概要
プロフィール
氏名 | 海老名敬 |
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生年月日 | 昭和38年(1963年)6月28日 |
年齢 | 54歳(第5期放送時点) |
最終学歴 | 東帝大学医学部 |
所属 | 帝都医科大学附属病院 本院→国立高度医療センター→同センター金沢分院→東帝大学病院→国立高度医療センター 金沢分院→ 同病院 総合外科副部長・教授→ 同病院 総合外科部長→ 同病院 北海道摩周湖第39分院 病院長→ 同病院 総合外科医師 |
演者 | 遠藤憲一 |
東帝大学系列の外科医。強面だが押しに弱く、蛭間など時の上司のご機嫌取りに終止する典型的イエスマンである。その様子から、主人公の未知子から周囲の部下2人とまとめられて「御意三兄弟の長男」と揶揄されている。
無理強いする蛭間との掛け合いは本作で定番コントのようになっており、忠誠心の証明に蛭間に都合の悪い書類を丸めて食べてしまうシーンは視聴者に衝撃を与え、海老名の知名度を一気に上げた。
人物
日和見主義的なところがあり、それが強すぎるせいか自分で物事を決定することはほぼない。時の上司には基本的に服従するが、逆に部下には偉そうに振る舞う。しかし、根が気弱なためか強気に出られると部下や未知子にも押し切られることがあり、加地などには影でバカにされている。
時折、あまりの理不尽さに耐えかねて上司(基本的に蛭間)に反旗を翻すこともあるが、結果的には懐柔されるか、報復され痛い目を見て終わる。
第5期で自身の強みについて考える場面があり、その結果「人の力を引き出す能力」であると結論付け、以降は何かと部下を気にかけるような場面が増えた。しかし、気のかけ方がズレているところがあり、実際に自身の言う能力が発揮されているのかどうかは微妙なところである。
未知子への対応は、基本的に他の大学病院の医師達と同様で邪険に扱っているが、シーズンを重ねるごとにその技量を認めるようになり、未知子を頼るような言動も増えている。
医療技術
第2期で未知子から名医紹介所の医師の一部よりスキルがあると評価されており、手術の腕前は東帝大学病院系列でも優秀な方だと思われる。だが、上司から難しい手術の執刀医として指名され、執刀中うろたえているところを未知子に取って代わられるというカマセのような役回りが多いことから技能を低く見られがちである。
親族
この内、彩は2024年に外伝ドラマ『ドクターY』にスチューデントドクター(臨床実習中の医学生)として東帝大学病院に配属されており、親子共演もしている。演者は富田望生。
活躍
第2期で帝都医科大学附属病院本院の第二外科部長として初登場し、蛭間の傀儡として外科主任教授選挙を戦った。途中、蛭間のお気に入りが部下の近藤に替わり主任教授就任が絶望的になったが、最終的に海老名以外の選挙立候補者が全員辞退してしまったため結果的に主任教授となった。
第3期では国立高度医療センターで東帝大学派閥が受け持つ東棟外科部長を務めた。中盤で、対峙する西の西京大学派閥のトップを未知子のお陰で追放することに成功し、東西の外科を統合し戦略統合外科部長となった。更に、自主性の欠片もないその性格が良い方向に働き、最終的には国立高度医療センター総長代理兼外科部長という大出世を遂げた。
スペシャル版では、クロス医療センターに取られた大物患者を取り返すべく国立高度医療センターの金沢分院に院長として赴任した。金沢で大門が腕を負傷し失踪したことを知ると、心配して部下の加地や原と捜索を行った。
第4期では相変わらずの優柔不断姿勢を継続した結果、金沢分院の外科部長に大降格されてしまう。しかし、東帝大学病院で蛭間のピンチを知り助けたことで東帝大学病院にやって来た。しかし、蛭間のピンチを救う過程で珍しく野心を出し蛭間に大見得を切った末、失敗して金沢に再左遷されてしまった。
第5期では蛭間が失脚したことで外科副部長の1人として東帝大学病院に復帰しており、蛭間が復活した後も副部長職として残り続けた。最終回ではガンで立つのも辛い状態で手術を成功させた未知子に感銘を受け、大門の手術を妨害しようとした蛭間に他の副部長達と共に異を唱え、大門の手術を行わせた。
第6期では北海道摩周湖第39分院が新しく副院長になったニコラス・丹下により閉鎖されると院長職を失うが、結局は蛭間により、本院のヒラとして再び雇われる。また、丹下の策略で蛭間が再逮捕された際は、今まで蛭間が行った悪事や不正をちゃっかり東京地検特捜部の前でぶちまけるといった行動を見せた。