プロフィール
学籍番号 | S01T004752 |
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誕生日 | 2月15日(水瓶座) |
身長 | 156cm |
スリーサイズ | B79(D)/W54/H79※ |
所属 | 1年Dクラス→2年Dクラス |
学力 | A-(82) |
身体能力 | B(71) |
機転思考力 | C-(42) |
社会貢献性 | B+(80) |
総合 | B(67) |
一人称 | 「私」 |
CV | 鬼頭明里(テレビアニメ)/大西沙織(2015年PV) |
※ゴールデンカノンを基準にして計測するとCカップになる
概要
本作の主要人物の1人にして準主人公格。
高度育成高等学校のDクラスのリーダーを務める女子生徒。同校の生徒会長である堀北学を兄に持つ。
容姿は黒髪ロングの美少女。作中でも数多くの人物から容姿で褒められていることが非常に多く大人びた雰囲気を持っている。
クールで無愛想な性格で、友達を作りたくても作れない綾小路とは対照的に、友人関係を不要と否定し、自らクラスメイトとの交流を絶っている。落ちこぼれの集まりであるDクラスに配属されたことに納得がいかず、Aクラスへの昇格を目指している。
略歴
生い立ち
鈴音は幼少期から優秀な兄、堀北学を目標にして、勉強やスポーツなど全てにおいて彼の背中を追い続けていた。しかし、逆に学は自分のせいで鈴音の成長を阻害しているのではないかと非常に危惧していた。その為、中学時代辺りから学には意図的に避けられ続けており、邪険に扱われていた。
当時の精神的に未熟だった鈴音からしてみれば、兄から急に突き放された態度を取られた理由が分からなかった為、兄から認めて貰うためにむしろ更に追い続けるようになる。
そんな鈴音は兄の背中を追って高度育成高等学校に入学したが、配属されたのは落ちこぼれのDクラスだった。彼女自身はAクラスをひたむきに目指しているが、あくまでそれは自身の進路や将来の為ではなく、兄である学に認めてもらう手段でしかなかった。
入学してから自分の常識が何もかもが通用しなかった鈴音は、隣の席の綾小路に何度も助けられながらAクラスに上り詰める為に行動し、その過程で精神的に大きく成長を遂げるようになる。
櫛田桔梗とは実は同じ中学出身である。
しかし、上記の通り鈴音は兄以外には興味のない人間だったので、櫛田のことは全くと言っていい程知らなかった。
しかし、この櫛田と同じ中学であるという要素が後々堀北にとってかなり大きな出来事に発展していくことになるとは、入学当時の彼女では知る由も無かった。
人物
主人公・綾小路の隣の席の美少女。
容姿端麗で成績優秀だが、クールでマイペースな性格をしており、他人とコミュニケーションを取らずに孤独を貫いている。普段から無愛想な態度を取り続け、周囲に対する物言いも強烈の一言で、良くも悪くも嘘をつかないので、普通は思ってても口に出さないことを平然と発する場面が多く、無用なトラブルを生みやすい。
自分のみがAクラスに上がりたいという一方的な野心のため、クラスメイトとの交流を避けていたが、例外的に綾小路とは何度もコミュニケーションを取っている。
入学当初は他人を見下す言動が多く、当初はクラスメイトに対し利己的な態度で接していたが、数多くの特別試験を重ねていく内に「Aクラスを目指すためにはクラス一丸とならなければならない」ことに気付き、それからはクラスメイトとも協調的な態度で接するようになる。
一方でAクラスを目指すという目標・信念はクラスの誰よりも強く、一度決めたことや、任されたことはきちんとやり遂げようとする義理堅い一面もある。また、人を見下す一方で他人の長所は素直に認めている。
また、何でもかんでも兄の学が基準である面が多く、度々心の中で比較対象にしている。
一度彼の好みのタイプの女性を聞いており、学は「長い髪が好き」だと発言しており、それを真に受けて黒髪ロングにする辺り、相当のブラコンである。
一応、この自分の好みに合わせて髪を伸ばすという行為が学が入学時に鈴音に失望した理由の一つでもある。
実力
学力、身体能力共に学年トップクラス。成績だけを見れば間違いなくAクラス相当の実力者である。
ただし、他人に対する思いやり・配慮に欠けた言動や、協調性に多々欠けていることから社会に送り出すには矯正が必要と判断され、Dクラスに配属される原因になっている。
とはいえ、視野と人間関係が狭いだけで地頭は非常に良く、綾小路の行動の意図を汲み取れる数少ない生徒の一人である。
学力はDクラスの中でも上位であり、幸村や高円寺と並ぶ実力を持っている。基本的にDクラスでは定期試験の上位3名はこの面子である。
身体能力に関しても、女子の中では学年トップレベルで体力テストや陸上、水泳、球技のような基本的なスポーツは高水準で何でも出来る。また武道の有段者でもある為、格闘戦も得意。
1年生編の中盤以降から、特別試験においてリーダーシップを発揮している。クラスをまとめ上げる立場として実績を積み重ね、周囲からの協力を得ることで、徐々にクラスのリーダーとしての自覚が芽生え始めている。
選抜種目試験においては、綾小路から対坂柳への切り札として、彼直々にチェスの指導を一定期間受けていた。綾小路の指導があったとはいえ、初心者であるにもかかわらず、たった一週間でチェスにおいて普通の生徒では太刀打ちできない力量を身につけるなど頭の回転や飲み込みも非常に早い。
あらゆる面での潜在能力の高さから、兄である学からは「いずれは自分を超える存在になる」と評され、綾小路に対して「いずれお前にとって無視できない存在となる」と促している。実際に綾小路は、彼女の将来性に惹かれている様子を何度も見せている。
動向
入学当初から夏休みにかけてまで、綾小路以外とまともに喋っている描写はほとんどなく、彼以外のクラスメイトとは基本的に業務連絡程度にしか会話していない。
1巻では高度育成高等学校の実態を知り、堀北学に認めてもらうためにAクラスを目指すようになる。その為に須藤健を始めとしたテストの赤点組の学力強化を図り、勉強会を開くが彼らに必要以上の暴言を吐いた事で失敗に終わる。その後、綾小路から叱責されたことで、自分を見つめ直した彼女は譲歩することを覚え彼らに謝罪し、再度勉強会に励む。
結果的に須藤は赤点を取ってしまい、退学の処置を受けてしまうことになるが、綾小路と共に担任の茶柱からポイントでテストの点数を購入し、それを阻止している。
2巻では綾小路や一之瀬と協力し、龍園の策に嵌められた須藤を助けている。「須藤の暴行事件騒動を解決したのは堀北」だという噂が学園中に広まると、須藤からは恩義を通り越した好意を持たれ、暴行事件を起こさせた黒幕の龍園からも興味を持たれ始める。
3巻の無人島試験で、彼女は最初の壁に躓く事になる。
統率の取れないDクラス、自身の体調不良や失態、色々と悪化していく状況等から、初めて自分の実力不足や、仲間の大切さに気付いた。結果的には本気を出した綾小路の単独行動に救われ、Dクラスの圧勝という予想外の結果で終わり、彼の本当の実力を認めざるを得なくなる。
4巻の船上試験では、櫛田や平田と同じ竜グループに配属される。他クラスからは葛城や神崎、龍園等の各クラスの主力が集まり、スポーツで言うところの死のグループが出来上がる。櫛田が優待者となったことで、かなり有利に立ち回るものの、龍園にはとっくに見破られており、Cクラスの圧勝を許してしまう。
4.5巻では水筒の件で綾小路に借りを作ってしまい、そんな綾小路たちに連れられてプールに行くことになる。
ちなみにアニメ版では、池たちの盗撮を阻止するのが堀北になっているが、原作では元々軽井沢がその役割である。
5巻の体育祭では、櫛田の裏切りや龍園の術中に完全に嵌ってしまい、大敗を喫してしまうも、1巻のように再度綾小路に叱責されて立ち直る。体育祭で須藤と打ち解けてからは多少ではあるが態度は軟化しており、彼を更生・成長させるために色々なプランを考えている。
6巻のペーパーシャッフルでは、同じ中学である事を理由に自分を裏切った櫛田と正面対決する。この際に、自分の退学を条件にテストの点数で勝負することを彼女に持ちかける。6巻終盤で櫛田が先にペーパーシャッフルの問題を提出してしまうことが発生してしまうが、既にそれを予期していた堀北によって完璧に防がれる。綾小路抜きで、体育祭で辛酸を舐めさせられた龍園にカウンターを当てることに成功しており、彼女本来の実力の片鱗を見せた。
櫛田とは和解とまではいかなくとも、一時的に休戦する。彼女とは、当初から自分に向ける悪意に直感的に気づいており互いに嫌悪していた関係だったが、彼女の他人を味方につける力と自分を追い詰めた知略と覚悟を認め、櫛田から敵対宣言をされている状況にもかかわらず彼女に歩み寄りを見せようとしている。
7巻〜9巻にかけては活躍らしい活躍が皆無であり、アニメ終了後の時期という事もあってか、この頃に人気を伸ばし始めた軽井沢や一之瀬が台頭したことによって一気に空気化が進行していくことになる。
しかし、10巻のクラス内投票で覚醒。
最もDクラスで活躍したキャラクターと言っても過言ではない。綾小路や龍園との会話、そして兄に今自分が何をしたいかを問われ、正面から試験に挑む決断をする。
山内の裏切りをクラス全体で暴露し、綾小路や須藤、高円寺といった有能な生徒の退学を完璧に防ぎきり、他のクラスのリーダーと遜色ない影響力を発揮していく。
11巻では、山内の退学によって憔悴してしまった平田の代わりに名実ともにクラスのリーダーになる。山内の退学直後で、更に平田が居ないことで雰囲気最悪のDクラスをまとめることに苦心する。
坂柳との直接対決を控える綾小路からはチェスの切り札として育成され、学年末試験においては坂柳が手ほどきを受けた橋本に対して有利な盤面を作り上げる。
11.5巻では、兄の卒業を前に今までの自分ではダメだと酷く悩むことになり、ついにそのケジメとして断髪した。
学と最後の最後で和解する事が出来たが、その直後に彼が卒業してしまった事に泣いてしまう。そんな彼女を見たのはその場に居合わせた綾小路のみであり、ここまでずっと燻っていた彼女が間違いなくヒロインとして返り咲いた瞬間だった。
2年生編
立ち位置的には、もう一人の主人公である。最初の1巻は綾小路よりもセリフ数が多いという特別待遇を受けており、出番や台詞も1年生編同様に綾小路の次に多い。
1巻では新1年生との特別試験で思い通りにならない1年生たちのせいで、去年以上に苦労することになる。
宝泉たちの目的が、綾小路を退学させる事だということ知り、この頃から1年生やホワイトルーム絡みの問題に巻き込まれていくことになる。
2巻では、綾小路とのテスト勝負に負けたことで南雲雅の管理下にある生徒会に潜伏という形で入ることになる。
しかし、あくまでやるからには生徒会長を目指すと断言しており、これは学への依存ではなく、あくまで彼女の信念に基づく宣言である。
2巻終盤では高円寺と「高円寺が無人島サバイバルで1位を取った場合は卒業まで自由にさせる」ことを約束する。
3巻の無人島サバイバル前半戦では、堀北を一方的にライバル視している伊吹に宣戦布告をされている。
4巻の無人島サバイバル後半戦では、綾小路を通して、敵である龍園や坂柳と間接的に協力し、退学候補だった篠原の救済に動いている。
サバイバル最終日に正体不明の人物に、テントの前に綾小路を退学させることを示唆する手紙を置かれたことで、彼を助ける為にI2に行くことになる。
それを阻止しに堀北を襲撃しに来た天沢一夏と戦闘になり、ダウン寸前まで追い詰められるが敵である筈の伊吹に窮地を救われる。
一時的に伊吹と共闘する事を選んだ堀北は二人がかりで天沢を倒す事を決め、どちらかが倒されても離脱出来る様にグループを組み、最終的に天沢に見逃されて綾小路の元へと向かった。
4.5巻では、無人島サバイバル最終日に自分のテントの前に手紙を置いた人物の特定の為に動くことになる。またクルーズ船では1年生の石上と接点を持ち始める。
5巻では、満場一致特別試験に臨むことになる。
櫛田の裏切りは想定の範囲内だったが、タイムリミットが迫る事でかつてないほどの大ピンチに陥ってしまう。しかし綾小路が櫛田の裏切りをクラス全体に暴露したことで盤面はひっくり返るも、なんと堀北は、あれだけ裏切り続けていた櫛田を助けるという決断をする。
この試験は、綾小路や茶柱にも強い影響を残しており、後に彼らの成長を示唆する大きな分岐点にもなっている。
6巻では満場一致試験において、櫛田の代わりにとある人物(リンク先ネタバレ注意)が退学してしまった為、その友人である長谷部からは、その人物の退学の原因として綾小路と共に強い復讐心を向けられるようになる。一方で櫛田の元に尋ねた際には、綾小路に過去と素性を全てクラスに暴露された事で失うものが無くなった彼女に改めて歩み寄りを見せており、互いに素直じゃない様子を見せつつも一応の和解を果たしている。
7巻では、無人島の時にテントの前に手紙を置いた人物が八神かもしれないと考え、ついに綾小路を狙っていた1年生の正体へと辿り着いた。一方でクラスの不安要素だった櫛田の件や長谷部の件も解決した為、文化祭終了後には疲労が溜まって綾小路の前で居眠りした姿を見せている。
8巻の修学旅行では、1年生の頃から想われていた須藤からついに告白されるが「異性ではなく大切な友人として見ている」と入学当初の彼女の態度からは考えられない程に柔らかく彼の申し出を断っている。
9巻では、桐山の策略によって一之瀬が生徒会から抜けた事で南雲の跡を継いで生徒会長に就任した。その後、新メンバーとして櫛田を副会長に、七瀬を書記に加え新生徒会の発足に動いた。
10巻では放課後に綾小路と二人きりになる機会が多く、他愛ない会話で、なんとあの綾小路から笑顔を引き出した。生存と脱落の特別試験では、龍園と一之瀬が最初から組んでいた事もあって堀北クラスは三位というあまり振るわない結果に終わっている。
11巻の交流会では南雲と同じグループになり、無人島サバイバルの天沢への雪辱戦を果たすべく、伊吹と共に綾小路から格闘戦の手解きを受けている。2月下旬には綾小路から呼び出され、今後への心構えを聞かれている。
人間関係
実兄。幼少期から、ずっと憧れの存在であったが、自身への依存を恐れた彼からは突き放された態度を取られる事になる。それ以来は兄妹でありながらも友人以下のような希薄な関係へと悪化する。
最終的に堀北が彼への依存を断ち切って違う目標を見つけた事で和解し、関係は修復した。
隣人。当初はやる気のない人間だという印象を持っていたが、何度も助けられ、一緒にいる内に初めての友人で大切な仲間であると思うようになる。鈴音の中では兄と同じぐらい影響力の高い人物であり、彼のピンチには身を挺して駆け付ける等、1年生編よりも遥かに関係に変化が見られる。
クラスメイトにして同郷。一方的に因縁を付けられており何度も裏切られているが、彼女とは関係を修復し、協力していきたいと考えている。
クラスメイト。1年生の頃に何度も助けた事で一方的な好意を持たれている。堀北自身、恋愛をするようなタイプじゃないので、彼の気持ちには全く気付いていない。しかし、体育祭では大事な仲間の一人であると考え、ある程度は親しくしている。
クラスメイト。綾小路と同様に自分の思い通りにいかない生徒の一人で、度々彼の行動に悩まされている。
苦手なタイプの生徒の一人。須藤の暴力事件を解決に導いた事で興味を持たれている。また、早々に綾小路の隠れ蓑である事がバレており強く警戒している。
1年生の無人島試験以来、一方的にライバル視されている。運命の悪戯か、2年生の無人島試験でかつて敵対していた彼女と共闘する。それ以来はプライベートでも待ち合わせをして会話するなど、関係性が良い方向に転んでいる。
同じ生徒会のメンバー。1年生の頃は何かと彼女に世話になる事が多く、恩義を感じていたが、クラスポイントの差が縮まった事もあって同盟を解消する。
同じ生徒会の生徒会長。綾小路や学の影響もあるが、彼の前で一之瀬を差し置いて次期生徒会長になると宣言している。
同じ生徒会のメンバー。櫛田と同じ中学ということは、堀北も同じ中学のようだが‥‥?
最初に知り合ったのは4月で、試験のペアを組まないかと声をかけられる。その後、綾小路絡みで一悶着あり無人島サバイバルで妨害され戦う事になる。
余談
中の人である鬼頭明里氏は、2020年9月に放送されたしゃべくり007に出演した際には、彼女の代表作である「鬼滅の刃」の竈門禰豆子や「私に天使が舞い降りた!」の姫坂乃愛の名前と共に、堀北鈴音の名前も上がっており、実際に収録内のスタジオで彼女の台詞を演じている。
また、イラストレーターのトモセシュンサク曰く、当初は目が大きく可愛らしい巨乳キャラだったが、作者である衣笠彰梧の指示により目は狐目となり、胸も小さくなったという。また、シルエットだけで分かりやすくするために髪の毛は結ぶなどの特徴をつけているという。