「 当たり前のことを当たり前にやれる人間になることは簡単じゃない。そのことを忘れるな」
※本記事にはアニメ未公開のネタバレ情報を含みます。閲覧の際にはご注意ください。 |
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プロフィール
学籍番号 | S01T004708 |
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誕生日 | 7月11日(蟹座) |
所属 | 1年Dクラス→2年Dクラス |
学力 | A(92) |
身体能力 | D(30) |
機転思考力 | C(51) |
社会貢献性 | B-(63) |
総合 | C+(58) |
一人称 | 「俺」 |
CV | 郷田翼 |
概要
ようこそ実力至上主義の教室へに登場する準主要人物。高度育成高等学校における1年Dクラスの男子生徒。
クラス内で常に上位の成績を誇る成績優秀な生徒。
入学当初は勉強の出来ない生徒を見下す傾向にあったが、綾小路たちを通じそれ以外の部分でも他人を評価できるようになった。綾小路グループの参謀的立ち位置で、無茶な提案をしがちな長谷部たちのストッパー的役割も果たす。
略歴
父子家庭で育ち、自身と父親を置いて出ていった母親を卑劣な人間と嫌悪している。
母親につけられた下の名前(輝彦)で呼ばれるのが嫌で、綾小路グループにおいて、下の名前で呼び合うことになったときに仲間たちには「啓誠(けいせい)」と呼ぶように求めている。
学生の本文は勉強だと幼い頃から教え込まれ、忠実に学力だけを追い求めてきた。そのため友達もほとんど出来たことがなく、高度育成高等学校に入学してからも一人でいることが多い。運動は苦手。
高校受験の際には面接、筆記試験共に優秀な成績を収めたものの、小、中学校とコミュニケーションを疎かにしていたことから友人はおらず、部活動やボランティアなども一切していない。
学力のみで人を判断する傾向がある為、性格と社会性の改善のためDクラスに配属されたと推測できる。
人物
上述の通り、普段の授業態度は真面目で学力も高く成績で人を判断する傾向があったため、堀北と同様に当初は学力の高い自分がDクラスに配属されていたことに納得していなかった。
初期は学力が低い生徒を見下す発言や態度も多く、当初はクラスでも問題児である須藤や、クラスカーストだけ高く学力の低い軽井沢に対してもあまり良い印象を持っていなかった。
しかし、運動が苦手なことが災いして自分は体育祭ではクラスの足を引っ張る反面、当初見下していた筈の須藤が活躍しクラスに貢献していたことをキッカケにクラスメイトを見下すのを辞め、進んでクラスに協力するようになる。Aクラスに上がる意欲も人一倍高い。
実力
学力に関しては作中でもトップクラスで、天才だと自負している坂柳にOAAの学力の項目は93で幸村は92という評価を受けている。坂柳との学力の差は1しか変わらず、現状判明してるOAAの順位で言えば坂柳に続いて学年で2位である。
クラス内でも常に筆記試験の5教科総合点で1位を取り続けており、定期テストなどの学力面においては高円寺や堀北と並んで、Dクラスの最高戦力の一人である。
学力は高い一方で、駆け引きそのものは苦手としており、船上試験ではほとんど一之瀬頼りで優待者を探そうとしていたりと他力本願な面が見られる。学年末試験の前には葛城を相手に無茶な交渉をしようとして、堀北に止められている。
また勉強を重視し過ぎて、日頃から運動を疎かにしている為、身体能力もDクラスの男子の中では最底辺で体育祭や混合合宿では周囲の足を引っ張ってしまう事もあった。この事から、勉強が苦手で運動が得意な須藤とは対極に位置する存在でもある。
元々、坂柳や高円寺のような天才肌というタイプではなく、日頃から自主勉強を欠かさずに行っている。高い学力を入学から維持し続けているのも彼の努力の成果である。
動向
1巻では茶柱が高度育成高等学校のシステムを説明し、Aクラス以外のクラスは希望の進学先・就職先には行けないと知り大きく動揺する。学力に関してはAクラスどころか学年でもトップクラスな為、Dクラスに振り分けられた事に納得が行っていない様子で不満を隠せずにいた。
4巻の船上試験では綾小路や軽井沢と同じグループに配属される。その際に真鍋たちが軽井沢を虐めている現場を綾小路と共に目撃する。その後、綾小路の戦略に使われる形で結果的に他クラスの裏切りを誘発させている。
体育祭では全く役に立てなかったことから意識や態度を変え、クラスに協力・貢献する意思を見せ始める。
6巻のペーパーシャッフルでは三宅と長谷部に対して綾小路と共に勉強会を開いている。佐倉を混ぜた5人で最終的に綾小路グループを結成し、グループの皆には「啓誠」と呼ぶように勧めている。
俗世間的なことを苦手としており、7巻ではひよりと共に昼食を取っている綾小路に対し、長谷部がクリスマス目前の駆け込み恋愛だとからかった際には恋愛経験が無いことが露呈している。
8巻の混合合宿では綾小路と同じグループになり、高円寺や石崎のような問題児を相手にグループの責任者として苦労している。
10巻のクラス内投票では、綾小路グループの5人で票をお互いに入れ合い、同じ批判先に票を固める提案をしている。その後、山内が綾小路を陥れようとしていたことを知り、長谷部と共に彼を強く非難し票を固める方向性で行こうとしている。
11巻の学年末試験では、対戦相手となったAクラスから少しでも情報を引き抜くために、クラス内投票から明確に坂柳との関係に亀裂が入った葛城に対して、堀北との許可を得ずに先走って彼に交渉を持ちかけている。
今回は偶然葛城が乗ってきてくれたから良かったが、もしクラスを裏切るつもりのない葛城にブラフの情報を流され、それを鵜呑みにしていた場合はクラスを混乱させ危機に陥れていたかもしれないと後になって後悔している。
2年生編(ネタバレ注意)
1巻の終盤で、大学レベルの高度な問題が幾つも含まれていた数学のテストで学年で唯一満点を取った綾小路に対して強く動揺している。
2巻では堀北の解説で、綾小路が今まで実力を隠していたことに理解は示しても納得は出来ずにいた。幸村の自己肯定の根底とする学力面において綾小路が自分よりも何段階も上の実力者だった事や、信頼していた彼に長い間隠し事をされていた事もあって、一度はグループを抜けようか迷った程だった。
しかし、実力を隠していたとはいえ、クラスに貢献してくれた綾小路を責めるのは間違っていると自覚し仲直りに至っている。
5巻の満場一致特別試験においては、ペナルティの大きさから、終始Aクラスに上がる事を意識しており、櫛田によって堀北に退学の的が当たった際にもクラスポイントには変えられないと個人的な意見を述べている。
また櫛田の身代わりとして、佐倉や長谷部が退学候補として挙がった際には綾小路や堀北に同調するなど、ペナルティを恐れ、友情よりもAクラスに上がる事を優先するなど、良くも悪くも人間味が溢れてしまっている。
6巻の満場一致試験後には、佐倉の退学に綾小路と共に同調したことから長谷部と三宅の二人と疎遠になっており、綾小路グループの崩壊を察した。7巻の文化祭後にはずっと長谷部に罪悪感を抱き続けていたらしく、最終的には彼女と和解に至っている。
人間関係
幸村からすればクラスで最も親しい友人で、混合合宿では彼を頼りにする場面も多い。また長い間一緒に居たこともあってか、綾小路の秘密主義な部分や満場一致試験の動きには理解を示しており、複雑な心境を抱きつつも一切彼のことを否定しなかった。
綾小路と同様にクラスで最も親しい友人の一人。元々は彼と長谷部に勉強を教える為に勉強会を開いている。
同じグループの友人。
何かと無茶な提案をしがちな彼女に対し、日頃からストッパー役として動いている。仲も良好だったが、満場一致試験でグループの仲間よりもAクラスに上がる事を優先した為、文化祭終了までは疎遠になっている。
同じグループの友人。
元々飛び込み参加でグループに所属してきた彼女を三宅と共に受け入れている。満場一致試験ではクラスポイントと天秤に掛けた結果、彼女を見捨ててAクラスに上がることを優先している。その事に対し、深い罪悪感を抱えながら7巻まで日々を過ごす事になる。
クラスメイト。
成績優秀である事は認めていたが、当初は堀北の厳しい物言いや冷たい態度から、彼女がクラスのリーダーになることには肯定的じゃなかった。しかし、徐々に堀北を信頼し始めるようになり、満場一致試験では彼女にプロテクトポイントを与えるようにクラスメイトに提案している。