「ごめんね影薄くて……おはよう……」
「クラスの中で、要らない子がいるとしたら‥‥多分、それは私、なんじゃないかな‥‥」
プロフィール
学籍番号 | S01T004738 |
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誕生日 | 10月15日(天秤座) |
身長 | 153cm |
スリーサイズ | B96(F※)/W60/H90 |
所属 | 1年Dクラス→2年Dクラス |
学力 | C(50) |
身体能力 | D-(25) |
機転思考力 | D-(25) |
社会貢献性 | C+(60) |
総合 | D+(37) |
一人称 | 「私」 |
CV | M・A・O |
※ゴールデンカノンを基準にして計測するとIカップになる
概要
ようこそ実力至上主義の教室へに登場する主要人物の一人。高度育成高等学校における1年Dクラスの女子生徒。
雰囲気は非常に地味で、伊達メガネをかけていて長めの髪は束ねているが、オシャレな感じはしない。とにかく目立つことが嫌いで、他人と話そうともしない。
実は優れた容姿とIカップ相当のバストというダイナマイトバディを持つが、いつも猫背で俯きがちなせいもあり、誰も気づいていない。
時々カメラを持って校内を歩き回っているが、風景を撮るためではないようだ。
イラストレーターのトモセシュンサクは、地味で内気なキャラのため髪色など見た目だけでも派手にしたいと思ったという。
略歴
実は中学時代には、芸能界でグラビアアイドルの雫(しずく)として活躍していた。
池や櫛田曰く、少し前まで少年誌に出てたこともあるらしく、ツイッターのフォロワー数も5000人を超えており、界隈内では有名だったらしい。
アイドルとして活躍し、人気が出始めた頃に高度育成高等学校への入学が決まり、外部との連絡を一切受け付けない学校の方針から高校入学から一時的にアイドル活動は休止している。だが、インターネットに関してはユーザーのコメントに返信しなければ、学校のルールの範囲内らしく、ネット上で自撮りを公開するなどして部分的に活動している。
しかし、入学直後にデジカメを買いにケヤキモール家電量販店へと赴いたところ、働いていた店員が偶然佐倉の熱烈なファンであり、彼から3ヶ月程のストーカー被害を受けることになる。
人物
普段は気弱で引っ込み思案な性格。
しかし、カメラの前ではテンション良く振る舞い、人前で笑顔を作ることがで出来ている。親しい人間の前では意外に饒舌な一面もあり、綾小路は佐倉のそんな性格をある意味櫛田と同じで二面性を持っている生徒と称している。
中学時代から人付き合いが苦手だった佐倉はそんな自分を隠すために、グラビアアイドルの雫という偽りの仮面を被ることでカメラの前では明るく振る舞っている。ただ人付き合いが苦手なのは相変わらずで、内心では心の通う友達が欲しいと思っている。
趣味はデジカメで、自撮りだけではなく校内や敷地内の風景もよく写真に収めている。
「自分は一人でも構わない」と誰に対しても心を閉ざしており、こういった他人とのコミュニケーション能力に欠ける点は高校生になる前から問題視されており、彼女がDクラスとなる原因となっている。
実力
本人のスペック的には不良品の集まりと揶揄されるDクラス内でも下から数えた方が早く、学力が平均レベルである事を除くと、特に突出した特技は存在しない。
2年生編の4月のOAAの総合力では池と並んで学年で最下位であり、9月では更に1下がり池よりも下の順位となっている。
特に身体能力に関しては坂柳を除けば恐らく作中最弱で、体育祭や無人島サバイバルのように体力を重視しているような試験では足を引っ張ってしまう事が多い。
しかし、普段は地味な見た目をしている為、同級生から注目を浴びることは全く無いが、本来の容姿とプロポーションのみで言えば作中でもトップクラスの描写がされている。
綾小路が坂柳の容姿に関して独白した際には、数多くの女子から櫛田と佐倉が引き合いに出された事や、2年生編の文化祭では佐倉の容姿なら接客次第で十分メイド喫茶の戦力になると彼から思われていることから、綾小路から見ても容姿で言えば美人キャラの多い高度育成高等学校の中でも最上位に位置すると思われる。
動向
初登場は1巻だが、実質的な出番は2巻から。
2巻では彼女のメイン巻にして、事実上のヒロイン枠となっている。
須藤が石崎たちと喧嘩している場面を偶然目撃し、その事件現場を無意識のうちにカメラで撮影してからその場で逃げ出した。
龍園に仕組まれた須藤の暴力事件が学校中に広まると、事件の目撃者探しが始まる。しかし、内気な彼女は名乗り出る勇気が出ず、その様子を堀北からは不審に思われており、最終的に目撃者だと見破られている。櫛田からの説得もあって、事件の目撃者として名乗り出すことを決意し、弱気な部分を押し殺して審議に参加する。
その後、上記のストーカーから強姦されそうになるが、たまたま雫のブログを見ていた事や家電量販店の男の態度からストーカー被害を察していた綾小路に既の所で助けられる。
3巻ではクラスで孤立している同士の綾小路と行動を共にする事が多く、綾小路が軽井沢の下着泥棒の冤罪をかけられた際には弱気な彼女にしては珍しく人前で反論し、彼を庇っている。4巻では綾小路をデートに誘おうと四苦八苦しており、ストーカーの一件以降は彼に好意を抱き始め、一途に想い続けている。
4.5巻では夏休み中に山内から告白されているが断っている。一応誰かに告白されたことはこれが初めてらしい。
6巻では、綾小路を中心に集まった試験対策の為のグループが、本物の友人関係になろうとしている所を見て、自分も綾小路グループに入れて欲しいと頼んでいる。仲間たちからは受け入れられており、正式なグループのメンバーの一員となっている。
7巻では、綾小路がひよりと共に昼食を取っている姿を長谷部と共に目撃しており、クリスマス前の駆け込み恋愛だと思ったのか過剰な反応を見せている。
実は7.5巻の冬休み時点で、綾小路は佐倉からの好意に気付いてる事が長谷部との電話で発覚している。しかし、軽井沢のメンタルの影響を危惧していることから、この時点では誰とも付き合う気がないと、ハッキリと独白内で脈ナシだという事が明かされている。
9巻では坂柳が山内をデートに誘った際には、長谷部と共に絶対何か裏があると女の直感で確信している(ちなみにこの時は綾小路ですら、裏を読まなきゃ演技か分からないと言っている)。バレンタインではチョコを渡しているなど、要所で綾小路に献身的になっている。
10巻のクラス内投票では、自分に批判票を集められるんじゃないかと不安に思う素振りを見せている。また山内が綾小路を狙っていることを知ってる際には他のグループのメンバーと共に庇っている。
2年生編(ネタバレ注意)
2年生編3巻の無人島サバイバルでは、三宅と長谷部と共にグループを組んでいる。試験4日目には下位グループの10位に入っており、綾小路からは二人の足を引っ張っていると考えられている。
無人島試験を何とか乗り越えてからは、今なら変われるかもしれないと感じ始め、まずは身だしなみから意識していこうと4.5巻では大胆な水着を長谷部と共に着ている。
ただ、綾小路からはOAAの評価と併せてクラス内で最も価値の低い存在だと思われている。
5巻では綾小路が軽井沢と付き合っている事を知りショックを受ける。その後の彼女の展開については、こちらを参照。
人間関係
想い人。
ストーカー被害から助けてもらってから、一途な恋心を抱いている。綾小路グループに入りたいと思ったのも当然彼を中心とした人間関係だったからである。綾小路も友人としては彼女と仲良くしている。
親友。
グループ結成まで明確な絡みは無かったが、発育の良い胸元を日頃から好奇の目で見られたり孤立しやすい性格など、お互いに境遇が酷似している事もあり、すぐに仲良くなっている。
同じグループの友人。
綾小路と同じく女子に対して下心を向ける類の男子生徒ではない為、他の男子生徒のように警戒する事なく仲良くしている。三宅からは綾小路に対する好意を見抜かれている。
クラスメイト。
二人が初めて絡んだのは須藤の暴力事件の目撃者探しから。何かと綾小路と近い立場に居ることもあってか、ジェラシーを感じる場面も多い。
クラスメイト。
二人の絡みは劇中では皆無だが、内気な佐倉と違って積極的に綾小路にアタックしている彼女には内心悶々としており、綾小路に必要以上に不安がる素振りを見せている。
クラスメイト。
無人島試験の際にクラスメイトたちの前で理不尽に責め立てられたことから苦手意識を持っている。その後、佐倉の知らないところで、綾小路から「イジメの被害者にならない為に加害者になるな」と軽井沢に釘を刺している。
クラスメイト。
夏休み中に告白されているが断っている。ちなみにアニメだとそのエピソードはカットされている。