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「今なら土下座したら許してあげてもいいけど? 得意でしょ、土下座」


概要編集

CV:富田美憂


高度育成高等学校における1年Cクラスの女子生徒。


船上試験で伊吹と共に、綾小路軽井沢と同じグループに所属する。


人物編集

龍園など自分より強い人物には弱腰だが、自分より弱い人物には威圧的な態度を取り伊吹からも嫌悪されている。


クラスの女子グループの内の1つのリーダー格で、入学当初から意見の合わない伊吹とは揉めることが多かった。しかし、伊吹が龍園に側近として推挙された事で、彼女との間に明確な上下関係が確立され、文句を満足に言えなくなった今の状況を不愉快に感じている。


強気で高慢な態度からクラスの女子の中では発言力が高いが、同時に嫌っている人間も多い。似たような人物でDクラスの軽井沢が挙げられるが、軽井沢の場合同じクラスの女子の中では嫌っている人間は意外に少なく、周囲からの信頼は厚い。


その性格のせいか、龍園が綾小路に敗れクラス降格もした後は、彼の立場が無くなったのを良い事にクラスの支配者のような横暴な振る舞いをし、存在感の薄くなった伊吹を事あるごとに挑発している。


動向編集

初登場は4巻。

船上試験にて、綾小路と同じグループに配属される。


クラスメイトの諸藤リカが、夏休みに入る前に軽井沢に意地悪をされたと聞き、偶然同じグループだった彼女を取り巻きたちと共に問い詰める。

しらばっくれる軽井沢に苛立ちを募らせ、試験中に何度も彼女に絡んでついに暴力まで振るうが、幸村と綾小路に目撃されその場では退いている。その後、綾小路のサブアカウントから軽井沢への復讐を促すチャットを送られ、軽井沢がいじめられっ子だった事を知り、人の出入りがない場所で諸藤たちと共に彼女を虐める。


一通り済んだ後に満足して取り巻きたちとその場を離れるが、その虐めの現場を綾小路に押さえられたことで弱みを握られてしまう。


5巻の体育祭では綾小路からフリーアドレスで、指示に従わなければ虐めの件を学校に報告すると脅迫されクラスにスパイ行為を働く。スパイ行為はすぐに龍園にバレて尋問され、これまでの経緯を全て話した。


真鍋の尋問と櫛田の証言を合わせて、龍園は軽井沢がDクラスの黒幕と繋がっていることを確信。結果的に龍園と綾小路が直接対決するきっかけになった。


結果的に綾小路に負けた龍園は責任を取る形で、表向きは石崎たちとの内輪揉めが原因でリーダーから降りる。龍園の支配下にあったクラスが元に戻ったことで、今まで抑制されていた強気な態度が再び表に出るようになる。


だがその後、「クラス内投票」という全てのクラスにとって予想外の事態が発生する。本来ならクラスが降格した最大の原因である龍園が退学処分になりそうだったが、今後のクラスに彼の存在が必要と判断していた伊吹や石崎の介入もあり、龍園の身代わりにされる形で退学処分となった。龍園が綾小路に語ったところによると、退学を言い渡された時の彼女は阿鼻叫喚だったという。


読者からの評価編集

彼女が読者からよく話題にされるのは、その絶望的なまでの運の無さである。


そもそも4巻のトラブルが起きた発端は真鍋ではなく、キャラ作りの為とはいえ普段から身勝手な行動ばかりをとっていた軽井沢に原因がある。


実際に軽井沢は最初から諸藤に謝る気は無く、彼氏役である平田に揉め事を解決させようとしていたので、多少強引ではあったものの諸藤に謝らせようとしていた真鍋の行動は一概に間違っているとは言えない。


しかし、綾小路から仕組まれていたとはいえ、軽井沢に対するいじめを実行してしまうような精神的未熟さが真鍋にあったのも事実である。


その後の体育祭ではスパイとして良いように使われた挙句、龍園が屋上で綾小路に完敗する遠因にもなっている。綾小路と軽井沢が深い接点を持つ重要なキッカケを作ったキャラクターでもあるので、龍園とは別にキューピッド扱いされる事もある。


クラス内投票の際も伊吹が龍園の身代わりとして指名したからこそ、石崎と椎名がクラスメイトの批判票を調整して真鍋の批判票を集めた流れになっているが、伊吹が指名しなければ軽井沢の過去に関する懸念材料として綾小路が真鍋を指名していたので、どちらにしろ石崎たちが批判票を集中させて退学になっていた。



以上のように、軽井沢の能力を駒として欲した綾小路に目をつけられてしまった事が、彼女の最大の不幸だと評価されている。



アニメでは編集

2022年7月より放送の第2期にて登場。担当声優が若手の中で活躍中の富田美憂氏である事に加え、予想以上に出来のいいビジュアルとなっており、視聴者の予想を良い意味で超えた。ちなみに、キャラクターデザインは原作小説のイラストを担当するトモセシュンサク氏が新規に描き下ろしたものが原案となっている。


また、公式Twitterからは諸藤と共に船上試験でのとあるシーンをSNS用アイコンとして配布されるなど、ヘイトキャラ以外の側面も強くなっており、山内と同様にネタキャラとしての人気は案外高い。


そして第3期第8話にて原作通り退学処分となるが、大粒の涙を流しながらの絶叫シーンが富田氏による迫真の演技で再現された(視聴者からは「このための富田」などとコメントされた)。


関連タグ編集

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