯に乗せたどんぶり。半ラーメンとのセットメニューも販売されている。
この他、各店舗で多種多様なバリエーションの限定メニューが数種類月替わりで用意される。
カップ麺販売
セブン&アイ・ホールディングスとタイアップしたカップ麺、冷凍食品が同系列の店舗で販売されており、YouTuberなどが激辛チャレンジとして配信でよく食べたりする。
創作での登場
漫画『ラーメン大好き小泉さん』でも取り上げられた。アニメ版では二代目店主の白根誠氏が店員役としてゲスト出演もしている。
PIXIV内では公式企画「蒙古タンメン中本キャラクターコンテスト」が行われた。→蒙子キャラ