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「影が薄いので…私が一人であることにも気づかないんじゃないかと。日常茶飯事なので、特に気にしていませんが」


プロフィール編集

学籍番号S01T004789
誕生日12月29日(山羊座)
所属1年Aクラス→2年Aクラス
学力
身体能力
機転思考力
社会貢献性
総合
一人称「私」
CV

概要編集

高度育成高等学校に在籍する1年Aクラスの坂柳派の女子生徒。


学力は高いが、クラス内でも極度に影の薄い女子生徒だが、坂柳有栖からはクラスで唯一頼りになる生徒と呼ばれるなど、初期から存在は示唆されていた。


人物編集

Aクラスに配属されるだけあって、学力の高い優等生だが、内向的で自虐的な性格。口数が少なく、自身の存在を主張したりすることもないため、存在感がほぼ皆無であり、人との関わり合いも希薄である。そのせいか、他人から視覚的・聴覚的に認識されることが極端に困難となっている。多数の人間が集まる場も得意ではなく、人知れず自動販売機の影に隠れることを好む。


これまでは仲の良い友人もおらず、孤独に生きてきたが、高育に入学してからは自身の価値を初めて認めてくれた坂柳に心酔する。以降は、坂柳の隠し玉として下述の諜報活動に従事することになり、神室真澄ら側近達にもその存在を秘匿していたほど。


後に綾小路清隆は、「クラスの光が坂柳であるならば、山村は影」と評されている。


実力編集

身体能力は平均以下だが、高い学力を持つ。


しかし、彼女の真価は、その存在感の希薄さを生かした尾行であり、坂柳の命を受けて日夜、他クラスの諜報活動・自クラスの内偵に従事している。いわゆる「地獄耳」。その尾行能力は、人並外れた感覚を持つ綾小路だからこそ気付けたレベルに達している。


動向編集

1年次から、坂柳が密かに連絡を取るなど、その存在は示唆されていた。


2年生編(ネタバレ注意)編集

本格的な登場は、8巻の修学旅行からで綾小路と同じグループに配属される。普段から人間観察を怠らない綾小路の興味を引くことになり、修学旅行中でも同じグループの龍園翔を探っている様子から、Aクラスの諜報活動の中心人物だと推測を立てる。当初の自分とよく似た影の薄い生徒ということで、綾小路は山村との対話を続け、山村も自身と似た綾小路には少し心を開くようになる。

また2日目には山村が他校の生徒に絡まれるトラブルが発生、犬猿の仲である龍園と鬼頭隼が一時的に共闘するきっかけも作った。


9.5巻の冬休み中も龍園の監視を続けていたが、Aクラスの監視役を炙り出そうとしていた龍園は綾小路の人並外れた感覚を利用して、監視役(坂柳の隠し玉)が山村と突き止める。山村の存在を露見させてしまったことを詫びる綾小路に対して、山村も坂柳に龍園に存在がバレたことを隠さず報告する。

Yamamura Miki | 山村 美紀 | 4K


そして10巻の生存と脱落の特別試験では、坂柳の側近の退学を画策する龍園によって狙われることになり、神室らと共に脱落してしまう。内通者によって坂柳クラスは最下位となり、脱落者の中から退学者を選ぶことになり、足元を掬われて動揺していた坂柳はくじ引きで選抜することを提案、最後まで残ったのは神室と山村の二人であり、ハズレくじを引いた神室の退学が決定した。この一連の流れは、山村の坂柳への不信感を芽生えらせる出来事となる。

2年生編10巻好きなシーンKamuro Masumi, Yamamura Miki


11巻では、綾小路、橋本、山村、森下藍の4人でコンビニで買い物をしていた時に鬼龍院楓花と会ったことがきっかけで、交流合宿で鬼龍院によって4人は同じグループに配属される(旧知のメンバーの方が綾小路もやりやすいであろうという鬼龍院の配慮)。どこか心あらずの山村の様子を見た綾小路は、相談に乗る旨を伝えて山村は、先の生存と脱落の特別試験の顛末を語り始める。最後のくじ引きで引くことを躊躇した山村に対して坂柳は放棄と見なして山村を退学させようとしたことが、神室と山村を天秤にかけて最側近であった神室を残したかったから、ではないかと坂柳への不信感を吐露する。その後、先の試験に囚われたままの坂柳と山村を救うために綾小路のセッティングで坂柳と対話する機会が用意され、坂柳と対話を経て、友人となった。


人間関係編集

坂柳有栖

自クラスのリーダーで、自身の価値を初めて認めてくれたことで心酔する。そのため、坂柳の命には絶対服従で、後に橋本を監視するために男子トイレにも潜入させていたことも判明している。生存と脱落の特別試験では両者の関係が微妙なものとなったが、綾小路の配慮によって和解、真の友人となった。


綾小路清隆

警戒する他クラスの生徒。元々、影の薄いキャラ同士ということで話しやすいのか、相談に乗ってもらう内に心を開く。綾小路の方も学年で屈指の情報通ということで山村の情報を頼りにすることも。


森下藍

クラスメイト。当初は親しくもなかったが、2年次の交流合宿あたりからまとわりつわれるようになり、結果的に二人で行動することが増えている。

変わり者で押しの強い森下と陰気・自虐的な山村と正反対の性格だが、妙に気の合った掛け合いを見せる。


神室真澄

クラスメイト。坂柳の最側近として表と裏のような存在だが、神室は山村の役割を知らされておらず、生存と脱落の特別試験で龍園から知らされることになった際には、若干の不満の気配を見せた。そしてこの特別試験で二人の明暗が分かれることになった。


龍園翔

警戒する他クラスの生徒。坂柳の命令を受け監視していたが、正体が露見。その後の生存と脱落の特別試験では、狙われることになった。


概要編集

関連タグ編集

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坂柳有栖 神室真澄 橋本正義 鬼頭隼


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