「──すべての人間は道具でしかない。過程は関係ない。どんな犠牲を払おうと構わない。この世は『勝つ』ことが全てだ」
「最後にオレが『勝って』さえいればそれでいい」
プロフィール
学籍番号 | S01T004651 |
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誕生日 | 10月20日(天秤座) |
身長 | 176cm |
所属 | 1年Dクラス→2年Dクラス |
学力 | A-(81) |
身体能力 | B-(61) |
機転思考力 | D+(40) |
社会貢献性 | B-(62) |
総合 | B-(62) |
一人称 | 「オレ」 |
CV | 千葉翔也(テレビアニメ)/花江夏樹(2015年PV) |
概要
本作の主人公。高度育成高等学校に在籍する1年Dクラスに所属する男子生徒。
普段は目立たず、クラスでも影が薄い存在。容姿は中肉中背の体格で外ハネの茶髪。地味ではあるが整った顔立ちをしている。
目立った特徴は無く、周囲の人間からは平均的な能力の生徒だとみなされているが、実は極めて高い頭脳と身体能力を持っており、一般的な高校生として穏やかに過ごすことを目的としているために実力を隠している。
略歴(ネタバレ注意)
生い立ち
生まれた瞬間から、父親の篤臣が運営する教育機関「ホワイトルーム」で英才教育を受けていた過去をもつ。
ホワイトルームでは4期生に該当し、施設の最高難易度のカリキュラムを達成した唯一の人物である為、職員たちからは「ホワイトルームの最高傑作」と称されている。
本編開始より8年前、7歳の頃に父の付き添いでホワイトルームを見学していた坂柳に存在を知られている。
本編開始の1年前には、とある理由でホワイトルームは一時的に稼働を停止しており、外の世界で俗世間を学びたいという好奇心から、施設が稼働停止している隙に執事の松雄の手引きにより高度育成高等学校に入学することになる。
人物
クラス内でも特に目立たず、普段からやる気を見せる事は無く、抑揚のない喋り方をする。何事にも動じず、常に冷静に物事を見極めながら、場の空気に合わせて多数派の中に溶け込んでいる。
事なかれ主義を自称しているが、実際の行動や言動を照らし合わせると矛盾した部分も多く、掴みどころのない性格をしている。
クラス内では影が薄く、あまり目立たない存在。交友関係はあまり広くなく、きっかけがないと他人との距離を縮めるのが苦手で、本人もそれを少し気にしている。
しかし、その本性は極めて冷酷な性格をしており、他人の事を道具としか見ていない節がある。
学校では現在本気で取り組んでおらず査定評価はそれほど高くない。
孤立気味で他の生徒から大きな注目を浴びたりはしないが、一部の人間は綾小路の本質に興味を抱いている。
基本的には誰に対しても、良くも悪くも平等に接しているので、友人やクラスメイトでも将来性やクラスの利益が無いと思えば、自分が目立ってまで助けようとは考えていない。綾小路自身が積極的に手助けするのは、今後自分にとって利用価値を持つ可能性がある生徒に限る一面も持ち合わせており、根っからの善人とは程遠い。
ただ、一概に悪人かと言われるとそうでもなく、親切心で人助けしたりする場面も非常に多く、基本的に自分に無害な相手には暴力などを振るうことはない。
クラス内では男子たちとは絡む機会が意外に多く、女子たちからは普段の言動から「人畜無害そう」と警戒されていない。そのため、クラス内で男女の間に溝が深まった際も、普段通りに女子とコミュニケーションを取った。
実力
普段から目立たないよう授業やテストの点数などで、クラス全体の平均に合わせている為、周囲の人間からは平均的な能力の生徒だとみなされている。実際は上記の通り、ホワイトルームで英才教育を受けてきた為、人並み外れた能力を有している。
頭脳
学力に関しては本人曰く、常人が一生をかけて学習する知識量を遥かに超えているとのことで、知略でも非常に高い観察力と洞察力で他者の策略を見抜いた上で、掌上で躍らせて自分の為に貢献させるなど常軌を逸した次元での深謀遠慮を行える。心理学テクニックにも長けている。
身体能力
身体能力の高さも大人顔負けで戦闘のプロとも渡り合える程の実力を持っている。ホワイトルーム時代では様々な格闘技を極めており、九歳の頃には格闘技に長けた大人数人を警棒のみで圧倒し、一方的に殺しかけている。
処世術
交友関係が薄く、自分に対する協力者が限られているのが弱点。社交性の低さから、コミュニケーション能力が弱点であるかに思われているが、物語が進むにつれて、Dクラスのリーダー格である堀北や平田のほかに、Aクラスの坂柳、Bクラスの一之瀬、Cクラスの龍園といった各クラスの中心人物と独自のコネクションを形成しており、これらを活かして様々な交渉や策略を行う。
この様にコミュニケーション能力が無いどころか明晰な頭脳を活かした交渉上手な一面も見せている。
弱点
一見完璧に見える綾小路にも弱点は意外に存在する。
まず、高度育成高等学校に入学するまでの15年間はずっとホワイトルームの中に居たため、感情面では凡人よりも大きく劣り、大勢が知る当たり前の事を知らない。
高校生になるまで、アイスやカップラーメンすら食べたことがなかったりと、入学当初は生活用品の物価などの常識をはじめ「一般的な高校生」の実態を知らなかったため、普通の高校生を演じるのに苦戦していた。
高い身体能力を持ってはいるが特定のスポーツに関しては例外で、仮に須藤とバスケで勝負することを想像した際には普通に経験の差で負けると本人が明言している。また雑学に関する知識は非常に疎く、特別試験で有名なアニメの問題が出た際には一問も答えられなかった上に、修学旅行ではエチケット袋の用途すら分からなかった程である。
初めてやった射的や輪投げなども一般生徒並みの結果だったことを加味すると、未経験の分野においてまで全て完璧にこなせるという訳ではない。
才能の方向性
元々、綾小路のセンス自体は一般人とそれ程大差がある訳では無く、むしろ初めて触れた分野に関しては平均的な成績である。ホワイトルームの教育者の鈴懸曰く、彼の驚異的な強みは、極めて高い吸収力で、勉強面や運動面で一度学んだ技術はすぐに自分の能力に昇華させることが出来る。基礎を学び終えると、今度は類稀な応用力を使い初めて初めて触れるものに対処する技術も身につけ始めている程である。
仮に綾小路が一般家庭で生まれ育った場合は一般家庭で学んだ事を吸収してしまう為、ホワイトルームの教育が無ければ少し優秀な人間止まりだったらしく、理論上はホワイトルームの教育と綾小路本人の能力があって、初めて最高傑作として誕生したという事になる。
動向
1巻では親しい友人も出来ずに4月中は孤独に過ごしていたが、高度育成高等学校のシステムと実態が明らかになった後、堀北にAクラスに上がる為の協力を半ば強制的にさせられる。
5月中旬頃に櫛田の裏の顔を偶然目撃してしまい、彼女に無理やり胸を触らされ、口外しないように脅迫されている。その後、テストの赤点で退学になりそうだった須藤の危機を堀北と共に救っている。
2巻では、須藤の暴力事件と佐倉のストーカーの件を解決するために、協力関係になった一之瀬と共に事件解決に奔走している。
夏休み前に茶柱佐枝に呼び出され、父親の話を引き合いに脅迫され、今までとは違い、本格的にAクラスを目指さないといけない状況に追い込まれる。
そして、3巻の無人島試験で、孤立奮闘する堀北を気遣ったりと優しい一面もみせるのだが、堀北が試験で潰れること含めて全て彼の計画通りだった。その無人島試験では、全て綾小路が単独で動きDクラスの圧勝という結果で終わっている。
4巻の船上試験では、本格的にAクラスを目指す為に必要な手駒として軽井沢恵に目を付ける。
その際に平田や真鍋たちを通じて、軽井沢が中学時代虐められていた過去と平田との関係は自分を守る為の嘘だった事を知り、彼女を守る代わりにAクラスに行く手助けをしてもらう取引を持ちかける。
5巻では、櫛田がクラスを裏切っていると分かっていながら放置し、堀北に意味のある敗北を学ばせようと体育祭では静観の姿勢を貫いた。体育祭終盤では堀北学を柄にもなく挑発し、本気のリレーの勝負を挑んでいる。
体育祭後には、綾小路の正体に気付いた坂柳に再会の挨拶を兼ねた宣戦布告されている。
6巻では勉強会を通して親しくなった生徒たちと綾小路グループを結成しており、ペーパーシャッフルでは、櫛田の裏切りを防ぐために仕掛けた堀北の勝負に乗り、自分の退学を条件に櫛田の過去を聞き出している。万が一にも敗北しないように軽井沢を使って彼女の制服に試験のカンニングペーパーを仕込んでいる。
そういった試験を積み重ねていく内に、Cクラスのリーダーである龍園に堀北を隠れ蓑に様々な試験で動いている事を察知され、7巻では、自分と繋がりのある軽井沢を学校の屋上に拉致されてしまう。
しかし、龍園と直接対決するまでの一連の流れは全て綾小路の掌の上だったこともあり、軽井沢を助ける為に自ら屋上で正体を晒す。
その際に、龍園を含むCクラスの武闘派生徒たちを纏めて叩き潰し、さらに軽井沢からの依存を深めさせたりと、本人にとっては完全に計算通りの行動をとっている。
7.5巻の冬休みでは、まだ綾小路にとって利用価値のある龍園を退学させない為に、石崎たちに根回ししたことが明らかとなり、堀北学に南雲の改革を止める様に忠告されたり、自身に告白してきた佐藤を振って、軽井沢と更に関係を深めたりしている。
8巻の混合合宿では、試験の最中に南雲が3年Bクラスを使って橘を狙い撃ちにしている事に気付いたが、クラス外の事情であるだけに自分からは動く事は無く、試験の成り行きを傍観していた。
9巻では坂柳から誹謗中傷を流された一之瀬を助けるために行動し、彼女の心を折る形で結果的に救っている。それ以降は一之瀬から恩義と好意を抱かれるようになる。
10巻では、新たに高校に赴任してきた月城が主催で退学者を決める試験であるクラス内投票が発生する。途中で山内に批判票を集められるというアクシデントが発生したが、今回は全て堀北の成長を促すために自分のクラスに関しては静観して事の成り行きを見守っている。その一方で一之瀬や龍園などの他クラスのリーダーの手助けもしている。
11巻の選抜種目試験にて、坂柳とクラスの司令塔同士として死闘を演じることにる。堀北や橋本を混ぜたチェスゲームで一進一退の攻防を繰り広げるも、最終的に月城に介入され、綾小路が敗北する。
正々堂々と勝負できなかったことに腹を立てた坂柳とは一時休戦し、今後は外部から狙ってくる敵の排除に尽力するようになる。
全ての試験が終わり、作中では3月の春休みとなった11.5巻にて、1年間の学校生活を通して綾小路は二つの欲求に駆られることになる。
一つ目は「堀北鈴音の成長を見守る事」である。クラス内投票や学年末試験では平田に代わってクラスのリーダーをやり遂げ、兄から脱却した彼女の今後に期待しており、彼女には他の生徒とは違う何かしらの思い入れを感じている模様。
学からは「生徒たちの記憶に残る存在になれ」と激励されており、この頃からホワイトルームにいた頃とは全く違った価値観を抱くことになる。
二つ目は「恋愛を体験してみたい」という高校生の男子からしてみれば、ごく普通の当たり前の欲求に駆られることになる。そして、その相手に軽井沢が選ばれることになる。
春休み終盤で自分から軽井沢に告白し、軽井沢もそれを了承した為、二人は晴れて恋人同士となった。
その後
月城曰く、新学期からホワイトルーム生を1名呼び出しているらしく、最高傑作である自分を退学させる為に刺客としてやってくる。
そして、2019年10月25日『ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編』公式ホームページにて新情報が開示された。
この中に綾小路を狙うホワイトルームの刺客がいる。
2年生編(ネタバレ注意)
1巻では、学力面において不安が残る須藤の特別試験のペアを堀北と共に探し、その最中に声を掛けてきた天沢と接点を持つ。その後、新1年生のDクラスの七瀬と交渉し、クラスのリーダーである宝泉と対面する。そして終盤で宝泉と七瀬、そして天沢の目的が綾小路を退学に追い込む事だったことを知る。
綾小路の指紋が付いた宝泉のナイフを掌で受けることで彼を逆に脅迫し、Dクラス同士の無条件の協力と自分の試験におけるペアを組ませている。
2巻では、数名の1年生に対して、綾小路を退学させた生徒には2000万プライベートポイントが支給されるという裏の特別試験の開催に、南雲が月城に一枚噛んでいると推測し、堀北とのテスト勝負に勝ったことで彼女を生徒会に送り込んでいる。その後、櫛田の後輩を名乗る八神と接触し、試験の詳細について彼から聞いている。
3巻の無人島サバイバルでは単独グループで参加する。しかし2日目で七瀬と出会い、監視目的で彼女からの同行を許し、二人で行動するようになる。終盤に本性を表した七瀬に奇襲を仕掛けられるも全て攻撃を回避し、彼女の心を折っている。七瀬の素性を把握した綾小路は彼女に手を差し伸べて、自分の味方に取り込んでいる。
4巻の後半戦では8日目に七瀬と別れ、再び単独で行動する。13日目に椿を中心に1年生から総出で狙われるが、既に坂柳に根回しは済ませており、彼女や龍園の協力もあって1年生の包囲網を切り抜けている。最終日には、自分に危機を伝えにきた一之瀬に告白され、指定エリアで月城と司馬の二人がかりに奇襲されるも、鬼龍院の助力もあって彼らを退却させ、無事に試験を終えた。
4.5巻では坂柳理事長が復帰するということで、月城が高度育成高等学校から去ることを知る。その後の夏休みでは軽井沢と更に恋人としての距離を縮めているが、内心ではいずれ役目を終えた彼女と別れることを示唆している。
5巻の満場一致特別試験では、最後の課題まで自分たちを裏切り続けてきた櫛田を退学に追い込もうとしたが、堀北が櫛田を切らない方針を取ったことで路線変更し、代わりとしてクラスで最もOAAの低い佐倉を退学させる事を提案する。綾小路が彼女の退学を薦め続けたことで佐倉は自分から退学すると立候補し、結果的に彼女を退学に追い込んでいる。
6巻では先の試験が原因で綾小路グループは崩壊し、長谷部からは親友を退学させられた恨みを込めて復讐を宣言されている。その後、坂柳と共に体育祭を休み、坂柳には綾小路がこの学校で行おうとしている最終計画に気付かれている。
7巻の文化祭中には天沢から櫛田を守り切り、自主退学しようとしていた長谷部を説得している。文化祭前には、佐藤と椿の一連の諍いから、八神がホワイトルームの関係者だと推測し、南雲に取引を持ちかけ彼に罠を掛けている。結果的に罠に嵌った八神を試験後に退学に追い込んでいる。
8巻の修学旅行では、櫛田や龍園たちと同じグループとなり行動を共にする。修学旅行中に、かつて自身に電話をかけて来た謎の人物が石上である事を知らされる。その後、一人で不安に押し潰されている一之瀬を見つけ、彼女に対してある事を仄めかしている。
9巻では神崎たちの頼みで一之瀬と接触する。理由を言わずに一之瀬と遊んだことで軽井沢との関係に小さくとも確かな亀裂が入り、一之瀬は改めて綾小路に対しての好意を認めて強い執着心を覚えるようになった。
人間関係
隣人。初期から行動を共にする事が多いが、綾小路にとっては隠れ蓑に過ぎない存在だった。
しかし1年生編の終盤辺りでは「アイツ(堀北)を変えてみようと思う」と言わしめるほど、綾小路にとっても重要な存在になっていき、最近では駒のような扱い方も変わり、純粋にポテンシャルと将来性を認め、堀北の成長を見守るような立場になる。
クラスメイト。後に恋人となる。
船上試験で綾小路に過去を知られ、その後は綾小路がAクラスを目指す助手として、色々な面倒事を任せるようになる。綾小路曰く「堀北よりも信用できる(4.5巻時点)」らしく、軽井沢も龍園との一件や冬休みのやり取りで綾小路に強い好意を抱くようになる。
1年生編ラストで恋人になる。
クラスメイト。堀北と同様に初期から行動を共にする事が多かったが、体育祭の一件で完全に敵対関係にあり、堀北を通じて櫛田の過去を知ってしまった為、彼女には退学にさせるターゲットに入れられてしまっている。
後に文化祭の時に和解し、修学旅行では同じグループとして行動している。その際に櫛田に異性として意識されているような描写が存在する。
同じグループの友人たち。6巻の勉強会で集まった長谷部、幸村、三宅と飛び入り参加をした佐倉を加えた5人組で、休日や放課後などはよく遊びに行っている。
担任の教師。綾小路の家庭の事情などを断片的に知っており、それをネタに綾小路を脅してAクラスを目指す戦いを強制する。しかし7巻で茶柱の脅しがハッタリだとバレてしまった為、それ以降は綾小路に頭が上がらなくなっている。
後に茶柱が過去を乗り越える姿を見てからは彼女を教師として認め直し、一応は和解に至っている。
他クラスの友人。1年生編で何度も助けたことにより、強い好意を抱かれることになる。2年生編で告白されるが、軽井沢と付き合っていたことで間接的に振ることになる。その後、しばらく接触は無かったが、最新刊にて改めて一之瀬が綾小路への好意を自覚し再奮起するようになる。
自身の過去を知る数少ない人物。
8年以上前に一方的に知られており、ずっと会えなかった幼馴染のような心境を抱かれている。
また綾小路を強く慕っている為、月城のような外部から綾小路を狙う存在については容認していなかったりと、立場によっては味方してくれる存在でもある。
腐れ縁。序盤の須藤の暴力事件から2学期末まで一応の決着が着くまで長い付き合いになる。
7巻の一件で実力を認められており、龍園からは一方的に目標にされている。
良くも悪くもお互いの性格や行動を熟知しているので、今ではある意味理解者の一人になりつつある。
読書仲間。波長の合う良き友人とお互いに解釈している。
鋭い洞察力の持ち主で少ない情報で綾小路の実力を見抜いており、綾小路も根本的な考え方や思考がどこか似通っている彼女を高く評価している。
序盤で知り合った際に綾小路の実力を直感で感じ取っており、南雲に対抗できる生徒として何度か生徒会に誘ったりするなど、強い興味を抱かれている。
卒業時の激励の言葉で自身に新たな価値観を植え付けたことで、綾小路が心から尊敬している数少ない人物である。
南雲からは堀北学に認められた数少ない生徒の1人として目を付けられており、2年生編以降は度々絡まれているが、綾小路から南雲に対する興味はほとんど無い。しかし、最近になってその認識を改め、南雲からの勝負に乗り気を見せるようになる。
父親の息のかかった人物。自分のことにもホワイトルームの内情にもかなり詳しい存在。南雲の見ている前で新1年生たちに2000万ポイントを持ち出して綾小路を狙わせたりと、学校生活を送る上で最も警戒している存在でもある。
父親。ホワイトルームでは学べなかった俗世間を学ぶために父の元から脱走し、高度育成高等学校に逃げ込んだ。仲は最悪で、互いに親子としての情は欠片も存在しない。