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遊んでやるから、楽しみにしてろ


おまえとやって徹底的に叩きのめす。それが生徒会長としての最後の仕事だ


プロフィール編集

学籍番号S01T004542
誕生日
所属1-B→2-A→3-A
学力A
身体能力A
機転思考力A+
社会貢献性A+
総合?(A〜A+は確実)
一人称「俺」
CV斉藤壮馬

概要編集

本作の準主要人物の一人。

高度育成高等学校の2年Aクラスに所属し、生徒会副会長でもある。


金髪が特徴的な美青年で、容姿端麗かつ成績優秀という2年生のカリスマ的な存在。口調は軽いが自信家な発言が多く、上級生に対しても度々挑戦的な発言を取っている。


普段は穏やかな振る舞いをしている為、女子からの人気も非常に高い。入学時点ではBクラスからのスタートであったが、自らの実力と人心を掌握する力を持って早々にAクラスへと上り詰めた実績の持ち主である。


略歴編集

南雲は生まれながらの天才で、幼少の頃から勉強やスポーツなどあらゆる項目で一番を取り続けていた。学習能力も非常に高く、同年代の中では頭一つ抜けているスペックを持ち続け、幼い頃から周りからの人気者だったという常に勝ち組のような人生を送っていた。


しかし、高度育成高等学校に入学してから堀北学という自分と同等かそれ以上の天才と知り合った事で、自分は本物の実力者であることに疑問点や違和感を感じ始めるようになる。

それから程なくして持ち前の実力でAクラスまで登り詰め、学年を掌握し、本物の天才である堀北学との勝負に拘るようになり始める。


人物編集

幼少期から負け知らずの実績でもあった為か、自信家で挑発的な言動が多く、非常にプライドが高い。自分から強者に挑もうとする等、良く言えば挑戦心旺盛、悪く言えば向こう見ずな面も目立つ。


入学時点ではBクラススタートでありながら、Aクラスに上り詰め、その後は学年全体を支配下に置いており、加えて生徒会副会長に就任している。カリスマ性と統率力は非常に高く、周囲の生徒や教職員からの人望も厚い。


しかし、その本質は己の力に絶対の自信を持つ「天性的な独裁者」そのものであり、彼に逆らった生徒は全員何かしらの策略で退学に追い込んでいるなど、非情で悪辣な一面を持っている。


また、他者に対する共感性も大きく欠落しているエゴイスティックな面も目立ち、自らが欲しいと思った人間(主に女性)は、相手を絶望的な状況に陥れてそれを救済するというマッチポンプに等しい卑劣な策略を用いてでも手に入れようとする異常な執着心を見せる。また、この点に関しては軽井沢に似たような行動をした綾小路とほぼ同類である。


可能な限り退学者を出そうとしない高度育成高等学校の今の方針に不満を抱いており、現・生徒会長である堀北学の後釜になる事を狙っているのだが、当の彼からは南雲が生徒会長に就任すると、かつて無いまでの大量の退学者を排出する異常事態になり得ると見なされ、危険視されている。


実力編集

学力、身体能力共に学年トップクラスで、OAAの能力値の総合は全校生徒中最高である。生徒会という立場もあり、教職員含めて非常に人脈が広く、幅広い情報網を持っている。


混合合宿などの全学年合同の特別試験においても、同学年を支配下に置いている為、高度な人海戦術を得意としており、あらゆる局面で有利に事を進められる高い頭脳と統率力を兼ね備えている。


しかし、過去の成功体験から来る絶対の自信からか、特別試験で勝ちを確信したら、試験を一旦放棄してまで相手を挑発することを優先したり、あえて接戦を演出するなどの舐めプ癖を持っている。実際に無人島サバイバルでは、その悪癖が原因で綾小路高円寺に苦汁を飲まされているなど所々で詰めの甘い部分も目立っている。


動向編集

初登場は4.5巻。本人が喋ったのは5巻から。

登場時は生徒会副会長で、堀北学によって一度は生徒会から落とされた一之瀬を生徒会に迎え入れている。


5巻の体育祭においても、自身がライバル視している学を度々挑発しており、ついに6巻で学から生徒会長の座を引き受けることになる。この際に高度育成高等学校をより過激な実力主義の学校へと改革する野望を口にし、表向きは派手な行動を見せないながらも学校改革へと行動を開始する。


7.5巻の冬休みではケヤキモール内で綾小路と遭遇し、この時が二人の初対面となっている。体育祭のリレー等で学が綾小路を認めていることを聞き付け、今度は綾小路に目を付け、彼に対し軽い牽制を行なった。


8巻の混合合宿では卒業間近の堀北学を潰すべく合宿の特別試験で、学に勝負を挑む。 
勝敗は学の方に軍配が上がったが、実は学に勝負を挑んだのはブラフであり、真の狙いは彼が最も信頼を置いていた橘茜だった。

橘が参加したグループは南雲の息のかかった3年生の女子グループで、彼女を陥れて退学処分される形で窮地に追い込み、学に一杯食わせようとしたが、橘を助けるために学が2000プライベートポイント及び300クラスポイントを支払った結果、目論見は失敗に終わる。


9巻では、一之瀬を手に入れたい南雲と、追い詰めたい坂柳で被害が一致し、夏休み中に生徒会に所属させる条件として南雲は一之瀬から過去の秘密を聞き出し、それを坂柳に横流しする事で一之瀬の誹謗中傷の流布に間接的に協力している。心に深い傷を負い引き篭もってしまった彼女を救済する振りをしてそのまま手を出そうとしていたようだが、坂柳は最初から綾小路を介入させるつもりだった為、綾小路が一之瀬を助けたことで南雲の策略は失敗している。


しかし、一之瀬を手に入れる事を諦めてはおらず、10巻のクラス内投票ではクラスメイトに退学者が出ないよう奔走していた彼女の弱みに付け込む形で、退学回避に足りないプライベートポイントを貸す代わりに自分と付き合う事を要求するも、綾小路が伊吹たちを介して一之瀬を助力した事によって阻止された上に、彼女の心は完全に綾小路に傾いてしまった。

結果的に、一之瀬は貞操を失わずに済む形で無事に進級を迎える事になったが、自らの目論見を潰された事で、南雲はこの頃より綾小路を標的として狙い始める事になった。


11巻では、一之瀬を二度も助けた人物が綾小路であると掴んでおり、彼を揺さぶっているが全く相手にはされなかった。11.5巻の卒業式では色々あったが学とは握手を交わしており、学からは同じ学年だったら見えてたものが違かったかもしれないと一定の評価はされている。


2年生編(ネタバレ注意)編集

1年生編では少しの登場で悪巧みを企てるタイプの脇役という立ち位置だったが、2年生編では主要人物の1人として抜擢される。

また、南雲の考案で学校側は全生徒の能力を数値化するアプリ「OAA(Over All Ability)」を導入した。これは、学力・身体能力・社会貢献性・機転思考力、それらの総合力が数値化されて全校に公開されるシステムとなっている。


新学期開始直後、月城が1年生の数人に対し企てた、1学期までに月城が指定したランダムな生徒を退学させたクラスには2000万prを与える特別試験で月城から生徒会長として立会人の役割を任されている。当初は意図が不明な試験の立会人などパスをするつもりだったが、試験のターゲットが他でもない綾小路だった事から興味を抱き、最終的に協力している。


2巻では月城と繋がっている事が既に綾小路には察知されており、彼から生徒会側の探りも兼ねて堀北鈴音を生徒会に送り込まれているが、の妹ということもあってか鈴音の加入には快く引き受けている。


3巻の無人島サバイバルでは、他の3年生たちに課題の点数を独占させて他学年が点数を稼げない様にしたり、自分のグループに他の生徒たちの配布カードの効果を割くことで、ほぼ毎日グループ1位に君臨し続けている。その結果、の数グループを除いてほぼ全ての3年生が下位に沈んでいる。


4巻の後半戦では単独でグループ1位に迫る高円寺に目を付け、桐山やフリーグループを利用して高円寺に対して南雲の指示の元、徹底妨害を行なっている。

その最中、綾小路が目立たない様にギリギリでトップ10に入らない様に点数を調整している事で不自然な点数の増減から、試験最終日に綾小路が実力を隠している事実を確信。高円寺と点差が離れて余裕が出てきたのか、綾小路と話がしたかった南雲は「俺に叩き潰される権利を得た」と傍若無人に称して宣戦布告するのだが全く相手にされず、それでもなおしつこく絡もうとした結果、気絶させられる形であしらわれた。


南雲が気絶したことで3年生たちの高円寺への妨害の指揮系統が崩壊。あっけなく返り討ちに遭ったのが大きく尾を引いたのか、後に自身のグループも高円寺一人に敗れて2位という結果になってしまう事になり、三木谷を始めとしたフリーグループの大半が退学。南雲は綾小路に対し、逆恨み同然の敵意を向ける事になった。


4.5巻のクルーズ船では、3年生全体に綾小路への監視を強めさせる。その一環として、軽井沢が綾小路と付き合ってることを知り、一之瀬に告白の返事をしようとした綾小路の前に現れ、軽井沢と現在付き合っていることを指摘する。綾小路は素直にそれを認めた為に一之瀬が失恋する間接的な要因となっている。


6巻で体育祭前に綾小路を生徒会室まで呼び出し、今までの出来事を水に流す事と3年生からの監視を辞める事を条件に体育祭で勝負を持ち掛ける。当初、綾小路は一応は乗り気で居たのだが、外部からホワイトルームの関係者が来訪するかもしれない事を考慮して、体育祭当日に勝負をドタキャンする。流石に我慢の限界だった様子で、後に堀北に対し「お前の学年に迷惑をかけるかもしれない」と宣言している。


7巻の文化祭頃には、勝負から逃げられたことを根に持っていたが、朝比奈の話を聞いて興味を持った綾小路から接触されており、勝負をする事を条件に横槍を入れてくる可能性の高い八神を追い詰めるように協力を持ちかけられる。一度休戦し、今回のみに関しては綾小路に全面協力している。また文化祭当日では、出し物から居なくなった櫛田長谷部などを3年生たちの目を使って居場所を探り当てている。


9巻では文化祭での全面協力の借りを返してもらう為、綾小路を生徒会室に呼び出す。堀北と一之瀬の生徒会長選挙を勝負の内容に綾小路も承諾するが、桐山の策略によって一之瀬が選挙を辞退した事と新生徒会長となった堀北によってポイントを賭けられなくなった事で綾小路との勝負は不成立となる。


表立って綾小路と勝負が出来なくなった事で「俺には巡り合わせがない」と落胆した様子を見せていたが、まだ諦めてはいないらしく9.5巻では2年生の情報を集めている場面を鬼龍院に目撃されている。


人間関係編集

綾小路清隆

一学年下の一生徒。

当初は堀北学から認められている新入生として名前を覚えており、月城が企てた一連の特別試験で彼の実力を確信する。しかし、無人島で彼に殴られた事で因縁が生まれ、それ以降挑発しては彼に躱されるという関係が続いている。常に強気な態度で接しているが、内心では学と同等以上に彼の事を認めており、学の代わりとも言える程の執着を見せている。


堀北学

一学年上の生徒会長。

Aクラスに登り詰めて学年に敵が居ない状態を作り上げた後、事あるごとに勝負を仕掛けていた。ライバル視していると同時にリスペクトもしており、卒業後の進路は彼の後を追う様子である。相容れない関係ではあるものの、学からも学校改革に対する信念は認められている。


堀北鈴音

学の妹という事で何度も進んで生徒会に誘っており、2年生編からは実際に生徒会に入れている。綾小路と繋がりがある事も当然気付いており、彼女を中継役にして綾小路を生徒会室まで呼び出す事も多い。


一之瀬帆波

当初はその可憐な容姿から自分の女にする事を狙っており、堀北学の監視外から生徒会に独断で入れる。その後、様々な策を弄するが結果的に綾小路に何度も阻止される事になる。狙っていると言っても恋愛感情を抱いている様子は無く、単に身体目当ての付き合いがしたかっただけだと思われる。


朝比奈なずな

同じクラスの生徒。

お互いに下の名前で呼び合うなど、他の生徒に比べても親密な関係である事が窺える。南雲は他の女子生徒同様に朝比奈にも何度か口説いているが、彼女からは上手く躱されている。一方で朝比奈は今の南雲のやり方に思う所がある様子で何度か綾小路に情報を送ったりと、南雲に染まっていない数少ない3年生でもある。


桐山生叶

生徒会副会長。

当初、桐山は堀北学の陣営に着いていたが、彼が卒業してしまった事で南雲に対して勝ち目が無くなってしまった為、2年生編からは個人でAクラスに上がる為に彼の下につき、綾小路に牽制を行なっている。


鬼龍院楓花

3年生で唯一、南雲に対抗出来る程の実力者らしいが、高円寺の様に特別試験でやる気を見せる様子が無い為、綾小路や堀北学と違って南雲の眼中からは外れている。一方で鬼龍院は一度は南雲に興味を持ったが、すぐに失せた様子でこの三年間で彼と勝負することは無かった。


余談編集

作中ではかませ犬や卑劣漢としての印象が強い彼だが、何気に高度育成高等学校に対する貢献度や生徒会長として数多くの偉業を成し遂げている。


例えば、OAAやクラス移動チケットの導入など、今の学校において必要なシステムを数多く取り入れている事から、綾小路からは「堀北学とは違う才能を持った生徒会長」と一定の評価はされている。


事実、綾小路の学年にも、Aクラス相当の実力がありながら事情があってDクラスに落とされた平田など、下位クラスの強者は学年問わず数多く存在する為、南雲の改革が一概に間違っているとは言えず、むしろ桐山などはBクラスでありながら、彼の勝ち上がりシステムによってAクラスで卒業する事が約束されている。


勿論、南雲が原因で退学になった生徒もかなり多いので、作中評価、読者評価共に賛否が分かれるキャラクターではある。しかし、退学になった生徒も南雲に切られた場合か逆らった場合が殆どで、逆にクラス移動チケットなどで下位クラスの生徒にもチャンスが与えられている為、生徒会長就任の際に発した実力のある生徒ほど上に、実力の無い生徒ほど下にという言葉は最初から何一つブレてないのである。


関連タグ編集

ようこそ実力至上主義の教室へ よう実

綾小路清隆 堀北学

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