「別にどうだっていいけどさ、私なりにリベンジしたいって思ってる相手はいるわけよ」
プロフィール
学籍番号 | S01T004714 |
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誕生日 | 7月27日(獅子座) |
身長 | 159cm |
スリーサイズ | B73(B)/W54/H78※ |
所属 | 1年Cクラス→2年Cクラス |
学力 | C(53) |
身体能力 | B-(64) |
機転思考力 | D(30) |
社会貢献性 | C-(43) |
総合 | C(48) |
一人称 | 「私」 |
CV | 小松未可子 |
※ゴールデンカノンを基準にして計測するとAカップになる
概要
高度育成高等学校における1年Cクラスの女子生徒。
クラスの中では学力、運動能力ともに秀でた少女。特に格闘技術に優れ、武術の経験者とも対等に渡り合うほど。
普段は口数が少なく、単独で行動することを好むため、クラス内でも孤立していることが多い。
Aクラスを目指す目的と決意は固く、リーダーである龍園の能力の高さは認めているが、独裁的にCクラスを支配し、ダーティな手法を使い続ける彼のことを心底嫌っている。
人物
一見クールだが、非常に喧嘩っ早く勝気。
悪いことをするのにもそれほど抵抗はないが、龍園のやり方には行き過ぎた部分もあると引く一面も。素行が悪い生徒が多いCクラスの中だと意外に常識人だったりする。
堀北と同様にクラスメイトとの馴れ合いは好まない性格で協調性は皆無。誰が相手でも言いたいことはハッキリ言うタイプなのでクラスメイトたちとトラブルを生むことも多い。リーダーの龍園から推挙されてる事も相まって、意外にクラス内の地位は高めなので、真鍋を始めとしてクラスの女子の大半から疎まれている。
非常に負けず嫌いな性格で、理由は後述になるが綾小路にリベンジをしつこく挑んだり、無人島試験で体調不良の状態で接戦に持ち込まれた堀北をライバル視している。また映画や占いに年相応に興味を持ったりと、案外女子高生らしい一面もある。
実力
クラス内では学力と身体能力に秀でており、協調性が低いというCクラス版堀北のような評価をされている。
武術の経験もあるので、堀北と二人がかりなら怪我を負っていたとはいえ天沢を相手でもほぼ互角に持ち込める。これらの事から、作中に登場する女キャラの中で身体能力では比較的上位に位置する。
龍園からの信頼も意外に厚く、無人島試験においてはDクラスへスパイとして送り込まれた事がある。その際に男女を仲違いするキッカケを作り出したり、弱ってるフリをして自然とクラスに受け入れてもらうように仕向けたりと悪知恵も働く。
ただ綾小路の作戦にまんまと踊らされたり、堀北や龍園に何度も言いくるめられ、嘘をつく際に目を真っ直ぐ見開く癖を無意識に行うなど、心理戦や駆け引きは苦手な模様。
動向
初出は3巻で、無人島試験において龍園に殴られた痕をつけて座っているところを山内が見つけ、Dクラスへスパイ行為を開始する。
まず軽井沢の下着を夜中に盗んで男子の鞄に入れる事で、男女の間に意図的に亀裂を入れる。その後、山内に泥をかけられ水浴びをしている堀北から隙を見てキーカードを盗むことに成功する。追いかけてきた堀北と戦闘になり、彼女が体調不良だったこともあり辛勝。カードを龍園と葛城に渡し、リタイアする。
しかし、これらの伊吹の行動全てが綾小路により最初から最後まで用意されたもので、体調不良の堀北をリタイアさせリーダーを入れ替え、更にリーダーを当てられたことでCクラスは大敗を喫した。
船上試験では綾小路や軽井沢と同じグループに振り分けられる。前の無人島試験で伊吹は軽井沢の下着を盗んだ挙句男子の鞄に入れているので、彼女に掴みかかられてもおかしくないのだが、軽井沢本人がその様子を見せなかったことで、結果的に綾小路が軽井沢の普段の性格との差異に違和感を覚えることになる。
4.5巻ではケヤキモールで行われている占いに興味を惹かれて出掛けるが、男女ペアで無ければ受けられないこともあって、偶然その場にいた綾小路と成り行きでペアを組み一緒に占いを受ける。その後、二人揃ってエレベーターに閉じ込められるが葛城によって助けられている。
体育祭ではライバル視している堀北と100m走で共に走り惜敗する。6巻ではスパイを炙り出す龍園の行動に口出ししており、結果的に炙り出された真鍋たちを非難している。
7巻ではDクラスの黒幕を炙り出す為に龍園の指示で屋上で軽井沢を捕らえている。龍園主導により軽井沢に虐めで尋問する様子を間近で見せられ「胸糞悪い」と言いつつも、彼の行動については肯定も否定もしなかった。
最終的に軽井沢を助ける為に乗り込んできた綾小路に龍園、石崎、アルベルト共々全滅させられる。
翌日、責任を取って一人退学しようとする龍園を彼女なりに止めに行っている。龍園のことを心の底から嫌ってはいても、彼なりの責任の取り方については思うところがあるようで複雑な心境を抱いている。
7.5巻の冬休みでは屋上の一件の次の日に、映画で綾小路と遭遇している。ずっと自分に実力を隠していたことが気に食わず、綾小路に勝負を仕掛けた矢先に再び密室に閉じ込められる羽目になる。
クラス内投票では、退学濃厚になっている龍園を助けたい石崎から助力を持ちかけられ、アドバイスを貰うために共に綾小路の元へ訪ねに行く。龍園のポイントを回収した後は一之瀬と協力して龍園の賞賛票を獲得し、批判票を集める別のターゲットとして、仲の悪い真鍋を選んでいる。
11巻では、龍園の助言で選抜種目試験の対決先をBクラスに選んだ石崎を指しながら、指名させた龍園にも責任はあるとして無理矢理表舞台に立たせた。結果的にBクラスには大勝し、1年生編ラストで再びCクラスへと返り咲いた。
2年生編(ネタバレ注意)
無人島サバイバルのグループ決めで誰とも組んでいないことが発覚している為、石崎に気を遣われて堀北や綾小路を紹介されているも、断固として拒否している。
しかし、堀北が自分の勝利を捨ててまでやるべき大事なことがあると察知して急遽引き返す。その際、妨害に来た天沢が堀北を一方的に追い詰めている場面を目撃し助太刀に入る。
4.5巻のクルーズ船では、堀北と天沢の一件や綾小路の屋上の件について話す。試験のどこかでリベンジマッチをする機会を作る約束をすることで渋々彼女と情報交換をし、その際に堀北から奢られたレモンティーの代金として半強制的に協力を要請されている。
満場一致特別試験においては、終始龍園に従うスタンスを取っていた。課題⑤で他のクラスメイトの女子たちから退学する候補として名前を挙げられたが、断固として拒否しており、もし退学されそうになったら時間制限を無視してクラスを道連れにすると宣言している。
体育祭では、堀北と戦う3種目を決めることを条件に、彼女と共に引きこもっている櫛田の部屋に訪れる。超強引に櫛田の部屋に入室し、結果的に櫛田が復学するキッカケを作っている。
文化祭では、勝てば文化祭は働かなくていいという条件の元、龍園とポーカーで勝負。結果的に彼に負けているので、出し物のコスプレを嫌々やらされている。その後、堀北と独自に進めていた手紙の人物探しも佳境に入り、容疑者と思われる八神を拘束している。
人間関係
独裁的にクラスを支配し手段を選ばない戦略をとるため、心底嫌っているが同時にクラスのリーダーとしての力を非常に高く評価しており、与えられた指示に対しては忠実に従う。実際にクラス内投票で彼が大人しく退学を受け入れようとしていた際には、彼女なりの気遣いを見せている。
悪友のような関係で、仲はクラスメイトたちの中でも比較的良好で何かと絡む機会も多い。石崎も苦楽を共にした伊吹に対しては他のクラスメイトよりも強い仲間意識を抱いており、満場一致試験の際に退学のターゲットとして狙われそうになった時は咄嗟に庇おうとしていたりしている。
石崎と同様にクラスメイトの中では良好な関係にあり、石崎と三人でカラオケに行ったこともある。会話においてはマイペースな彼女に主導権を握られがちだったりする。
犬猿の仲。元々お互いに性格が合わず入学当初は喧嘩ばかりだったらしいが、伊吹が龍園に推挙されたことで日頃の文句や悪口、恨み節もろくに言えずフラストレーションを溜めていた。一方で伊吹も自分を目の敵にしていることは理解しており、龍園と同じかそれ以上に嫌っている。
無人島試験の不手際を船上試験の際に煽られたことでライバル視し始める。2年生の無人島試験では共闘する。それ以来はプライベートでも待ち合わせをして会話するなど、関係性が良い方向に転んでいる。
当初は間抜けなお人好しと思っていたが、Dクラスの黒幕だと知ってからは自分を騙していたとして強烈に嫌っている。しかしその実力は認めざるを得なくなっており、実際にクラス内投票の際には助言を貰ったり協力関係を結んでいる。今ではなんやかんやで腐れ縁になっている。
他の生徒と同様に優等生だと思っていたが、満場一致試験の出来事を堀北から聞き、強引に部屋に上がり込んでいる。その際に彼女の本性を目の当たりにし、今の方が正直で良いと率直な感想を述べている。
クラス内投票の際に成り行きで協力関係になる。人柄自体は認めているらしいが、敵クラスということもあって特に信用している訳ではない。
余談
彼女は、作者である衣笠彰梧のお気に入りであることが明かされており、隙あらば彼女を出したいという気持ちが強いらしい。
2年生編に入ってからは、読者人気の高いキャラよりも彼女の出番の方が遥かに増えていることを考えてみると、その兆候は確かに出ている。
またアニメ2期のEDでは一人だけ地面に寝そべってセクシーポーズを取っていたり(おかげでEDの歌詞を掛けて「伊吹やめなって」「階段に寝そべるのやめなって」と言ったコメントをされる)などの、公式側から「いぶきれい」と名前の読み間違えをされたりとアニメでは結構不遇な扱いを受けており、通常の人気とは別に、視聴者からネタキャラとしての人気も非常に高い。