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橘茜

たちばなあかね

衣笠省吾による小説『ようこそ実力至上主義の教室へ』の登場人物。
目次 [非表示]

CV:小原好美

概要

高度育成高等学校の3年Aクラスに所属している女子生徒。

生徒会の書記を務めていて、ボディーガードのように堀北学の隣に付き添っている。


詳しい能力については明かされていないが、生徒会に所属していることや学が隣に付き添わせていることからも、決して低いものではないことがうかがえる。


学のことは「会長」と呼んでいたが、生徒会長の任期を終えた後は「堀北くん」と呼んでいる。


本編での動向(ネタバレ注意)

2巻

須藤健にまつわる事件が審議される際に、審議の進行役として学と共に登場した。


4.5巻

とある理由から綾小路清隆葛城康平が生徒会室を訪れた際に、学と共に登場した。

生徒会長である学に対しても飄々と接する綾小路にノリツッコミを入れ、オーバーにリアクションを取る様子が描かれている。

その様子を見た綾小路は「かなり緩い感じ」「見ていて面白い」と評していた。


前述した態度から綾小路を敵視して毒を吐いていたが、学が綾小路を生徒会に勧誘したため肝を抜かれている。

その後は綾小路の頭の切れる言動を目の当たりにして、秘めた実力をほんのわずかに把握している。

ただし、学への不遜すぎる態度に対しての嫌悪感は変わらず示していた。


7.5巻

直接の登場はないが、櫛田桔梗と連絡先を交換していることが判明した。

堀北鈴音が兄の学に連絡しようとした際に連絡先を持っていなかったため、櫛田が橘から学の連絡先を聞き出して、鈴音に伝えている。


8巻

学と共に表紙を飾っている。


全学年が参加する特別試験「混合合宿」の最中に、隠れて泣いている姿を綾小路に目撃されて登場した。

綾小路からは「困っているなら(学に)相談するべきだ」と提案されたが、学にこれ以上負担をかけることはできないと考えて「自分が退学になるとしても相談はしない」ことを選択した。

しかし……。

(詳細は後述)


その際の綾小路との会話においては、Aクラスを導き孤独に戦い続けている学をいつも心配していたという内情を吐露している。

また、学を「普通の生徒だ」と貶める発言をわざと綾小路がした際には、無意識に声を上げて怒りを見せた。


10巻

綾小路が学に呼び出されて接触した際に、共に登場した。

生徒会の任期を終えた後も相変わらず学に付き添っている姿を見て、綾小路は「上下関係以外のものを感じさせる」と分析している。


8巻での出来事(詳細は後述)を引きずって当初は綾小路に対しても控えめな態度を取っていたが、今回の綾小路に対する接触は橘の提案だったことが学から明かされる。

悔しさを滲ませながら「認められている理由を知りたかった」「私には見えない力がある」と、その理由を説明した。


結局綾小路の秘めた実力を見抜くことはできなかったが、学が接触を許可したこと自体「橘の成長に繋がると判断したから」と綾小路は分析している。


11巻

綾小路が学と偶然出会った際に共に登場した。

綾小路の姿を見た瞬間に無言で一歩下がって、会話の邪魔をしない配慮を見せた。


その会話の最中に綾小路が「(学は)橘と付き合っているのか」と質問して、学がその質問を否定した際の橘の表情は複雑なものだった。

その様子を見て、綾小路は橘が学に好意のようなものを寄せていると確信している。


前述の質問を受けた学が綾小路に対して「鈴音と付き合わないのか」と返した際には、これまでの沈黙を破って「そういうのはフラグになる」と会話に割り込んでいる。

色恋沙汰に口を出したがる女の子らしい一面を見せた。


11.5巻

直接の登場はないが、残った特別試験も学と共に乗り越えてAクラスで高度育成高等学校を卒業した。


旅立つ前に学は個人の連絡先を綾小路に教えているが、同時に橘の個人の連絡先も教えている。

連絡先を教えてきたことから橘と学は卒業後も関係を持ち続けると綾小路は予想しているが、卒業後の進路を学がはぐらかしたため、橘の進路についても不明である。


8巻の出来事の詳細

8巻の内容の核心が含まれているため、ネタバレを許容できる方のみ閲覧を推奨。





























































2年Aクラスの南雲雅によって、特別試験「混合合宿」は橘茜を狙って退学させるための罠になっていた。

「混合合宿」ではグループの得点が平均点を下回ったとき、グループの責任者は退学になるが、低い得点に影響を与えたと考えられる生徒も道連れとして退学させることができるため、その道連れの対象が橘になるように南雲が仕組んでいたのである。


まず、南雲は特別試験の内容にある程度口出しできる生徒会の立場を利用して、橘をグループ内に孤立させて攻撃できるように内容を調整した。

次に、3年生のBクラスをAクラスと潰し合うように唆して、CクラスとDクラスは上位クラス同士の潰し合いに加担させ、責任者の道連れの対象がAクラスの橘になるように仕向けた。

また、グループ内のAクラスの生徒が橘だけになるようグループ決めにも裏から口を出している。


対する学も、Aクラスから退学者を出さないために「責任者にならないこと」を指示して、南雲との直接対決を受けることによって「正々堂々戦うこと」を取り決め、不用意に女子と関わらないことによって「隙を突かれないこと」と、3つの予防線を張った。


上記の予防線を張った学を、南雲は生徒会活動を通して築き上げてきた一定の信頼を利用して打ち破った。

信頼を「正々堂々戦うこと」という約束を破る形で放棄することによって、狡賢い勝負の土俵に学を落としたのである。

Aクラスは学のマンパワーに率いられてきた部分が大きく、橘が「私だけのためにこれ以上困らせることはできない」と考えることも南雲は見抜いていた。


全てを見抜いていた綾小路が「(橘を)悪者にした」「悪意のある嫌がらせをした」と表現していることと、実際に橘は孤立して涙を止められないほど追い詰められていたことから、南雲によって仕組まれたグループのメンバーによって、橘はいじめられていたのだと考えられる。


結果として、徹底した悪意から逃れることができずに、わざと平均点を下回ったグループの責任者であったBクラスの生徒に道連れにされて、橘は退学することになってしまった。


ただし、学が大量のクラスポイントとプライベートポイントを使用する判断をして、橘の退学を防いでいる。

他のAクラスのメンバーも橘の退学を防ぐことが学の判断であるなら全く構わないという姿勢を見せていた。

また、橘を道連れにするために退学となったBクラスの生徒も、同じようにポイントを使用して退学は免れている。

これも南雲とBクラスの取引のうえの出来事である。


ちなみに南雲が橘を狙った理由については「学を退学させると勝負の相手が消えて退屈になるため、ずっと付き添ってきた橘が退学することを知った学の見せる表情を見ることにした」という旨の発言がある。


余談

2巻で登場した際に、綾小路は橘を「ショートカットの女性」と語っているが、実際のキャラデザインはショートカットと言うには長い髪の長さである。


1年生編において橘が直接登場したシーンは6回あるが、そのうち5回も学と共に登場している。

学は遥かに多い回数登場しているうえ、綾小路との詳しい事情も恐らく話していないため、毎回置き去りにされているであろう彼女の心境は穏やかではないと考えられる。


学が橘を置き去りにしないように配慮して綾小路と接触していることも考えられるが。


関連タグ

ようこそ実力至上主義の教室へ

堀北学

綾小路清隆

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