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綾小路清隆

あやのこうじきよたか

衣笠彰梧による小説『ようこそ実力至上主義の教室へ』の主人公。
目次 [非表示]

知りたいからだ。本当の実力って奴が何なのか。平等ってのが、何なのかを


最後にオレが『勝って』さえいればそれでいい


プロフィール編集

学籍番号S01T004651
誕生日10月20日(天秤座)
身長176cm
所属堀北クラス???(ネタバレ注意)
学力A-(81)
身体能力B-(61)
機転思考力D+(40)
社会貢献性B-(62)
総合B-(62)
一人称「オレ」
CV千葉翔也(テレビアニメ)/花江夏樹(2015年PV)


概要編集

本作の主人公。

高度育成高等学校1年Dクラスに所属する男子生徒。


クラスでは目立たない存在だが、実は天才育成を目的とした教育機関「ホワイトルーム」で徹底した教育を受け、常人離れした頭脳と身体能力を持つ。日頃は平穏に過ごす為にその実力を隠しているが、周囲に降りかかる問題を裏から解決に導くこともある。


身長は176cmと平均よりやや高く、体格は中肉中背で髪型は外ハネの茶髪。地味ではあるが整った顔立ちをしており、1年女子によるイケメンランキングでも5位。

しかし、容姿が整っている一方で他人との距離を縮めるのが苦手な為、クラス内では孤立気味。


略歴(ネタバレ注意)編集

生い立ち編集

White Room

生まれた瞬間から、父親の篤臣が運営する教育機関「ホワイトルーム」で英才教育を受けていた過去をもつ。


ホワイトルームでは4期生に該当し、施設の最高難易度のカリキュラムを達成した唯一の人物である為、職員たちからは「ホワイトルームの最高傑作」と称されている。


本編開始より8年前、7歳の頃に父の付き添いでホワイトルームを見学していた坂柳に存在を知られている。1年前には、とある理由でホワイトルームは一時的に稼働を停止しており、外の世界で俗世間を学びたいという好奇心から、施設が稼働停止している隙に執事の松雄の手引きにより高度育成高等学校に入学することになる。


人物編集

クラス内でも特に目立たず、普段からやる気を見せることは無く、抑揚のない喋り方をする。何事にも動じず、常に冷静に物事を見極めながら、場の空気に合わせて多数派の中に溶け込んでいる。本人は事なかれ主義を自称しているが、実際の行動や言動を照らし合わせると矛盾した部分も多く、掴みどころのない性格をしている。


クラス内では影が薄く、あまり目立たない存在。交友関係はあまり広くなく、きっかけがないと他人との距離を縮めるのが苦手で、本人もそれを少し気にしている。


物語序盤編集

原作小説では、綾小路は入学直後、外界を知らないながらも「一般的な高校生」を演じるため、普段より饒舌で感情の起伏を見せる言動が多い。例えば、堀北にセクハラ発言を繰り返したり、櫛田に欲情したりなど、男子高校生としてのキャラ作りを意識していた。


しかし、演じることにすぐ疲れて素に戻っている為、本人的にもかなり無理をしていた様子。あまりの変わりように不気味に感じた平田からは「入学時に比べて別人」と指摘されている。アニメ版では初めから感情の起伏が少ない素の状態で描かれるため、読者や視聴者からは小説との性格の違いが指摘されることが多い。


本性編集

最終的に自分が勝てばいいという考えの持ち主。

冷酷かつ非常に機械的で、目的の為に他人を利用し、そこに罪悪感を覚えることもない。他人の感情や思考を誘導して自分の利益になるように働きかけたり、時には陥れたりする事もある。


基本的には誰に対しても、良くも悪くも平等に接しているので、友人やクラスメイトでも将来性やクラスの利益が無いと思えば、自分が目立ってまで助けようとは考えていない。

彼自身が積極的に手助けする対象は「自分にとって利用価値を持つ者」に限る側面があるため、根っからの善人とは程遠い。

ただし、一概に悪人かと言われるとそうでもなく、親切心で人助けしたりする場面も非常に多い。また、基本的に自分から無害な相手に暴力などを振るうことはない。


周囲からの評価編集

学校では現在本気で取り組んでおらず査定評価はそれほど高くない。

孤立気味で他の生徒から大きな注目を浴びたりはしないが、一部の人間は綾小路の本質に興味を抱いている。


クラス内では男子たちとは絡む機会が意外に多く、女子たちからは普段の言動から「人畜無害そう」と警戒されていない。そのため、クラス内で男女の間に溝が深まった際も、普段通りに女子とコミュニケーションを取った。


読者人気編集

普段はやる気を見せないものの、いざという場面で本領を発揮し、誰が相手でもスマートに勝利を収め、作中で圧倒的な存在感を放つのが彼の魅力である。

一方で外界から隔絶されて育った為、人間としての未熟さや未完成な部分が垣間見えるギャップや、一般的な正義感に満ちたラノベ主人公とは一線を画す冷酷さを併せ持つキャラクター性が話題となり、本作でも一二を争う程の高い読者人気を誇る。


実力編集

普段から目立たないよう授業やテストの点数などで、クラス全体の平均に合わせている為、周囲の人間からは平均的な能力の生徒だとみなされている。実際は上記の通り、ホワイトルームで英才教育を受けてきた為、人並み外れた能力を有している。


頭脳編集

学問に関しては、本人曰く「常人が一生をかけて学習する知識量を遥かに超えている」とのこと。実際に作中において、学力テストで彼が解けなかった問題は現時点まで存在しない。

知略においても、非常に高い観察力と洞察力で他者の策略を見抜いた上で、掌上で躍らせて自分の為に貢献させるなど常軌を逸した次元での深謀遠慮を行える。また、他者の思考や感情を巧みに操る心理学テクニックにも長けている。


身体能力編集

ホワイトルームでの過酷な訓練により、常人を遥かに超える身体能力を身につけている。制服を着た状態では中肉中背に見えるが、実際には非常に筋肉質な体型をしており、脱いだらすごいタイプ。

特に九歳時点で様々な格闘技を極めており、格闘技に長けた戦闘のプロたちを警棒のみで一方的に制圧するなど、戦闘能力は幼少期から並外れている。

「ようこそ実力至上の教室へ 綾小路清隆」


処世術編集

社交性の低さから、コミュニケーション能力及び交友関係が薄く、自分に対する協力者が限られているのが弱点とされているが、物語が進むにつれて、Dクラスのリーダー格である堀北平田のほかに、Aクラスの坂柳、Bクラスの一之瀬、Cクラスの龍園といった各クラスの中心人物と独自のコネクションを形成しており、これらを活かして様々な交渉や策略を行う。

この様にコミュニケーション能力が無いどころか明晰な頭脳を活かした交渉上手な一面も見せている。


弱点編集

一見完璧に見える綾小路にも弱点は意外に存在する

まず、高度育成高等学校に入学するまでの15年間はずっとホワイトルームの中に居たため、感情面では凡人よりも大きく劣り、大勢が知る当たり前の事を知らない。

高校生になるまで、アイスやカップラーメンすら食べたことがなかったりと、入学当初は生活用品の物価などの常識をはじめ「一般的な高校生」の実態を知らなかったため、普通の高校生を演じるのに苦戦していた。


高い身体能力を持ってはいるが特定のスポーツに関しては例外で、仮に須藤とバスケで勝負することを想像した際には普通に経験の差で負けると本人が明言している。またサブカルチャーや一般常識に関する知識は非常に疎く、特別試験で有名なアニメの問題が出た際には一問も答えられなかった上に、修学旅行ではエチケット袋の用途すら分からなかった。

この為、本人の並外れた知識量は学問限定である可能性が高く、生存と脱落の特別試験ではこの偏りが原因で危うく脱落しかけた程である。

初めてやった射的や輪投げなども一般生徒並みの結果だったことを加味すると、未経験の分野においてまで全て完璧にこなせるという訳ではない。


才能の方向性編集

元々、綾小路のセンス自体は一般人とそれ程大差がある訳では無く、むしろ初めて触れた分野に関しては平均的な成績である。ホワイトルームの教育者の鈴懸曰く、彼の驚異的な強みは、極めて高い吸収力で、勉強面や運動面で一度学んだ技術はすぐに自分の能力に昇華させることが出来る。基礎を学び終えると、今度は類稀な応用力を使い初めて初めて触れるものに対処する技術も身につけ始めている程である。


仮に綾小路が一般家庭で生まれ育った場合は一般家庭で学んだ事を吸収してしまう為、ホワイトルームの教育が無ければ少し優秀な人間止まりだったらしく、理論上はホワイトルームの教育と綾小路本人の能力があって、初めて最高傑作として誕生したという事になる。


動向編集

1学期編集

1巻では、入学当初で親しい友人も出来ずに4月中は孤独に過ごしていたが、高度育成高等学校のシステムと実態が明らかになった後、堀北にAクラスに上がる為の協力を半ば強制的にさせられる。

5月中旬頃に櫛田の裏の顔を偶然目撃してしまい、彼女に無理やり胸を触らされ、口外しないように脅迫されている。その後、テストの赤点で退学になりそうだった須藤の危機を堀北と共に救っている。


2巻では、須藤の暴力事件と佐倉のストーカーの件を解決するために、協力関係になった一之瀬と共に事件解決に奔走している。


夏休み前に茶柱佐枝に呼び出され、父親の話を引き合いに脅迫され、今までとは違い、本格的にAクラスを目指さないといけない状況に追い込まれる。

そして、3巻の無人島試験で、孤立奮闘する堀北を気遣ったりと優しい一面もみせるのだが、堀北が試験で潰れること含めて全て彼の計画通りだった。無人島試験では、全て綾小路が単独で動いた事によって、Dクラスの圧勝という結果で終わっている。


4巻の船上試験では、本格的にAクラスを目指す為に必要な手駒として軽井沢に目を付ける。その際に平田真鍋たちを通じて、軽井沢が中学時代虐められていた過去と平田との関係は自分を守る為の嘘だった事を知り、彼女を守る代わりにAクラスに行く手助けをしてもらう取引を持ちかける。


2学期編集

5巻では、櫛田がクラスを裏切っていると分かっていながら放置し、堀北に意味のある敗北を学ばせようと体育祭では静観の姿勢を貫いた。体育祭終盤では堀北学を柄にもなく挑発し、本気のリレーの勝負を挑んでいる。

体育祭後には、綾小路の正体に気付いた坂柳に再会の挨拶を兼ねた宣戦布告をされている。


6巻では勉強会を通して親しくなった生徒たちと綾小路グループを結成しており、ペーパーシャッフルでは、櫛田の裏切りを防ぐために仕掛けた堀北の勝負に乗り、自分の退学を条件に櫛田の過去を聞き出している。万が一にも敗北しないように軽井沢を使って彼女の制服に試験のカンニングペーパーを仕込んでいる。


そういった試験を積み重ねていく内に、Cクラスのリーダーである龍園に堀北を隠れ蓑に様々な試験で動いている事を察知され、7巻では、自分と繋がりのある軽井沢を学校の屋上に拉致されてしまう。


しかし、龍園と直接対決するまでの一連の流れは全て綾小路の掌の上だったこともあり、軽井沢を助ける為に自ら屋上で正体を晒す。

センシティブな作品

その際に、龍園を含むCクラスの武闘派生徒たちを纏めて叩き潰し、さらに軽井沢からの依存を深めさせたりと、本人にとっては完全に計算通りの行動をとっている。


7.5巻では、まだ綾小路にとって利用価値のある龍園を退学させない為に、石崎たちに根回ししたことが明らかとなる。冬休みには堀北学に南雲の改革を止める様に忠告されたり、自身に告白してきた佐藤を振って、軽井沢と更に関係を深めたりしている。


3学期編集

8巻の混合合宿では、試験の最中に南雲が3年Bクラスを使ってを狙い撃ちにしている事に気付いたが、クラス外の事情であるだけに自分からは動く事は無く、試験の成り行きを傍観していた。


9巻では坂柳から誹謗中傷を流された一之瀬を助けるために行動し、彼女の心を折る形で結果的に救っている。それ以降は一之瀬から恩義と好意を抱かれるようになる。


10巻では、新たに高校に赴任してきた月城が主催で退学者を決める試験であるクラス内投票が発生する。途中で山内に批判票を集められるというアクシデントが発生したが、今回は全て堀北の成長を促すために自分のクラスに関しては静観して事の成り行きを見守っている。その一方で一之瀬や龍園などの他クラスのリーダーの手助けもしている。


11巻の選抜種目試験にて、坂柳とクラスの司令塔同士として死闘を演じることにる。堀北や橋本を混ぜたチェスゲームで一進一退の攻防を繰り広げるも、最終的に月城に介入され、綾小路が敗北する。

Sakayanagi vs Ayanokouji

正々堂々と勝負できなかったことに腹を立てた坂柳とは一時休戦し、今後は外部から狙ってくる敵の排除に尽力するようになる。


11.5巻では、綾小路が1年間の学校生活を通じて少しずつ変化していく様子が描かれている。彼は、周囲を単に利用するのではなく、生徒の成長を促すことを考え始めるようになる。

卒業前の堀北学からは「生徒たちの記憶に残る存在になれ」と激励され、この時期からホワイトルーム時代とは異なる価値観を抱くようになった。


また、綾小路は「恋愛を体験してみたい」という高校生としての普通の欲求に駆られるようになり、その相手に成長プロセスの一貫として軽井沢を選ぶ。

恵と清隆

春休みの終盤、彼が自ら告白し、軽井沢もこれを受け入れたことで、二人は恋人同士なった。


新学期編集

月城曰く、新学期からホワイトルーム生を1名呼び出しているらしく、最高傑作である自分を退学させる為に刺客としてやってくる。


──入学式に姿を現した1年生

この中に綾小路を狙うホワイトルームの刺客がいる。


2年生編(ネタバレ注意)編集

1学期編集

1巻では、学力面において不安が残る須藤の特別試験のペアを堀北と共に探し、その最中に声を掛けてきた天沢と接点を持つ。その後、新1年生のDクラスの七瀬と交渉し、クラスのリーダーである宝泉と対面する。そして終盤で宝泉と七瀬、そして天沢の目的が綾小路を退学に追い込む事だったことを知る。

Ayanokouji vs Housen

綾小路の指紋が付いた宝泉のナイフを掌で受けることで彼を逆に脅迫し、Dクラス同士の無条件の協力と自分の試験におけるペアを組ませている。


2巻では、数名の1年生に対して、綾小路を退学させた生徒には2000万プライベートポイントが支給されるという裏の特別試験の開催に、南雲月城に一枚噛んでいると推測し、堀北とのテスト勝負に勝ったことで彼女を生徒会に送り込んでいる。その後、櫛田の後輩を名乗る八神と接触し、試験の詳細について彼から聞いている。


3巻の無人島サバイバルでは単独グループで参加する。しかし2日目で七瀬と出会い、監視目的で彼女からの同行を許し、二人で行動するようになる。終盤に本性を表した七瀬に奇襲を仕掛けられるも全て攻撃を回避し、彼女の心を折っている。七瀬の素性を把握した綾小路は彼女に手を差し伸べて、自分の味方に取り込んでいる。


4巻の後半戦では8日目に七瀬と別れ、再び単独で行動する。13日目に椿を中心に1年生から総出で狙われるが、既に坂柳に根回しは済ませており、彼女や龍園の協力もあって1年生の包囲網を切り抜けている。最終日には、自分に危機を伝えにきた一之瀬に告白され、指定エリアで月城と司馬の二人がかりに奇襲されるも、鬼龍院の助力もあって彼らを退却させ、無事に試験を終えた。


4.5巻では坂柳理事長が復帰するということで、月城が高度育成高等学校から去ることを知る。その後の夏休みでは軽井沢と更に恋人としての距離を縮めているが、内心ではいずれ役目を終えた彼女と別れることを示唆している。


2学期編集

5巻の満場一致特別試験では、最後の課題まで自分たちを裏切り続けてきた櫛田を退学に追い込もうとしたが、堀北が櫛田を切らない方針を取ったことで路線変更し、代わりとしてクラスで最もOAAの低い佐倉を退学させる事を提案する。綾小路が彼女の退学を薦め続けたことで佐倉は自分から退学すると立候補し、結果的に彼女を退学に追い込んでいる。


6巻では先の試験が原因で綾小路グループは崩壊し、長谷部からは親友を退学させられた恨みを込めて復讐を宣言されている。その後、坂柳と共に体育祭を休み、坂柳には綾小路がこの学校で行おうとしている最終計画に気付かれている。


7巻の文化祭中には天沢から櫛田を守り切り、自主退学しようとしていた長谷部を説得している。文化祭前には、佐藤と椿の一連の諍いから、八神がホワイトルームの関係者だと推測し、南雲に取引を持ちかけ彼に罠を掛けている。結果的に罠に嵌った八神を試験後に退学に追い込んでいる。


8巻の修学旅行では、櫛田や龍園たちと同じグループとなり行動を共にする。修学旅行中に、かつて自身に電話をかけて来た謎の人物が石上である事を知らされる。その後、一人で不安に押し潰されている一之瀬を見つけ、再起させる為に彼女を抱きしめている。


9巻では、神崎たちの頼みで一之瀬と接触する。理由を言わずに一之瀬と遊んだことで軽井沢との関係に小さくとも確かな亀裂が入り、一之瀬は改めて綾小路に対しての好意を認めて強い執着心を覚えるようになった。


9.5巻の冬休みは、坂柳と遭遇し、共に散歩をしている途中で彼女から告白される。ただし、彼女本人の希望で返事はしていない。

年末前には軽井沢と仲直りしているが、年明けには自分からひよりを遊びに誘ったりと、やっている事は冬休み前からあまり変わっていない。


3学期編集

10巻では、堀北との何気ない会話で微笑んだりと彼女に対しては無意識下に心を許している描写があったりと、作中初期では考えられない程の人間性を獲得している。その後、生存と脱落の特別試験では堀北にクラスの舵取りを任せる。試験後には坂柳と共に学校から去る神室を見送った。


11巻の交流会では、鬼龍院のグループに配属され、南雲と最後の勝負をする事になる。結果的に言えば綾小路が勝つが、ここまで敵対していた南雲からはなんやかんや認められており、卒業した後は自分と堀北学のいる大学に来いと勧誘を受けている。その後、天沢の凶行を察知して未然に防いだり、先の試験で調子を崩した坂柳や山村を立ち直らせたりとしている。交流会前には橋本から、坂柳と龍園の二人が退学を賭けている事を聞き付けている。


12巻の学年末試験では、堀北と契約を結んでクラスの大将として試験に参加し、一之瀬クラスと対戦する。覚醒した一之瀬に惨敗する堀北を慰めつつも、クラスにスパイ行為を行っていた前園を退学に追い込み、一之瀬を言葉巧みに精神的に揺さぶり彼女に完勝し、ついに堀北クラスはAクラスに昇格する事になった。


試験前には龍園と接触。綾小路がずっと待ち望んでいた相手が龍園だったことが発覚し、将来的に彼と決着を付けたいと1年生の時から考えていた。その為、坂柳には橋本を通して間接的に「負けてくれ」とメッセージを飛ばし、それに気付いた坂柳はショックを受けつつも自ら負けを受け入れた。


12.5巻の春休みにて、綾小路はついに軽井沢と別れる事を決めた。その後、学年末試験で言葉巧みに心を壊した一之瀬の元へと訪れ、彼女に自主退学する様に揺さぶるも、逆に状況をセッティングした彼女に押し倒され、二人は新学期における協力体制の契約を結ぶ事になる。3月31日には学校を去る坂柳を見送り、卒業した後に再会する約束をした。


4月には、高円寺の父と接点を持つ為に学校に現れたと再会。互いに普通の親子を演じながらも三者面談を終える。その後、高円寺と二人で問答を交わし、綾小路の目的はクラス移動をして均衡を作り、四つ巴の状況を生み出すことを伝え、その過程で王美雨に手を出す事を仄めかして高円寺を挑発した。

Ayanokoji, Koenji | Y2V12.5


新学期前には軽井沢と別れたことや、前園を退学に追い込んだことでクラスで孤立しかかっており、堀北からは何度も心配された様子を受けた。クラスの祝勝会では、綾小路は堀北とクラスメイトとして最後の会話をし、会の途中で彼女の前から姿を消した。

Ayanokoji, Horikita | Y2V12.5


新学期編集

始業式終了後、綾小路は橋本や森下によって、新しいクラスメイトから集めさせたプライベートポイントを利用し、堀北クラスを裏切って坂柳クラスに移動する。

綾小路、堀北、龍園、一之瀬による四つ巴の準備が整い、彼の最後の1年間が始まる。


人間関係編集

堀北鈴音

隣人。初期から行動を共にする事が多いが、綾小路にとっては隠れ蓑に過ぎない存在だった。

しかし1年生編の終盤辺りでは「アイツ(堀北)を変えてみようと思う」と言わしめるほど、綾小路にとっても重要な存在になっていき、純粋にポテンシャルと将来性を認め、今では堀北の成長を見守るような立場になる。また無意識のうちに彼女に笑いかけたりと、堀北には人間味を見せる様子がある。

綾小路と堀北


軽井沢恵

クラスメイト。後に恋人となる。

船上試験で綾小路に過去を知られ、その後は綾小路がAクラスを目指す助手として、色々な面倒事を任せるようになる。綾小路曰く「堀北よりも信用できる(4.5巻時点)」らしく、軽井沢も龍園との一件や冬休みのやり取りで綾小路に強い好意を抱くようになる。

1年生編ラストで恋人になるも、2年生編ラストで破局する。


櫛田桔梗

クラスメイト。堀北と同様に初期から行動を共にする事が多かったが、体育祭の一件で完全に敵対関係にあり、堀北を通じて櫛田の過去を知ってしまった為、彼女には退学のターゲットに入れられてしまっている。

2年生編では色々あって文化祭で彼女を助け、修学旅行では同じグループとして行動している。その際に櫛田に異性として意識されているような描写が存在する。


綾小路グループ

同じグループの友人たち。6巻の勉強会で集まった長谷部幸村三宅と飛び入り参加をした佐倉を加えた5人組で、休日や放課後などはよく遊びに行っている。


茶柱佐枝

担任の教師。綾小路の家庭の事情などを断片的に知っており、それをネタに綾小路を脅してAクラスを目指す戦いを強制する。しかし7巻で茶柱の脅しがハッタリだとバレてしまった為、それ以降は綾小路に頭が上がらなくなっている。後に茶柱が過去を乗り越える姿を見てからは彼女を教師として認め直し、元の教師と生徒としての関係性に戻っている。


龍園翔

腐れ縁にして、数少ないライバルの1人。

1年生編では須藤の暴力事件から、現在に至るまで長い付き合いになる。屋上の一件で、龍園からは一方的に目標にされているが、綾小路も彼との再戦意欲は極めて高く、自分と対等に戦えるレベルまで成長して欲しいと考えている。

因縁の好敵手という関係性なのだが、良くも悪くもお互いの性格や行動を熟知しているので、ある意味互いにとっての理解者になりつつある。


一之瀬帆波

他クラスの友人。

1年生編で何度も助けたことにより、強い好意を抱かれることになる。2年生編で告白されるが、軽井沢と付き合っていたことで間接的に振ることになる。綾小路からは一之瀬に対する恋愛感情は無く、むしろ自身への恋心を利用した実験対象ぐらいにしか考えていない。

本当に色々あり過ぎて互いの思惑が絡み合った結果、今では肉体関係を結んでいる。


坂柳有栖

自身の過去を知る数少ない人物。

8年以上前に一方的に知られており、ずっと会えなかった幼馴染のような心境を抱かれている。坂柳は綾小路に強く恋心を抱き、何かと世話を焼いている。しかし、綾小路は坂柳の実力を認めているものの、恋愛感情はなく坂柳の想いはあくまで一方通行である。


椎名ひより

読書仲間。波長の合う良き友人とお互いに解釈している。

鋭い洞察力の持ち主で少ない情報で綾小路の実力を見抜いており、綾小路も根本的な考え方や思考がどこか似通っている彼女を高く評価している。


高円寺六助

クラスメイト。

対極の天才として位置する人物だが、その関係性は希薄。とはいえ最近では二人きりで会話することも多く、父親同士の賭けや綾小路がクラス移動を果たしたことによって、ついに本格的に敵対する事となった。綾小路は高円寺の存在を、堀北の成長の邪魔になるイレギュラー要素として考えており、クラス内で彼だけはコントロールが出来ないと危険視している。


堀北学

二学年上の生徒会長。

序盤で知り合った際に綾小路の実力を直感で感じ取っており、南雲に対抗できる生徒として何度か生徒会に誘ったりするなど、強い興味を抱かれている。

卒業時の激励の言葉で自身に新たな価値観を植え付けたことで、あの綾小路が心から尊敬している数少ない人物である。


南雲雅

一学年上の生徒会長。

南雲からは堀北学に認められた数少ない生徒の1人として目を付けられており、徐々に綾小路も南雲からの勝負に乗り気を見せるようになる。南雲からは卒業した後、自分が行く大学に来る様に勧められており、最終的に両者の仲はなんやかんや悪くない所まで落ち着いた。


月城常成

父親の息のかかった人物。

自分のことにもホワイトルームの内情にもかなり詳しい存在。南雲の見ている前で新1年生たちに2000万ポイントを持ち出して綾小路を狙わせたりと、学校生活を送る上で最も警戒している存在でもある。


綾小路篤臣

父親。

ホワイトルームでは学べなかった俗世間を学ぶために父の元から脱走し、高度育成高等学校に逃げ込んだ。仲は最悪で、互いに親子としての情は欠片も存在しない。


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綾小路清隆

寝顔

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무제

綾小路 清隆

綾小路清隆


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ようこそ実力至上主義の教室へ よう実

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龍園翔 一之瀬帆波 坂柳有栖 椎名ひより

高円寺六助 堀北学 南雲雅

月城常成 綾小路篤臣


ホワイトルーム 綾小路グループ 清恵

能ある鷹は爪を隠す ラスボス系主人公

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